保育士試験を受験した皆さま、本当にお疲れ様でした。

今回は2026年4月前期に開催された保育士試験の解説について「この問題、どこが違うの?」「どうやって解けば良かったの?」など、12問の問題をピックアップしましたので独自の見解に基づき解説をしていきます。

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保育の心理学 問9

問題

次のうち、自己意識と感情の発達に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。

1. 生後3か月頃から、自分の手を目の前にかざし、その手を真剣に見つめるというハンドリガードがみられるようになり、自分の身体への気づきをもたらす。
2. 喜び、怒り、悲しみ、恐れ、驚きなどの一次的感情は、生後3〜4か月頃までには出揃う。
3. 2歳頃には、鏡に映っている自分の姿を自分だと認識できるようになり、客観的に自分を認識できるようになったことの現れといえる。
4. 2、3歳頃には、自分の欲求や周囲の期待と比較して、自己評価ができるようになり、目標が達成できない場合に苛立ちや当惑が生じることもある。
5. 幼児期後期には、自分と他者を比較する社会的比較によって、自己について肯定的な側面だけでなく否定的な側面の評価も可能になる。

解説・考え方

1. 〇 当該時期からハンド(手)リガード(じっと見る)が見られ、動事象が起こります。
2. ✕ ルイスの理論では、生後6ヶ月頃までに喜び、怒り、悲しみ、恐れ、驚きなどの一時的感情が出揃うと言われています。
3. 〇 こちらも、ルイスの実験結果になります。
4. 〇 この時期は、なんでも自分でやってみたいという欲求が芽生える反面、自分で目標が達成できない場合には、苛立ちを感じます。これが、いわゆる「イヤイヤ期」の大きな要因になります。
5. ✕ 自分と他者を比較する社会的比較で、否定的な側面の評価というのは、エリクソンによる学童期の心理社会的危機「劣等感」につながります。よって、幼児期後期ではなく、学童期と考えられます。

保育の心理学 問 16

問題

次のうち、子どもの心の健康に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とし
た場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A 生後6〜8か月頃の子どもが養育者と一時的に離れる際に、泣いたり、後追いやしがみつきをみせたりすることを分離不安症という。
B 子どもの心身症とは、子どもの身体症状を示す病態のうち、その発症や経過に心理社会的因子が関与するものをさす。
C 自分の意思とは関係なく、突然、繰り返し体の一部が動いたり声が出たりする状態をチックという。チックには、連発型、伸発型、難発型がある。
D 反応性アタッチメント障害の特徴として、初対面の人にも過度に甘えるなど、誰にでも構わず馴れ馴れしい行動をとる様子がみられる。

解説と考え方

A.  ✕ 問題の記述は、正常な発達の過程である「分離不安」に当たる可能性があります。「分離不安症」とは、年齢に不相応な強い不安が長期間続く、治療が必要な症状です。
B.  〇 心理社会的因子には、虐待や不適切な養育などがあります。
C.  ✕ 連発型、伸発型、難発型があるのは、吃音になります。
D.  ✕ 他者に対して過度に馴れ馴れしい行動を取るのは、脱抑制型対人交流症の特徴です。反応性アタッチメント症は、他者を恐れ、過度に警戒する行動が見られます。

【保育の心理学】ポイント

保育士試験の1科目目の「保育の心理学」、初めて受験された方は、緊張の中ページをめくったことでしょう。
この心理学の試験を乗り越えるキーワードは人物です。
「苦手です」という言葉をよく耳にしますが、毎回8問くらいは、この人物に関する問題です。
どの心理学者が、どんなことを考え実験や発見をしたか、その内容の理解が大切になります。

次に重要になるのは、聞いたこともない漢字やカタカナの言葉たち、この言葉の意味を正確に知ることで、問題はすんなり解けていきます。

もし「保育の心理学」を再受験しなければならない場合、どこを間違えたか、単なるミスなのか、理解が足りなかったのか、全然勉強していない分野だったのかなど、次回に向けて振り返り分析し、これからどこを勉強したらいいのかを明確にしてみてください。
そうすることで、効率よく勉強することができるでしょう。

