保育士の転職先は、保育園だけだと思っていませんか?実は保育士の転職先にはさまざまな職場があります。
そこで今回は、保育士におすすめの転職先を27か所ご紹介します。この記事を参考に、あなたに合った仕事を見つけてみてください。
【福祉編】保育士のおすすめ転職先19選
まずは、福祉関係で保育士の転職先を以下の19カ所紹介します。
・認可保育園 ・保育マネージャー ・小規模保育園 ・保育ママ ・事業内保育園 ・認可外保育園 ・企業主導型保育園 ・院内保育園 ・ベビーホテル ・幼稚園 ・認定こども園 ・学童 ・病児保育 ・産婦人科、助産施設 ・子育て支援センター ・児童発達支援 ・放課後等デイサービス ・乳児院 ・児童養護施設 |
認可保育園
保育士として転職するのに、最初に候補が上がるのは、認可保育園ではないでしょうか。
認可保育園は都道府県などの自治体の認可を受け、子どもの保育を行う施設で、主に以下2種類に分かれます。
・公立保育園 … 地方自治体が運営している ・私立保育園 … 福祉法人や一般企業が運営している |
公立保育園は、地方自治体が運営しているため公務員試験に通過する必要があります。試験に受かれば、公務員で働くことになります。
公務員なので待遇面や福利厚生に恵まれている場合が多く、サービス残業なども少ない傾向にあり、基本的には定時で働けます。
ただし、公務員試験の受験者には年齢制限が設けられている自治体が多いので、転職する場合には注意が必要です。
一方、私立保育園は法人が運営しているため、採用試験受験者の年齢制限はゆるやかです。また、公務員試験などの特別な試験を受ける必要もありません。
一方で、待遇や福利厚生は、雇用主によってさまざまなので、慎重な見極めが必要です。
小規模保育園
小規模保育園は地域型保育の一つで、市町村などの自治体の認可を受け、0~2歳の子どもの保育を行う、定員19名以下の小規模施設です。
預かる子どもは2歳以下と乳幼児に特化しており、人数も少ないので、一人ひとりの子どもにじっくり関わる保育を実践できます。
しかし、働いている保育士の人数も少ないので休みが取りづらく、キャリアアップが難しいというデメリットは見逃せません。
事業内保育園
事業内保育園は地域型保育の一つで、企業や病院に隣接し、従業員や地域の子ども(0~2歳)の保育を行う施設です。
利用定員20人以上の「保育型」と19人以下の「小規模型」があり、それぞれ保育士の配置基準が異なります。
後述する「企業主導型保育園」と似ていますが、以下の点で異なります。
・事業内保育園は、自治体の認可が必要・事業内保育園で預かる子どもには、年齢制限(2歳以下)がある ・事業内保育園では「地域枠」を設けなければならない |
特に預かる子どもの年齢という点で、保育の内容や活動も大きく変わってきます。
認可外保育園
認可外保育園における、保育士の基本的な仕事内容は、認可保育園と変わりません。
ただし、認可外保育園は、認可保育園ほど設置基準が厳しくなく、特に保育士(有資格者)の人数や、施設の広さの規定はゆるやかです。
そのため、認可保育園ほど保育環境が整っていない保育園もあるでしょう。
また、保育時間は保育園によって違い、宿泊を含む夜間保育を行う保育園もあります。
施設と保護者は、直接契約を結びます。利用基準は施設側にゆだねられるため、利用回数や時間など、保護者や子どもに合わせた柔軟な対応が可能です。
企業主導型保育園
企業主導型保育園は、認可外保育園の1つで、企業が中心となって、導入・運営を行う保育施設です。
前述した「事業内保育園」と似ていますが、認可の有無で異なります。
事業内保育園は、認可保育園であるため、いくつかの制限が設けられていますが、事業内保育園の設置・運営には、それらの制限がありません。保育士(有資格者)は、全体の1/2でよく、預かる子どもの年齢制限や地域枠の義務もありません。
設置企業の従業員の子どもが主な利用者なので、小規模な施設が多い傾向にあります。
また、企業主導型保育園では、企業と保護者が直接契約を結びます。利用基準は企業側にゆだねられており、基本的には設置企業の従業員の働き方に合った運用が、最優先されます。
院内保育園
院内保育園は、病院で働く医師や看護師など、医療従事者の子どもを預かる保育施設です。企業主導型保育園の病院バージョンだと考えると、イメージしやすいでしょう。
