神奈川県の人口は924万人で、うち保育所等保育士数は22703人です。25歳~44歳の女性就業率は67.6%(全国平均74.5)、保育所等利用率は93.1%(全国平均%92.8%)で、保育ニーズは平均的と言えるでしょう。ただし、令和3年時点の神奈川県の待機児童数は265人で、同年に新規開設見込みの施設数は216箇所あり、今後も就業先の選択肢は広がっていくと考えられます。
神奈川県では、保育士支援制度として、様々な制度で保育士さんの支援をおこなっています。
【保育士修学資金貸付】
指定保育士養成施設に在学し、保育士資格の取得を目指す学生の方に、2年間分の学費等を貸付けます。卒業後、保育士登録し県内保育所等に5年間保育士として勤務することにより、貸付金の返還が免除になります。
【未就学児をもつ保育士に対する保育料の一部貸付】
未就学児をもつ潜在保育士の方が、保育士として保育所への勤務を希望する場合、その保育料の一部について貸付けを行います。
【就職準備金貸付】
かながわ保育士・保育所支援センターの支援を受けて保育所等への再就職が決まった方に対して、就職に必要な費用の貸付けを行います。
【保育補助者雇上費貸付】
保育士の雇用管理改善や労働環境改善に積極的に取り組んでいる保育事業者に対し、保育士資格を持たない保育補助者の雇上げに必要な費用の貸付けを行います。
※貸付については(福)神奈川県社会福祉協議会が実施しています。貸付に関する相談や申請方法等は、以下に記載の同会連絡先にお問い合わせください。
社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会
福祉人材センター
電話:045-312-4816
【保育士就職支援セミナー・就職相談会】
・保育のしごとフェア
かながわ保育士・保育所支援センターによる就職セミナー・就職相談会
・保育のしごとを知るセミナー&役立つ工作
・出張相談会
かながわ保育士・保育所支援センターが相談ブースを出展する、県内各地の保育士就職相談会
※詳細や要件などについては、神奈川県にお問い合わせください
神奈川県の1月28日時点の求人掲載数は2959件です。令和4年の求人倍率は1.53倍で、全国平均の1.98倍よりも低く、仕事選びの難易度はやや高めと言えます。
※求人倍率とは…求職者1名あたりの有効求人数。数値が高いほど仕事を選びやすく、数値が低いほどライバルが多いということになります。ただし、求人倍率は時期によっても大きく変動しますので、現在どんな条件の求人が出ているのか、下記をご参照ください!
施設形態 | 求人件数 |
---|---|
認可保育園 | 1361 |
認可外保育園 | 235 |
認定こども園 | 100 |
幼稚園 | 167 |
児童発達支援 | 325 |
放課後等デイサービス | 665 |
障がい者支援 | 11 |
病院内・医療施設内 | 6 |
保育関連施設 | 23 |
企業 | 0 |