保育原理 問8

問題

次のうち、「保育所保育指針」第2章「保育の内容」3「3歳以上児の保育に関するねらい及
び内容」エ「言葉」の一部として、正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A したり、見たり、聞いたり、感じたり、考えたりなどしたことを言葉で正しく表現する。
B 生活の中で必要な言葉が分かり、使う。
C 保育士等や友達の言葉や話に興味や関心をもち、親しみをもって聞いたり、話したりする。
D 絵本や物語などに親しみ、興味をもって聞き、想像をする楽しさを味わう。
E 思ったことや考えたことを伝えるために、文字を書けるようになる。

解説と考え方

A. ✕ 『保育所保育指針の一部として』と、問にある場合は、その内容が同じである必要があります。よって、この文章は「言葉で正しく表現する。」ではなく「自分なりに言葉で表現する。」が正しい状況です。
B. 〇 記載の通りです。
C. 〇 記載の通りです。
D. 〇 記載の通りです。
E. ✕ 「文字を書けるようになる」のも、学童期に入ってからになります。

【保育原理】ポイント

保育原理は、保育をするにあたって大切なバイブルである保育所保育指針からの出題が13問ありました。保育所保育指針をきちんと読んでいれば、解ける問題が多い傾向です。

「全部読み込むことが難しい」「読んでも覚えられなし」という場合「過去問を解きながら、覚えていく」というのが、最も効率よく確実に覚えられる方法でしょう。
その他は、保育や教育の礎を作った歴史的人物を覚えること。歴史的人物は教育原理でも出題されますので、1回の勉強で2科目勉強できるお得な分野です。

子ども家庭福祉 問13

問題

次のうち、意見表明等支援員に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とし
た場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A 弁護士もしくは社会福祉士の資格を所持する者であれば、意見表明等支援員のための研修を受けずに意見表明等支援員として活動できる。
B 意見表明等支援員は、子どもが納得のいくまで面談をする等、十分に時間をかけて話を傾聴し、意見をまとめる手助けをする。
C 意見表明等支援員は、社会的養護に関わる子どもが施設入所の措置の決定の際のみ、意見・意向の聴取をする。
D 意見表明等支援員には、守秘義務が課せられているが、児童虐待が疑われる場合等には市町村や児童相談所に対して通告しなければならない。

解説と考え方

A.  ✕ 弁護士もしくは社会福祉士の資格を有する者であっても、都道府県等が適当と認める研修を修了する必要があります。
B.  〇 記載の通りです。こども家庭庁作成の意見表明等支援員の養成のためのガイドラインに記載されています。
C.  ✕ 意見表明等支援員は、一時保護所での生活や、施設や里親家庭での日常の場面において、生活における悩みや不満、措置の内容に関する意見等について意見表明等支援を行います。
D.  〇 記載の通りです。

子ども家庭福祉 問14

問題

次のうち、「こどもの居場所づくりに関する指針」(令和5年 12 月 22 日 こども家庭庁)に関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。

1. こどもの居場所づくりの対象となるこどもの年齢の範囲は、学童期・思春期である、とされている。
2. こども・若者が過ごす場所、時間、人との関係性全てが、こども・若者にとっての居場所になり得るが、オンライン空間についてはこども・若者の居場所とはならない、とされている。
3. 居場所に行くかどうか、どう過ごすか、その場をどのようにしていきたいかなど、こども・若者が自ら決め、行動する姿勢など、こども・若者の主体性を大切にすることが求められている。
4. こどもにとって、学校は学習機会の場であって居場所にはならない、とされている。
5. こども・若者の居場所における対象者へのアプローチとして、ターゲット/ハイリスクアプローチは、こども・若者同士や幅広い地域住民間の交流、つながりを提供するという機能を果たしている、とされている。

解説と考え方

1. ✕ こども基本法において「こども」とは、「心身の発達の過程にある者」とされているように、対象となる年齢の範囲は定められておらず、学童期・思春期のみならず、大学生や20代の若者の居場所を含めた概念になります。
2. ✕ SNSやオンラインゲームなどの活動、ショッピングモールなども、子ども・若者によっては貴重な居場所となっていることもあります。
3. 〇 記載の通りです。
4. ✕ 学校は、多くのこどもにとっての貴重な居場所となっており…と記載されています。
5. ✕ こども・若者同士や幅広い地域住民間の交流、つながりを提供するという機能は、ユニバーサル/ポピュレーションアプローチと呼ばれ、ターゲット/ハイリスクアプローチは、主として個別のニーズに対応したきめ細かな支援の提供となります。