よほど大病院でない限り、小規模な施設で、異年齢保育が行われるでしょう。
特徴としては、24時間勤務の医療従事者の働き方に合わせて、早朝や深夜の保育を行っている保育園が多いことが挙げられます。24時間体制の保育園も少なくありません。
そのため、保育士も夜勤を含む変則的な勤務体制となることが多いでしょう。
ベビーホテル
ベビーホテルも認可外保育園の一つで、一時保育をメインとして、宿泊を含む、20時以降の夜間や早朝の保育も行っている施設です。
「ベビーホテル」という通称ですが、その実態は子ども向けの宿泊施設ではなく、一時保育を基本とする中で、夜間の託児も受けている保育施設を指します。
全ての施設が24時間運営というわけではなく、早朝~深夜までの長時間運営や、夜間のみの運営など、保育時間は施設によって異なります。
預かる子どもの年齢も、乳幼児~小学生まで施設によってさまざまで、異年齢保育が行われています。一時保育がメインなので、「一般的な保育園とは違う」という認識が必要です。
変則的な勤務体制であることに加え、人手不足の施設が多い傾向にあり、決して楽な仕事ではありません。しかし深夜手当の加算などがあり、待遇面では優遇される可能性があります。
幼稚園
幼稚園は、満3~5歳までの子どもたちを預かり、教育を行う施設です。
保育園同様、子どもを預かる施設ですが、幼稚園は文部科学省所管の施設であり、子どもを預かる「保育」ではなく、就学前の子どもの「教育」を目的とします。
保育園は標準保育時間が8時間ですが、幼稚園の預かり時間は4時間が基本で、子どもを預かる時間は、9~14時くらいが一般的です。
しかし、最近では保護者のニーズを酌み、9時前や14時以降の延長保育や預かり保育を行う幼稚園も増えています。
幼稚園で働くには、幼稚園教諭の資格が必要ですが、保育士資格で働ける施設もあります。
認定こども園
認定こども園は、保育園と幼稚園の機能を併せ持ち、保育と教育の両方を行う施設です。
さまざまな保育のニーズに応える施設であり、近年急増しています。幼稚園が保育園的機能を加えることで、認定こども園として再出発するケースも多いようです。
認定こども園で働くためには、基本的に、幼稚園教諭と保育士、両方の資格が必要です。
そこで国は、どちらか片方の資格を持っていて、ある程度の実務経験を持つ方を対象に、もう片方の資格を取るための特例制度を用意しています。
制度を利用すると、認定こども園で働きながら、資格取得を目指すことができます。
学童保育
学童保育は、小学生を対象に、学校がある日の放課後や学校のない土曜日、長期休み期間中に、子どもを預かる施設です。
共働きなどで保護者が日中不在になる家庭の子どもを中心に、宿題の見守りや遊びの場の提供、昼食やおやつの提供を行います。
学童保育で働く職員は、一般に「学童指導員」と呼ばれます。学童指導員には「放課後児童支援員」という専門資格がありますが、必須ではありません。
保育士資格を持っている場合、実務経験に関わらず、各都道府県が実施する「放課後児童支援員認定資格研修」を受講でき、修了すると「放課後児童支援員」として働けます。
病児保育
病児保育は病気で保育園や幼稚園、学校などに行けない子どもを一時的に預かり、保育や看病を行う場所です。
自治体が実施する病児保育事業と、民間企業などが行う病児保育サービスがあります。
病児保育には施設型と訪問型があり、施設型では施設に来所した子どもを預かり、訪問型では子どもの自宅に出向いて保育や看護を行います。
病児保育で働くには、看護師や保育士の資格があると就職などに有利です。しかし資格は必須ではなく、雇用元の自治体や企業によっては、無資格でも働ける場合があります。
子育て支援センター
子育て支援センターは、地域に住む乳幼児と、その保護者同士が交流できる施設です。
子育て支援センターでは、以下のような事業を行っています。
・子どもたちが遊べる場所を用意する ・交流イベントを企画する ・地域の子育てに関する情報を提供する ・子育てに関する相談受付や支援を行う |
子どもを預かる施設である保育園的施設とは違い、場所や情報の提供、イベントの開催などがメインの業務となるので、子どもとの関わり方が大きく異なります。
児童発達支援施設
児童発達支援施設では、未就学で障がいのある子どもを対象に発達支援を行います。
基本的なサービスの内容は以下の通りです。
