保育士の志望動機は、就職・転職活動において結果を左右するとても重要なものです。

とはいえ、保育士の働き先は保育園以外にもさまざまで、年齢や経験、雇用形態なども異なるため、自分のケースではどのように書けばよいか悩んでしまう方も多いでしょう。

そんな方のために、本記事では保育士の志望動機の書き方や注意点を、例文を交えて「年齢・職種・役職別」など複数パータンご紹介します。

保育士の転職や再就職の方に向けて、面接対策のアドバイスもお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

目次

志望動機が重要な理由

志望動機が重要な理由【保育士人材バンク】

志望動機とは

志望動機とは、簡単に言うと「応募先の職場で働きたいと思った理由」のことです。

「なぜ働きたいのか?」その理由から、企業・保育園は応募者の熱意や意欲をチェックし、採用の判断をしています。

保育士の求人募集において、採用を左右するのは履歴書「志望動機」だといっても過言ではありません

なぜなら、採用担当者の多くが、志望動機」の内容から面接に進める人を決めているからです。

採用担当者が志望動機で見ているポイントは、主に以下の2つです。

保育士の採用担当者が志望動機で見ているポイント2つ

保育士の採用担当者が志望動機で見ているポイント2つ
  • この職場への熱意がどれほどあるか?
  • 求める人物像とマッチしているか?(採用メリットがあるか?)

採用担当者が求めているのは、「職場で熱意をもって働いてくれる人」です。

どこでもいいから採用されたい人よりも、「この職場だから働きたい」と言ってくれる人のほうが、熱意を感じられますし採用したいと感じます。

また、たとえば採用側が「スキルがあり、かつ正社員で長く務めてくれる人がほしい」と思っていたときに、復職や転職者で「この職場で長く勤めていきたい!」という意欲が感じられる志望動機が書かれていれば、採用メリットを感じられるため、ぜひ面接に進んで話してみたいと思うでしょう。

よって、志望動機において熱意と採用メリットを伝える書き方をすることは、非常に重要といえます。

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保育士の志望動機の書き方のポイント3つ

前章の「採用側が見ているポイント」を踏まえ、志望動機の書き方をまとめると、以下3つのポイントがあげられます。

保育士の志望動機の書き方のポイント3つ

保育士の志望動機の書き方のポイント3つ
  • ポイント①:「なぜ、その保育園でなければならないのか?」理由を具体的に書く→【熱意のアピール】
  • ポイント②:採用者が求める人材であることを書く→【採用メリットのアピール】
  • ポイント③:保育の仕事への思いを盛り込む→【適性・保育観のアピール】

それぞれ、下記に詳しくご説明します。

保育士の志望動機の書き方ポイント①【熱意のアピール】

熱意をアピールするためには、「その園や職場でなければならない理由」が具体的に書かれていることが大切です。

たとえば、自身の経験と重ね合わせ、「保育園の教育理念になぜ共感したのか?」理由を踏まえて具体的に書くことで、熱意の伝わる志望理由になります。

保育士の志望動機の書き方ポイント②【採用メリットのアピール】

採用メリットを伝えるためには、保育園が求める人物像を想定したうえで、「自身の経験やスキルを具体的にどう活かせるか?」を書く必要があります。

たとえば、求めている人材が正社員の担任ポジションであれば「集団をまとめるスキルがあること・長く勤められること」が、求める人物像になります。

その場合、そうした経験や意欲をアピールすることで採用側がメリットを感じられる志望動機になります。

また、求めている人材がパートや補助員であれば、「休まず出勤できること」が重要であり、志望動機にはスキル以外にも、出勤に関する内容を記載することが必要といえるでしょう。

このように、志望動機には相手の求める人材を踏まえ、自分の経験・スキルが求める人物像にマッチしていることを伝えることが重要です。

保育士の志望動機の書き方ポイント③【適性・保育観のアピール】

保育という仕事において、「適性」も重要な判断材料のひとつです。

「なぜ、保育の仕事を選んだのか?」「どんな思いで保育の仕事をしているのか?」を伝えることで、熱意を伝えるとともに、保育士としての適性・保育観をアピールできます。

たとえば、「子どもが好き」という理由はどの保育士でも当てはまるものですが、「下の子の面倒をみるなかで成長を見守る喜びを感じた」など具体的な経験を踏まえて記載することで、保育の仕事への思いの強さや熱意を伝えることができます。

