【託児所】保育士の給料はどのくらい？働くメリットや向いている人とは

保育士

更新日：2025年03月18日

託児所で働く保育士の給料は、求人情報によれば正社員の基本給で16万～25万円と、地域や職種によって大きな幅が見られます。

この記事では託児所で働きたい方、興味のある方に向けて託児所での給料はもちろん、託児所がどういう職場なのかも含めて解説します。

託児所とは

託児所は「子どもを預かる場所」です。ただし、一般的に保育園などは含まれないとされることが多いでしょう。

主な託児所としては、以下のような形態の施設や運営方法があります。

どのような場所で働きたいかによって、雇用形態（正社員・パート、アルバイト）や働き方が大きく変わってきます。

「保育所」として機能していて、基本的に同じ子どもが日常的に利用する託児所の場合、正社員の募集が多くあります。

一方で一時保育がメインの託児所では、パートやアルバイトの募集がほとんどです。

託児所で働く保育士の給料

託児所の給料について、「保育士人材バンク」の求人データでは、正社員の求人で基本給が16万～25万円ほどですが、地域や職種によって大きくバラつきがあります。

東京や大阪、名古屋などの都市近郊の場合には、20万円を超える求人も多くあります。それ以外の地方などのエリアでは、一般的な保育所の給料よりも少し低いくらいの相場です。

一方、パートやアルバイトとして託児所で働く場合は、時給1,000円前後の求人が多くあり、都市部では1,200円を超える求人も多い一方、地方では1,000円を切る求人もあり、こちらでも地域差があります。

託児所で働く保育士の仕事内容

託児所で働く保育士は、以下のような仕事に携わります。

ここからは実際の仕事内容を、1つずつ見ていきましょう。

①乳幼児の保育

託児所であっても、保育士のメインの仕事となるのは、乳幼児の日常的な保育です。

具体的には、以下のようなお世話全般を行います。

一時的な託児を行う施設では、室内遊びや見守りが中心となり、食事や着替えの介助、寝かしつけに関わらない場合もあります。

一方で、認可外保育所など、日常的に同じ子どもの保育を行う施設の場合には、託児の対象となる乳幼児本人に加えて、保護者への育児サポートも、大切な仕事の1つとなります。

②行事やイベントの準備

認可外保育所など、日常的に同じ子どもの保育を行う施設では、認可保育所などと同じように、入学式や進級式などの年間行事や、誕生日会などのイベントが行われています。

そのため、壁面製作や飾りつけ、記念品の作成、会の進行・運営など、行事やイベントの開催に関わる、さまざまな準備に関わることになるでしょう。

一方、一時的な託児のみの施設では、行事やイベントに取り組む機会はあまりありません。

③日常的な事務作業

託児所では、認可保育所で働く保育士と同じように、日々の事務作業も行います。

認可外保育所など、日常的に同じ子どもの保育をするタイプの施設をはじめ、保育計画書や記録の作成、連絡帳の記入なども行います。

一時的な託児を行う施設でも、保護者に渡す報告書などの作成を行う場合があります。

託児所で働くメリット

保育士が託児所で働くメリットは、主に以下の3つあります。

ここからはメリットを1つずつ見ていきましょう。

①業務負担が少ない

託児所での仕事は、一般的な保育所と比べると業務負担が少ない傾向にあります。

小規模な施設が多いことから、全体の業務量が少なく、残業や持ち帰り仕事が発生しないことも多いでしょう。

保育士として働きたいけれど、あまりハードに働きたくないと考えている方は、託児所の中でも、一時的な託児を行う職場を選ぶとよいでしょう。

②少人数保育ができる

託児所では、少人数保育を行っている割合が多い傾向にあります。

少人数の子どもたちを相手に、アットホームな雰囲気で保育ができるので、子どもたち一人ひとりと向き合える、丁寧な保育を実現したいと考えている方にとっては、理想的な職場といえるでしょう。