【家庭福祉】ポイント

子ども家庭福祉の問題は、近年、少しづつ難しくなっている印象です。
ただ、令和8年前期の問題は、難しい問題もありましたが見たことや聞いたことがない
問題は少なかった印象でした。

条約と法律の問題が6問、法改正になって新しくできた制度等が5問あり、その他は、よく出題される人物や児童相談所などの福祉施設の問題でした。

今後の対策としては、法改正で新しくできた任用資格や事業、制度を深ぼりして覚えていくことがポイントです。  

社会福祉 問6

問題

次の任用資格名と配置される児童福祉施設の組み合わせとして、適切なものを○、不適切なも
のを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  〈任用資格名〉 ― 〈児童福祉施設〉
A 児童心理司 ― 児童心理治療施設
B 児童の遊びを指導する者(児童厚生員) ― 児童遊園
C 児童生活支援員 ― 児童養護施設
D 少年を指導する職員(少年指導員) ― 児童自立支援施設

解説と考え方

A. ✕ 児童心理治療施設には、心理療法担当職員をおかなければならないとなっており、心理療法担当職員は、児童心理司でなければならないとは記載されておらず、もちろん児童心理司でも良い形ですが、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準には記載されていないので、不適切を選択としました。(こちらは、悩む問題でしたね。)
B.  〇 児童遊園も児童厚生施設ですので、児童の遊びを指導する者をおかなければならないとされています。
C.  ✕ 児童生活支援員は、児童自立支援施設におかなければならない職員です。
D.  ✕ 少年を指導する職員は、母子生活支援施設におかなければならない職員です。
(少年を指導する職員は何度も出題されていますので、要チェックです。)

【社会福祉】ポイント

今年の教育原理の出題傾向は、例年と変わらない様子でした。
日本国憲法の法律問題・教育歴史の人物問題が4問で、幼稚園の問題も繰り返し出題されていましたね。
教育基本法や学校教育法などの教育に関する法律、人物を覚えることが合格へのキーポイントになります。

教育原理 問6

問題

次のうち、「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLO プラン)」(令和5年3月 文部科学省)の一部として、正しいものを3つ選びなさい。

1. 学びの場として、学校が唯一の場であることから、学校へ戻れるように指導を行います。
2. 希望すれば、1人1台端末を活用して、自宅をはじめとする多様な場を在籍校とつなぎ、オンライン指導を受けられるようにします。評価に関しては、登校し、学校内で受験したテストの結果のみが成績に反映されるようにします。
3. 子供たちの心身の状態の変化への気付きや相談支援のきっかけづくりを増やすため、毎日の健康観察に ICT を活用します。
4. 学校評価の仕組みを活用して、児童生徒の授業への満足度や教職員への信頼感、学校生活への安心感等の学校の風土や雰囲気を把握し、学校運営を改善します。
5. 障害のある子供と障害のない子供が可能な限り共に充実した時間を過ごすための条件整備と併せて、一人一人の教育的ニーズに応じた学びの場を整備するとともに、障害のある子供を担任だけでなく学校全体で支えられるようにします。

解説と考え方

1. ✕ 学校に戻りたいと思った時に、本人や保護者の希望や状況に応じて、クラスを変えたり、転校したりすることについて、丁寧な相談が行われるようにします。
2. ✕ 自宅をはじめとする多様な場を在籍校とつなぎ、オンライン指導やテスト等も受けられ、その結果が成績に反映されるようにします。
3. 〇 記載の通りです。
4. 〇 記載の通りです。
5. 〇 記載の通りです。

教育原理 問8

問題

次の【Ⅰ群】の文と、【Ⅱ群】の語句を結びつけた場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

【Ⅰ群】
A 教育における文化的遺産の伝達を重視し、その中から選択・組織された知識や技術を体系化し編成されている。
B 教師は、子どもの興味の所在を探り、それに応じて子どもたちが主体的に学習するにふさわしい内容を選択できるように、しかも社会的に意味あるものに組織する。
C 子どもの自発的な学習・活動を尊重し、子どもの興味・関心あるいは生活経験に基づいて編成される。

