保育士が転職をスムーズに成功させるには、事前の書類準備がとても重要です。書類が必要となるタイミングは、大きく分けて「退職時」「応募・面接時」「内定・入職時」の3つです。

本記事では、退職から転職までの流れに沿って、必要となる書類や準備のポイントを分かりやすく解説します。

保育士の転職活動で「事前の書類準備」が大切な理由

保育士が転職する際、各タイミングでそれぞれ書類を準備する必要があります。これらの準備は、転職をスムーズに進めるために欠かせない要素です。

今の職場から受け取る書類がそろわないと次の手続きに進めず、面接時の提出書類は選考結果に直結します。入職時の書類を不備なく提出してはじめて、転職活動は完了となります。

あらゆる書類を漏れなく準備することが、転職成功の第一歩です。

【退職時】今の職場に提出する書類と受け取るべき書類

ここからは、転職活動に必要な書類を具体的に見ていきましょう。まずは退職時に今の職場へ提出する書類や、受け取るべき書類をまとめます。

今の職場に提出する書類は「退職届」

今いる職場で退職する際に必須書類は「退職届」です。

退職届は、退職日などの詳細が正式に決まった後に、事務手続きの一環として提出する書類です。似たものに「退職願」がありますが、こちらは退職の意思を伝えるためのもので、「退職届」とは違うものになります。

一般的な流れとしては、口頭や退職願で意思を伝え、合意を得たあと退職届を提出します。

今の職場に返却するもの

退職時に今の職場に返却するものは以下の通りです。

  • 業務に関わる書類:マニュアルやデータなど、業務関連のものは全て返却し、手元に残さないようにしましょう。
  • 健康保険証(被保険者証):職場によっては、社会保険に加入している場合、返却が必要の場合があります(扶養家族の分も必要です)。
  • 社員証(ID):タッチ式のものなど基本的には返却します(ただの名札なら不要な場合もあります)。
  • 備品類:エプロンや文房具など、借りていたものは全て返却します。私物は忘れずに持ち帰りましょう。

今の職場で受け取るべき書類

退職のタイミングで必ず受け取るべき書類です。これらがないと、転職先での手続きや失業保険の受給に支障が出るため注意しましょう。

  • 離職票:退職を証明し、失業手当を受ける手続きに必要です。退職後10日以内に郵送されるのが一般的です。
  • 雇用保険被保険者証:雇用保険の加入証明で、失業手当の受給や転職先への入職手続きで使います。
  • 年金手帳:入職時に預けている場合は返却してもらいましょう。転職先へ提出します。
  • 源泉徴収票:その年の収入を証明する書類で、年末調整に必要です。最後の給与日に発行されるなど、受け取りタイミングは園により異なります。
  • 在職証明書(認可園の場合):認可保育園で働いていた場合、経験年数を証明し、処遇改善加算などの手当を正当に受け取るために必要です。発行義務がないため、自分から依頼する必要があります。

【応募・面接時】事前に用意すべき必須書類

【応募・面接時】事前に用意すべき必須書類

応募や面接時には、以下の3つの書類を準備するのが基本です。選考に直接影響するため、余裕を持って丁寧に作成しましょう。

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 保育士証(コピー)

履歴書

指定がない限り市販の様式やWebで掲載されている物で問題ありません。手書きの場合は黒のボールペンを使用しましょう。

  • 証明写真:3ヶ月以内に撮影した物と指定がある場合があります。を襟付きの服装で、髪色や身だしなみを整え、明るい印象になるよう心がけましょう。
  • 学歴・職歴:中学校卒業から記入します。学校名や学部、学科は省略せずに正式名称で書きましょう。職歴は「入職」と「退職」を正確に記入します。
  • 志望動機・自己PR:熱意や人柄を伝えられる重要な項目です。自分の強みや経験を、具体的なエピソードを交えて書きましょう。

履歴書の書き方を詳しく知りたい方はこちらからチェックしましょう。

>>【例文・見本付き】保育士・幼稚園教諭の履歴書の書き方、自己PR・職歴(志望動機)の文例もあり

職務経歴書

職務経歴書はパソコン(WordやExcel)で作成するのが一般的です。以下の内容を中心にまとめます。

  • 職歴:履歴書よりも詳細に書きます。勤務先の規模や担当業務、雇用形態などを簡潔に記載しましょう。
  • 保有資格・スキル:保育士資格や運転免許のほか、ピアノやリトミックなど、保育に活かせる特技や研修経験があればアピールになります。
  • 自己PR:今までの経験が次の職場でどう活かせるかを、箇条書きなども用いて分かりやすくまとめましょう。

職務経歴書作成のポイントを詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください。

>>【例文付き】保育士の職務履歴書の書き方は?そのまま使える【テンプレ付き(ダウンロード可)】

保育士証(コピー)

資格保有の証明として求められることがあります。

保育士資格は、日常生活でほとんど使うことは無く、すぐに提出ができるよう分かる場所に保管をしていくことがおすすめです。

また、事前にコピーを何枚か取っておくと安心です。

【内定・入職時】新しい職場へ提出する書類

新しい職場が決まったら、入職に向けた書類を準備します。主な書類は以下の通りです。

  • 雇用保険被保険者証
  • 年金手帳
  • 源泉徴収票
  • 在職証明書(過去に認可園で働いた経験がある場合)
  • 健康診断書
  • 雇用契約書・内定承諾書など(就職先の会社から渡されサインをした後返却)

健康診断書は退職時ではなく、健康診断をした病院等から受け取ります。

紛失した場合は再発行できるか確認しましょう。

また、過去に認可園で働いた経験がある場合、すべての勤務先の「在職証明書」が必要な場合があります。こちらは処遇改善手当の算出や園が行政に提出する資料に関わる時があり、確認後早めに準備しておきましょう。

転職書類の準備で早めに確認したいポイント

書類の中で特に注意が必要なのは、「前の職場に発行してもらう書類」です。

これらは自分で作成できないため、依頼が遅れると転職先の手続きが滞ってしまいます。退職時に転職先が決まっている場合で職場から必要と言われている場合は、以下の書類を早めに準備しておきましょう。

  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 在職証明書(認可園の場合)
  • 年金手帳 または 基礎年金番号通知書(園に預けている場合は返却してもらう)

失業保険を受け取る場合は、離職票の発行も忘れずに確認しましょう。

自分に合った転職先の見つけ方

転職の理由は人それぞれですが、「自分に合う職場で長く働きたい」という思いは共通しているはずです。書類準備を完璧にして、後悔のない転職を叶えたいですよね。

そんな保育士さんにおすすめなのが、保育士専門の転職エージェントの活用です。

豊富な求人の中から、あなたの希望や譲れない条件に合った職場を効率よく探すことができます。

まとめ

保育士が転職を成功させるには、退職から入職までの各タイミングで必要な書類を漏れなく準備することが大切です。

書類の提出漏れや記載ミスがないことは、「きちんとした丁寧な人」という好印象につながり、新しい職場での良いスタートを後押ししてくれます。

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