また、預かる子どもの数が少ないということで、そこで働く職員の数も少ないため、人間関係がシンプルで、面倒事が少ないことも期待できます。

③働き方を選べる

前述した通り、託児所にはさまざまな形態や運用方法の施設があります。

どの施設に勤務するかによって、働き方はそれぞれ異なります。

保育士としてしっかり働きたいのであれば、認可外や院内・企業内の保育所、夜間に副業で働きたいならベビーホテル、パートやアルバイトとして無理なく働きたいなら一時預かりや保育ルームと、さまざまな選択肢があり、働き方に合わせて選べます。

託児所で働くデメリット

次に、保育士として託児所で働くデメリットを見ていきましょう。

今回は、以下3つのデメリットを紹介します。

①やりがいを感じにくい

人によっては、やりがいを感じにくく感じる方もいるかもしれません。

特に、一時的な保育を行う場合には、いつも違う子どもたちの保育を行うことになり、子どもの成長を見ることはできません。

また、一般的な保育所のように、大きな行事やイベントがなく、達成感を覚える機会が少ないことから、やりがいを見いだしにくいといえるでしょう。

②ノウハウが身に付けにくい

託児所では、小規模な施設や、一時保育のみの施設が多く大きな保育所と比べると、保育士としての経験が積みにくいといえます。

行事やイベントが少なく、ノウハウを学ぶのが難しい可能性があります。

ただし、託児所の方針によって違いは大きくありますので、さまざまな経験を積みたい方はしっかりと働く前にチェックをしておくことがおすすめです。

託児所の仕事に向いている人

託児所の仕事に向いているのは、臨機応変な対応が取れる人です。

託児所は小規模な施設が多く、働いている職員も少ない傾向にあります。言い換えれば、一人ひとりのスタッフが即戦力になる必要があります。

日々起きるさまざまなトラブルに、冷静かつ迅速に対応できる人材が求められるでしょう。

また、多年齢の子どもの対応ができる人も、託児所での仕事に向いています。託児所は小規模な施設が多い反面、預かる子どもは乳幼児から小学生まで幅広い年齢にわたります。

そのため、未就学児から就学児まで、幅広い年齢層の子どもの対応ができる人は、託児所で重宝される人材になれるでしょう。

託児所の求人検索方法

託児所で働く場合、求人を探すには、どのような方法があるのでしょうか。

保育士の求人を探すには、一般的に、以下のような方法があります。

しかし、今回のように「託児所で働きたい」という希望がある場合には、転職エージェントの活用がおすすめです。

なぜなら、最も手軽な求人検索方法である転職・就職サイトでは、「託児所」という枠で仕事を探すのが、困難だからです。

「託児所」の求人を探そうとすると、「託児所ありの職場」も出てきてしまい、求めている情報と混在して、探しにくい状況があります。

しかし、保育士専門の転職エージェントを利用すれば、保育士として働ける職場の中で「託児所」という環境を限定的に探せるので、スムーズな検索が可能です。

また、転職エージェントでは、自分の希望に合った転職先の紹介や、業界や分野に関する情報提供や、非公開求人の紹介が受けられることもあり、効率的な転職活動が可能です。

託児所で働きたいと考えている方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

託児所の給料まとめ

託児所で働いてもらえる給料は、正社員では、基本給16万～25万円ほどですが、地域や職種によって大きくバラつきがあるとわかりました。

東京や大阪、名古屋などの都市近郊の場合には、20万円を超える求人もありますが、それ以外の地方などのエリアでは、一般的な保育所の給料よりも少し低いくらいの相場感です。

一方、パートやアルバイトとして働く場合は、時給1,000円前後の求人が中心でした。

託児所の求人は、一般的な転職・就職サイトで探すのが困難です。託児所で働くなら、保育士専門の転職エージェント、「保育士人材バンク」を活用してみてはいかがでしょうか。

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