・日常生活に必要なスキルを獲得するための練習 ・運動、認知、コミュニケーションに関するトレーニング ・集団生活に適応するための訓練 |
基本的には、親が同伴や送迎をすることが多く、子どもに支援を行うのは数時間~半日程度です。勤務時間だけを見ると、幼稚園での働き方がイメージに近いかもしれません。
子どもが来所する頻度は、家庭によってバラバラなので、毎日子どもの顔ぶれが変わります。
放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは、学校のある日の放課後や、学校のない土曜日、長期休み期間中に、障がいのある児童を預かる場所です。
障がい児を対象とした学童だと考えると、イメージしやすいでしょう。個々の子どもの障がいや特性に合わせ、遊びや療育、学習などを行い、支援を行います。
学校やその近くに設置されている学童と違い、自治体外の施設でも通えるということもあり、送迎サービスを行っている施設が多い傾向にあります。
乳児院
乳児院は、家庭の事情などで、保護者が自分で養育できない乳幼児の養育を行う施設です。
預かるのは乳児が中心ですが、場合によっては就学までの幼児を預かることもあります。
在所期間はさまざまですが、およそ半数が半年以内の短期です。長期間にわたって在所する場合には、子どもの養育だけでなく、保護者支援や退所後のアフターケアも行います。
児童養護施設
児童養護施設は、保護者のいない子どもや、家庭の事情で保護者と一緒に暮らせない子どもを、養育するための施設です。
家庭的な環境を整え、子どもたちの生活指導や学習指導を行います。入所児童の平均在籍期間は4.6年と長く、10年以上の子どもも1割程度います。
また、近年では虐待を受けた子どもや、障がいのある子どもの入所が増えてきており、専門的なケアの必要性が高まっています。
保育マネージャー
最近では、一般企業が運営する保育園が増えてきています。保育マネージャーは、企業が運営する保育園で、運営管理といったマネジメント業務を行います。
一つの保育園だけではなく、エリア内の保育園をまとめてマネジメントするケースが多いので、一般的な職業でいう、エリアマネージャーの仕事が、イメージに近いかもしれません。
保育士資格や保育士としての経験が優遇される傾向にあります。
保育ママ
保育ママは地域型保育の一つで、保育者の自宅などで2歳以下の子どもの家庭的保育を行う仕事の通称です。
保育ママとして働くには、自宅で開業するか、他の保育ママと共同運営するかの、2通りの方法が考えられます。
開業する場合、資格の有無や育児経験、要件を満たした保育スペースなどが必要です。
保育ママ1人当たり、2~3人の子どもを預かることができます。定員や保育時間、保育方針や具体的な内容は、自治体の規定さえ満たしていれば、各事業者に一任されます。
自治体の補助金を受けながら、自宅で理想の少人数保育を実現できますが、保育士としてのスキルはもちろん、経営者としての手腕も必要です。
【一般企業編】保育士のおすすめ転職先8選
次に一般企業で働く場合の、保育士の転職先を以下の8カ所紹介します。
・ベビーシッター ・託児所 ・習い事のスクール ・幼児教室 ・子ども用品店 ・子ども用品メーカー ・遊園地、室内遊戯場 ・写真館 |
ベビーシッター
ベビーシッターは、保護者の代わりに、子どもをお預かりする仕事です。
メインは未就学の子どもで、基本的には利用者の自宅で保育を行います。
子どもの遊び相手はもちろん、ミルクやご飯をあげたり、お風呂に入れたり、寝かしつけをしたり、散歩に連れていくなど、利用者のニーズに合わせたサービスを提供します。
託児所
託児所は、保育園や幼稚園のように毎日通うのではなく一時的に子どもを預かる施設です。
クリニックや整骨院、美容院、結婚式場、あるいは劇場やテーマパークなどで、子どもの保育を請け負います。
託児所で働く場合、各施設に直接雇われる場合と、派遣会社などに登録して、それぞれの現場に派遣される場合があります。
託児を行う場所によって、預かる子どもの年齢はさまざまです。
預かる時間は数時間~半日であることが多いので、子どもの遊び相手になるのがメインです。そのほか、ミルクやご飯をあげたり、寝かしつけをしたりすることもあるでしょう。
習い事のスクール
子どもを対象にした、習い事のスクールです。
0~2歳のスクールでは、ベビーマッサージやリトミック、ヨガなど、保護者同伴のクラスが一般的です。