保育士の志望動機の注意点3つ

保育士の志望動機の注意点3つ【保育士人材バンク】
保育士の志望動機の注意点3つ【保育士人材バンク】

ここでは、保育園の志望動機を書くうえで注意すべき点を3つご紹介します。

志望先の採用担当者に誤解を与えないように、以下の点に注意しましょう。

保育士の志望動機の書き方・注意点①【ネガティブな表現は避ける】

基本的に「志望動機」では、ネガティブな表現は避けることが重要です。

特に、何らかの不安があって転職を希望している方は、転職(辞職)理由の書き方に注意が必要です。

たとえば、これまで勤めていた保育園に不満がある場合でも、そのまま素直に伝えるのはおすすめできません。

なぜなら、多くの場合、不満を口にする人は「雇っても文句が多そう」「すぐに辞めてしまうかもしれない」などマイナスイメージに映ってしまうためです。

ネガティブな理由がある場合は、以下のようにポジティブに変換して伝えるといいでしょう。

保育士の転職理由のポジティブ変換
  • 前の職場に不満があって辞めた → 前園での経験をもとに、より自分の理想とする保育スタイルを追及したい
  • 前の職場はなかなか給料が上がらなかった → 貴園では評価制度が明確でキャリアアップを目指せると思った
  • 怪我や病気で退職した → 現在は完治して保育の仕事には支障がない

保育士の転職の場合、前職の辞職理由は採用者が気になるポイントでもあるため、上記のように前向きな理由に転換のうえ、志望動機欄に記載しましょう。

保育士の志望動機の書き方・注意点②【条件や待遇は志望動機に入れない】

条件や待遇は、志望動機に入れるべきではありません

なぜなら、条件面だけ見るような人からは熱意を感じられず、「より条件のいい仕事を求めてすぐ辞めてしまいそう」と感じられるからです。

採用者側の立場で考えてみると、よくわかるかと思います。

相手が「前の職場より給料が高いので!」など条件や待遇などを強調して伝えてきた場合、「本当にうちの保育園を理解できているのか?」「条件ばかりに惹(ひ)かれているのでは?」と思ってしまいます。

よって、志望動機には条件面は記載せず、「保育園の特徴や保育方針」「自分のスキルや経験が活かせる部分」など、保育に関係する内容を入れるようにしましょう。

保育士の志望動機の書き方・注意点③【他園でも使える志望動機はNG】

保育園の採用面接を複数受ける場合、「保育園ごとに志望動機を考えるのが大変…」という方もいるでしょう。

しかし、志望動機の使いまわしはおすすめできません

なぜなら、どの保育園でも使える志望動機では「なぜ、その保育園でなければならないのか?」理由が抜けているため、熱意が伝わらないからです。

採用者が求めているのは、「熱意があり、うちの保育園だから働きたい」と言ってくれる人材です。

保育園の採用担当者は「数ある保育園のなかで、どうしてうちを志望しているのか?」と思っています。

そのため、志望動機では他園にはないその園独自の“特徴”“魅力”に触れるのがよいでしょう。

志望動機を書く前にやるべきこと3つ

保育園の採用担当者に刺さる「よい志望動機」を書くためには、事前準備が大切です。

次章から具体的な例文も複数ご紹介しますが、まずは本質を理解し事前準備をすることで、本質を捉えたよい志望動機を書くことができます。

確実に採用へつなげるための志望動機づくりで事前にやるべきことは、以下の3つ。

保育園の採用につながる志望動機を書くための事前準備

保育園の採用につながる志望動機を書くための事前準備
  • 【志望理由の割り出し】 → 保育園のHPなどから保育理念・方針をチェック
  • 【アピールポイントの分析】 応募先の保育園が求める保育士像を考える
  • 【保育観の言語化】 → 保育士になりたいと思った理由・体験を書き出す

それぞれ、下記に詳しく解説します。

保育士の志望動機の事前準備①【志望理由の割り出し】

「志望動機の書き方のポイント」でもご紹介したように、志望動機には、その保育園でなければならない理由を盛り込むことで、熱意を伝えることができます。

そこで、まずは応募する保育園や会社のHPをチェックし、「保育理念」や「保育園の方針」を確認しましょう。

次に、その保育理念や方針に対し、「共感できるポイント」と、「なぜ共感できるか?」を書き出してみてください。

保育園の保育理念や方針に対する共感は、必ず自分自身の過去の経験から生まれるものです。

これらを書き出すことで、自分自身の保育観を明確にでき、その園や会社で働く理由を言語化しやすくなります。

保育士の志望動機の事前準備②【アピールポイントの分析】

次にやるべきことは、「アピールポイントの分析」です。

これは、相手が求める人物像に、自分が適しているとアピールするために必要です。

アピールポイントは、雇用形態や職種によっても異なります。

「正社員なのか?」「補助員なのか?「パートなのか?」「保育園なのか?」「一時的な預かりなのか?」……ご自身の応募先の職種・雇用形態によって、相手がどんな人物像を必要としているかを考え、書き出してみましょう。