【Ⅱ群】
ア 教科カリキュラム
イ 経験カリキュラム

解説と考え方

教科カリキュラムとは、教科中心の一般的なカリキュラム(伝統的なカリキュラム)であり、Aの「知識や技術を体系化して編成されている」という文言が当てはまる考え方です。

経験カリキュラムとは、学習者の体験を重視し、経験による発達を促す教育内容によって、編成されるカリキュラムで、Bの「子どもたちが主体的に学習する」Cの「子どもの自発的な学習・活動を尊重し」などの文言が当てはまる考え方です。

【教育原理】ポイント

教育原理の出題傾向は、例年と変わらない印象でした。
日本国憲法の法律問題・教育の歴史に関する人物の問題が4問で、幼稚園の問題も繰り返し出題されている状況です。

教育基本法や学校教育法などの教育に関する法律、人物を覚えることが合格へのキーポイントになります。

社会的養護 問9

問題

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
G乳児院で生活するF君(2歳、男児)は、入院してから半年間、シングルマザーである母親との交流を重ねてきたが、母親の持病の回復が見込まれないことから、当面の間は家庭復帰が困難となった。F君を担当する児童相談所の児童福祉司や、G乳児院の保育士、家庭支援専門相談員でケース会議を開き、養育里親への委託を検討することになった。
その後、家庭支援専門相談員が母親との面談の際に、F君の里親委託の意向について尋ねると「里親にFを取られてしまうのではないか」、「Fが里親になついてしまうのではないか」といった不安な気持ちを漏らした。
【設問】
次のうち、F君の母親に対して、家庭支援専門相談員が行う説明として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 養育里親について説明し、親子関係が途切れるわけではないことを説明する。
B 里親による家庭環境がF君の健全な心身の発達や成長を促すものであることを説明する。
C 養育里親に委託された場合、母親とF君の面会については、F君の生活が落ち着く目安の半年程は原則不可になることを伝える。
D 養育里親に委託するかについては、母親が決定できることを伝える。

解説と考え方

A.  〇 記載の通りです。
B.  〇 記載の通りです。
C.  ✕ 面会が不可になることはありません。
D.  ✕ 母親は決定することができません。児童相談所の所長が決定する形です。

【社会的養護】ポイント

社会的養護も、比較的例年と同じような問題が出題されていた印象です。
社会的養護では、施設やファミリーホーム、里親の問題が出題されており、今回もこの分野をしっかり勉強していることが重要でした。
また、施設職員の問題等は、子ども家庭福祉の内容と重なっているので、この2科目は同時に勉強されると効率が良いでしょう。

子どもの保健 問6

問題

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
Mちゃんは保育所に在籍する生後2歳1か月の女児である。Mちゃんは、身長は 49.0 cm、体重2,510 g で、妊娠 38 週で出生した。特に合併症もなく発育し、現在は身長 75 cm、体重 8.5 kg である。運動発達面では、つかまり立ちはできるが、ひとり歩きすることはできていない。言語発達面では意味のある発語は3〜4語で、指差しはできているが、保護者が声をかけても振り向かないことがある。
【設問】
次のうち、子どもの所見や、保育所の対応として、不適切なものを1つ選びなさい。
1. 低出生体重児である。
2. 身長が正常の目安より低いため、保育所の定期的な測定で低い値が続くようなら、保護者に受診を勧める。
3. 運動機能の発達の遅れが疑われる。
4. 意味のある言葉が3〜4語でも、こちらの言うことを理解し、指差しができていて、大人の真似をよくするようであれば、言葉がけを工夫するなどして保育する。
5. 声をかけても振り向かないことがある時には、聴力の問題がないか、コミュニケーションの問題がないかを観察する。

解説と考え方

1. ✕ 低出体重児を2,500g未満とした際の考え方です。
2. 〇 記載の通りです。
3. 〇 記載の通りです。
4. 〇 記載の通りです。
5. 〇 記載のとおりです。