3~5歳になると、英会話やスイミングスクール、音楽教室など、子どもをメインとしたスクールが増えます。他にも体操、バレエ、サッカー、柔道、空手のようなスクールがあります。
自分の強みや得意分野を生かして働きたい方におすすめできます。
幼児教室
幼児教室は、子どもたちに知育を行う、習い事の教室です。主に0~5歳の未就学児を対象に、クイズやゲームといった遊びを通して、学習を行います。
中には、小学校受験を視野に入れて、読み書きの練習などに取り組む教室もあります。保護者同伴で、面接の準備や練習を行う機会もあるかもしれません。
幼児教室で働く場合、カリキュラムの作成や教材の準備、子どもへのレッスンなどを受け持ちます。少人数の子どもが対象なので、1人ひとりとしっかり交流できるでしょう。
子ども用品店
ベビー用品や子ども用品を扱う専門店です。
子ども連れの親子や家族がメインの客層なので、子どもと触れ合う機会が多い仕事です。
しかし実際の仕事内容は、品出しや在庫確認、補充といった軽作業、陳列や店内レイアウトの変更、レジ打ちなどがメインとなります。
子ども用品メーカー
子ども向けの商品を手掛けるメーカーで働くという選択肢もあります。
メーカーの分野は幅広く、ミルクやおむつ、哺乳瓶、抱っこ紐や寝具類のほか、おもちゃや学用品、ベビーカー、チャイルドシートまで、手掛ける商品も多岐にわたります。
子ども用品を専門としたメーカーではなくても、子ども用品を扱っている企業もあります。
業界研究に力を入れて、さまざまなメーカーに目を向けてみると、よい出会いがあるかもしれません。
遊園地・室内遊戯場
遊園地や室内遊戯場のスタッフとして働く場合、子ども連れの親子や家族がメインの客層なので、子どもと触れ合う機会があるでしょう。
遊園地の場合、お客さんの誘導、安全確認などを担当するスタッフや、入場券やチケットの販売、園内の飲食店やお土産屋さんでの販売、園内の案内をするスタッフとして働きます。
室内遊戯場の場合、子どもに遊具の遊び方を教えたり、遊び相手になったりする機会があるかもしれません。
しかし、親同伴のルールがある施設では、接客のタイミングはお客さんの受付だけで、施設内の遊具の点検や整理、室内の清掃がメインの仕事という場合もあります。
写真館
写真館は、小さな子どもたちが訪れる機会の多い場所の一つです。
写真館では、カメラマンや撮影補助のスタッフとして働くことになります。
撮影補助は、子どものお世話とまではいきませんが、子どもをあやしたり、遊んであげたりする場面が多いでしょう。
託児所を設けている写真館であれば、一時的に子どもを預かる場合もあるかもしれません。
保育士のおすすめ転職先【年齢別編】
ここからは、年齢別におすすめの転職先を紹介します。
20代の保育士におすすめの転職先
まだ若く、経験は少ないものの体力のある20代の保育士には、以下の転職先がおすすめです。
・保育園 ・幼稚園 ・認定こども園 ・学童 ・乳児院 ・ベビーホテル ・放課後等デイサービス ・児童発達支援 など |
これらの職場であれば、体力に自信があるうちに、保育士としてさまざまな経験ができ、知識やスキルを身に付けられるでしょう。
30代の保育士におすすめの転職先
保育士としての経験が増え、体力的にもまだまだ働けるけれど、自身の子育てなどにも追われがちな30代の保育士には、以下の転職先がおすすめです。
・保育園 ・幼稚園 ・認定こども園 ・事業内保育園 ・企業主導型保育園 ・子育て支援センター ・児童発達支援 ・放課後等デイサービス ・託児所 など |
例えば保育園や事業内保育園、企業主導型保育園であれば、自分の子どもを同じ施設に預けて働くことが奨励されている地域や施設もあります。
40代の保育士におすすめの転職先
保育士として経験を積んできた40代の保育士には、以下の転職先がおすすめです。中には転職を機に、キャリアアップを目指す方もいるのではないでしょうか。
・保育園 ・認定こども園 ・保育マネージャー ・子育て支援センター など |
一方で、出産や育児をきっかけに、一度は保育の現場から離れていたけれど、パートなどで復職したいという40代の保育士には、以下の転職先がおすすめです。
・小規模保育園 ・ベビーシッター ・託児所 |
これらの職場であれば、ムリなく保育士としての再スタートできるでしょう。
50代の保育士におすすめの転職先
