保育補助は、保育士をサポートする仕事で、子どもたちと関わったりや環境整備などを担います。保育士の資格なしで保育園で働きたいなら、保育補助として働くことを考えてもいいかもしれません。まずはこの記事で、保育補助の仕事内容について知ることから始めましょう。
目次
保育補助とは?
保育補助は、保育士をサポートして、子どもたちと関わり、保育室の環境整備などを行う仕事や職業のことです。
認可保育園で働く場合には、国家資格を持った保育士のように、クラスの担任を持ったり、保護者対応をしたり、保育計画や行事・イベントなどの企画立案に携わったりすることは少ないでしょう。
保育補助のくわしい仕事の内容については、「保育補助のお仕事内容」で紹介します。
無資格でも保育園で働けるの?

保育補助としてなら、無資格でも保育園で働ける場合があります。
保育補助が行うのは、国家資格を持った保育士の補助的な業務がメインとなるので、保育園の仕事を経験しながら保育士のお仕事を見て学べることもできますね。
保育補助で働く場合でも、子どもに関わる仕事やボランティアの経験、自身の子育て経験などは、面接などでのアピールポイントとなりますよ。
保育補助として働きやすい保育園の特徴
無資格でも保育補助として働きやすいのは、以下のような場合です。
- 規模の大きな保育園
- 配置基準を満たしている認可保育園
- 認可外保育園
ここからは、それぞれのケースについて、1つずつ解説していきます。
規模の大きな保育園
規模が大きいというのは、定員が数百人いる園や、お庭や敷地が広い保育園です。
このような保育園では、そもそも働いている人の数が多く中には仕事が細かく分けられた、分業体制を取っている場合もあります。
多くの人手を必要としていることが想定でき、保育補助を雇用するケースが考えられます。
配置基準を満たしている認可保育園
認可保育園では、保育士の配置基準が行政で定められています。
この基準を満たしたうえで、なお人手がほしい認可保育園では、保育補助を求める可能性があるでしょう。
認可外保育園
認可外保育園とは、国や自治体の認可を受けずに運営される保育園です。(認可外保育園として行政に申請している園もあり)
認可外保育園での保育従事者の配置基準は、前述した認可保育園と変わりません。
しかし、保育士資格があるのは、従事者のうち3分の1の割合でいいため、認可外保育園では、保育士と同じくらい保育補助を必要とすることが想定されます。
保育補助のお仕事内容

前述した通り、保育補助は、保育士をサポートする業務を行います。
仕事内容は大きく分けて、以下3つあります。
- 子どもたちの関わり
- 環境整備
子どもたちの関わり
保育補助のお仕事には、その施設に通う子どもたちと、直接関わる仕事があります。
おむつ替えやトイレ、着替えや食事の介助、室内遊びや外遊び、お昼寝中の見守り、散歩の付き添いなど、さまざまな仕事を担います。
環境整備
園内の清掃や消毒、衣類の洗濯といった環境整備も大切なお仕事です。
保育園ではこれらの環境整備の仕事を、保育補助が日々のメイン業務として担うことが多いようです。
ほかにも、食事やおやつの準備、寝具や遊具、おもちゃなど、あらゆる道具の準備や片付けといった作業を、ルーティンワークとして行う場合があります。
行事やイベントの際には、保育士と一緒に準備や運営、片付けを手伝います。
保育補助に向いている人
保育補助として働くのに向いているのは、以下のような人です。
- 子どもが好きな人
- サポート業務が得意な人
- パートとして働きたい人
子どもが好きな人
保育補助の仕事は「保育補助のお仕事内容」で紹介した通りです。
保育補助は、子どもと関わる時間も多いので、愛情をもって接することができる、子ども好きな方に向いているといえるでしょう。
とはいえ、保育園によっては、日々の園内の清掃や衣類の洗濯、食事の準備や配膳、寝具や遊具の準備や片付けといった、環境整備をメイン業務とする可能性もあります。
保育園はたくさんの子どもが通い、長い時間を過ごす場所です。子どもが好きな人の方が、雇用側としても安心できるでしょう。
サポート業務が得意な人
保育補助の仕事の中には、保育士のサポートをする場面も多くあります。
そのため、人の話をよく聞いて連携しながら動ける人の方が求められます。
周囲の職員と連携をしながら、サポートのお仕事をしっかり行える方が向いているといえるでしょう。
パートとして働きたい人
保育補助として働く方の中で、パートやアルバイトなどの非常勤として働いている方もいるでしょう。
主活動だけの時間など、ピンポイントの時間で人手が必要な保育園にとっては、主婦・主夫や、副業をしている方などが短い時間でパートとして働くのに適しているといえます。
また、保育士の資格を持っている人でも、正社員としてフルタイムで働くほどの時間がない人が、保育補助として働くというケースも想定されます。
保育補助に向いていない人
反対に、保育補助に向いていないのは、以下のような人です。
- 報連相ができない人
- 正社員で働きたい人
報連相ができない人
保育補助として周囲の職員と一緒に働く際に「報連相」は欠かせません。
どんな仕事をする場合も、何かあれば報告や連絡、相談をする必要があります。
誤った判断をしてしまった時に、自分一人ではなく周りの保育士にも迷惑がかかることも想定されます。
反対に、報連相がきっちりできる保育補助は、重宝されるでしょう。
正社員で働きたい人
無資格で働く保育補助の場合、パートやアルバイトの方が多いようです。
保育補助として、正社員で働きたい場合は仕事を見つけるのは大変でしょう。
どうしても保育園で働きたいのであれば、保育士の資格取得を目指しましょう。
あるいは、地方自治体が行う限定保育士の資格を取ることで、保育士として働くことができる自治体もあります。
無資格でも働ける求人の探し方
無資格で保育園での仕事を探すには、どのような方法があるのでしょうか。
求人を探すには、一般的に、以下のような方法があります。
- ハローワーク
- 求人サイト
- 転職エージェント
特定の地域で働きたいなら、まずはハローワークの利用がおすすめです。地域に根付いているハローワークであれば、さまざまな可能性を提示してくれるでしょう。
求人サイトや転職サイトでも、「保育補助+エリア名」で検索すると、資格不問の求人が見つけられます。
ただ、「自分にあった求人を探したい」「そもそも働ける職場はあるの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そのような場合、転職エージェントへの相談が最もおすすめです。
転職エージェントなら、自分の希望に合った転職先を紹介してくれるほか、業界や分野に関する情報提供や、非公開求人の紹介が受けられることもあり、効率的な転職活動が可能です。
転職エージェントの1つ、保育士人材バンクでは、履歴書の添削や面接対策といった、手厚いサポートも受けられます。
資格なしで、保育補助として働くことに、迷いや不安があるのなら、活用してみてはいかがでしょうか。
無資格で働く保育補助のまとめ

保育補助は、保育士をサポートしながら子どもたちと関わり、それにまつわる環境整備などを行います。
保育補助としてであれば、無資格でも保育園で働ける可能性はあります。
無資格で保育補助として働くことを考えているのなら、履歴書の添削や面接対策といった、手厚いサポートを受けられる、保育士人材バンクの活用をおすすめします。