【子どもの保健】ポイント

今回の子どもの保健は、例年と少し傾向が違い、難しく感じた方が多かったかもしれません。

実際の保育で必要な知識を問う問題になっており、保育所における感染症対策や緊急対応・安全対策など、試験のみならず実務でも役立つ問題が目立った印象です。

もし、後期試験に再チャレンジする方がいらしたら、衛生対策なども含めて勉強することがおすすめです。

子どもの食と栄養 問18

問題

次のうち、咀しゃく・嚥下が困難な子どもの食事に関する記述として、適切なものを○、不
適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。

A 咀しゃく機能の状態によって、ソフト食やきざみ食にするなどの配慮が必要である。
B パサパサしているものは飲み込みにくい。
C 水分はさらさらしていて、飲み込みやすい。
D 嚥下しやすくするために、とろみ調整食品を使用することがある。

解説と考え方

A.  〇 記載の通りです。
B.  〇 記載の通りです。
C.  ✕ 水分は流れるスピードが速いため、嚥下動作が追い付かないことがあります。
D.  〇 記載の通りです。

【子どもの食と栄養】ポイント

子どもの食と栄養は、例年と変わらない出題傾向と感じました。
ビタミン・ミネラルなどの栄養素の問題、乳児用調整粉乳、離乳食、食に関するガイドや指針をチェックしておくと解くことが出来ました。
今後の勉強法としては、過去問を中心に勉強することがよいと思います。
そして、後期以降の試験に向けて勉強される方は、第5次食育推進基本計画なども要チェックになります。

保育実習理論 問19

問題

問 19 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
児童養護施設で実習中のSさん(21 歳、男性)とTさん(22 歳、女性)は、休憩時間に情報交換をしていた。
Sさん:実習が始まってから1週間経ったけど、子どもとコミュニケーションをとることだけではなく、家事に関する業務がこんなに多いとは思わなかったよ。
Tさん:そうだね。食事の支度や掃除など、職員は忙しそうだね。
Sさん:その他にも、衣類の整理もあるね。
Tさん:Sさんは、児童養護施設における衣食住に関する支援について考えたことある?
Sさん:実習の目標は、子どもとの関わりを中心に立案したから考えていなかったよ。
そこで、Sさんは、児童養護施設で行う衣食住に関する支援について考察することにした。
【設問】
次のうち、「児童養護施設運営ハンドブック」(平成 26 年 厚生労働省)に照らし、衣食住に関する記述として、適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
A 中高生の居室は、プライバシーや自主性の尊重のため、乱雑でも、声かけをせずにそのままにしておく。
B 衣類の購入に関しては、限られた予算であるため、一括購入が推奨されている。
C 子どもの発達段階に応じて、買い物等を手伝って材料の選び方や調理方法等を知る機会を設ける。
D 偏食の子どもには無理強いをせず、少しずつ食べられるように工夫する。
E 衣類、お茶碗・箸は、誰のものかわかるよう必ず記名する。

解説と考え方

A ✕ 子どものプライバシーや自主性の尊重を理由に、乱雑な状態を放置しておくことは望ましくない考えです。
B ✕ 適切な衣習慣のために、一括購入や一律支給をやめて可能な限り子どもの個性に合ったもの、子どもの好みに合ったものを購入するような配慮が求められます。
C 〇 記載の通りです。
D 〇 記載の通りです。
E ✕ 衣類、お茶碗、箸などは、記名されていなくとも誰のものかわかるくらいに個別性への配慮が望まれます。

【保育実習理論】ポイント

保育実習理論の問1~問6は、例年通りの音楽問題でした。
印象としては、それほど難解な問題では無かったですが、音楽の基礎知識をしっかり身に付けておくことが重要になります。
保育所保育指針からは、4問出題がありました。こちらも、過去問などで対策をしておくと解きやすい問題です。また、色彩の問題は、出題されることが多いのでよくチェックをしておきましょう。

問題の出典:一般社団法人 全国保育士養成協議会
※解説と考え方は弊社独自の見解によるもので正答を担保するものではありません。

執筆者:保育士養成塾 naruniWA様
編集/監修:保育士人材バンク