保育士として、ある程度の経験とスキルを有しているものの、体力面で少し不安もあるという50代の保育士には、以下の転職先がおすすめです。
・保育園 ・小規模保育園 ・子育て支援センター ・保育ママ ・ベビーシッター など |
保育士としての資格や経験がある場合、年齢問わず、さまざまな職場から引き合いがあるはずです。自信を持って転職活動に臨みましょう。
保育士が転職を成功させるためには
ここからは、保育士が転職を成功させるためのポイントを、解説していきます。
見学に行く
まずは、保育士がどんな働き方をしている職場なのか、見学に行くことをおすすめします。
特に保育園や幼稚園、児童発達支援といった福祉施設の場合、施設によって、働き方や雰囲気が大きく異なるため、求人に申し込む前に、見学を希望するとよいでしょう。
見学の際には、以下のようなポイントを確認します。
・どんな雰囲気か ・職場環境はどうか ・スタッフは子どもとどんな関わり方をしているか ・子どもたちはどんな表情をしているか ・スタッフはどんな声掛けをしているか |
見学をすることで、自分に合った転職先かどうかが判断しやすくなります。
履歴書の書き方
履歴書と一言にいっても書き方はざまざまなポイントがあります。
以下の記事に詳しく履歴書の書き方が書かれております。詳細に知りたい方は合わせてチェックしてみてください。
【例文・見本付き】保育士・幼稚園教諭の履歴書の書き方、自己PR・職歴(志望動機)の文例もあり
職務経歴書の書き方ポイント
保育士としての経験が長い場合や、キャリア採用の場合には履歴書だけでなく、職務経歴書の提出を求められる場合があります。
履歴書は、氏名や年齢、居住地や連絡先などの個人情報を中心に書くものであるのに対して、職務経歴書は、職歴を中心に、資格やスキルについて、詳細に書く書類となっています。
職歴は勤め先と勤務した期間だけでなく、雇用形態や役職、業務内容や実績について、くわしく書くようにしましょう。
勤めた期間が短かった職場のことも、漏れなく書きます。些細なことでも、記入しておくことで、雇用先に好印象を抱いてもらえるチャンスを増やせます。
また、職務経歴書はボリュームが増えがち。だからこそ箇条書きや表、囲みなどを使って、読みやすくまとめましょう。資料を分かりやすくまとめるスキルも、アピールできます。
面接時のポイント
面接の質疑応答は、履歴書を元に、事前に想定しておくようにしましょう。
最低限、以下の内容は頭に入れておきます。
・簡単な自己紹介 ・趣味、特技 ・長所、短所 ・自己PR ・志望動機 |
すでに保育士として働いた経験のある方は、経歴についても説明できるようにしましょう。
・これまでどんな仕事をしてきたか ・子どもとどんな関わりをしてきたか ・保育士として働くうえで心がけていることはあるか ・保育士としてのキャリアをどう考えているか |
とはいえ、質問に対する回答を、丸暗記するのはやめましょう。
概要だけつかんでおいて、細かい部分は臨機応変にアレンジするのがおすすめです。そうすると、暗記した文章をそのまま話すよりも、自然な雰囲気で話せます。
本番までに繰り返し、頭の中や口に出して練習して、自信を持って面接に臨みましょう。
練習の際には、友だちや家族の前や鏡の前ですると、表情のチェックができます。子どもと関わる仕事をするなら、子どもや保護者に好かれるような、感じのいい笑顔はマストです。
保育士専門の転職エージェントに相談する
保育士として転職する際におすすめなのが、専門の転職エージェントの活用です。
保育士の転職に特化した転職エージェントには、以下のような強みがあります。
・さまざまな条件で絞り込んで検索できる ・インターネットに出ていない非公開情報が知れる ・キャリアパートナーの情報がくわしくわかる |
転職先として保育園や幼稚園を視野に入れている場合には、専門の転職エージェントを利用すると、効率的な転職活動ができるでしょう。
保育士の転職先まとめ
今回は、保育士の転職先を27選ご紹介しました。
記事内では、年齢別でも、おすすめの転職先をまとめています。転職を成功させるためのコツも解説しているので、転職活動の際には、ぜひ参考にしてくださいね。
また、保育士資格を活かしながら転職をしたいという方には保育士人材バンクがおすすめです。プロの転職エージェントがあなたに合った転職先を探すお手伝いいたします。