書き出したポイントに自分が当てはまるとこころがあれば、それを志望動機に盛り込みます。

「アピールポイント」を盛り込むことで、相手が採用メリットを感じられる、よい志望動機となるのです。

保育士の志望動機の事前準備③【保育観の言語化】

最後に、自分の保育に対する熱意を言語化するため、「なぜ保育士になりたいと思ったのか?」きっかけとなった具体的な経験を書き出してみてください。

保育への思いが強いほど、「保育の仕事に熱心に向き合ってくれる人材」という印象を採用担当者に与えることができます。

より熱意を伝えるため、自分自身の体験・保育への思いを志望動機に盛り込んでみましょう。

【転職・ブランクあり復職・新卒】保育士の志望動機の書き方・例文

ここからは、実際に、保育園の志望動機として使える例文をいくつかご紹介します。

これから保育園の志望動機を考える方はぜひ参考にしてみてください

【転職経験あり】保育士の志望動機

【転職経験あり】保育士の志望動機に盛り込みたい内容
  • 前職での経験(どんなポジションを経験し、転職後にどういかせるか?)
  • 転職理由(前向きな動機に言い換え)

保育園から保育園(またはその他の保育職)への転職の場合、前職の経験を盛り込むとともに、前向きな転職理由を記載することが大切です。

【転職経験あり】保育士の志望動機の例文

【転職経験あり】保育士の志望動機の例文

前職では園児数が300人という大規模な幼稚園に勤めておりました。

たくさんの子どもたちと関わるなかで、視野を広く見て保育をする力を身につけることができました。

その一方で、子どもたち一人ひとりに寄り添い、子どもの意思を大切にする保育を実践したいとも思うようになりました。

そんなとき、ホームページで貴社がアットホームな雰囲気のなかで「一人ひとりと向き合う保育」を実践されていることを知りました。

そこから実際に園見学をさせていただいたところ、保育士さんが子どもたち一人ひとりと目線を合わせて丁寧に接していて、子どもたちも安心して過ごしている姿が見られました。

貴園が大事にされている保育観を実際に肌で感じることができ、私自身、より一人ひとりに寄り添う保育が実践したいと強く感じ、志望いたしました。
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【ブランクあり復職者】保育士の志望動機

【ブランクあり復職者】保育士の志望動機に盛り込みたい内容
  • 前職での経験(どんなポジションを経験し、転職後にどういかせるか?)
  • 退職理由(前向きな動機に言い換え)
  • ブランクを経て保育業界に戻ってきた思いや意味

ブランクからの復職の場合、「前職での経験」や「保育業界に戻ってきた思い」などを伝えるようにしましょう。

【ブランクあり復職者】保育士の志望動機の例文

【ブランクあり復職者】保育士の志望動機の例文

以前、300人規模の園で2歳児・4歳児・5歳児の担任をした経験がございます。

その後、出産により育児に専念しておりましたが、子育ても落ち着いてきましたので復職を決意いたしました。

ホームページを拝見したところ、貴園は子どもたち一人ひとりに寄り添った保育を実践されており、大変感銘を受けました。

というのも、前園は人数が多いためなかなか一人ひとりにゆっくり向き合う時間がもてず、その点が保育士として悔やまれていたためです。

子育て経験を経て、より子どもとの上手な向き合い方、気持ちの捉え方ができるようになりました。

貴園なら、経験を存分にいかして働くことができると思い、志望いたしました。

【新卒・未経験者】保育士の志望動機

【新卒・未経験者】保育士の志望動機に盛り込みたい内容
  • 保育士を目指した理由
  • 保育の仕事に対する熱意
  • 保育にいかせるスキルや経験

新卒・未経験の保育士採用で重視されるのは、「熱意」と「人柄」です。

意欲があることはもちろん、応募先でどのように働いていきたいかを具体的に記載しましょう。

【新卒・未経験者】保育士の志望動機の例文

【新卒・未経験者】保育士の志望動機の例文

私は母園の先生がきっかけで保育士を目指しました。

当時、活動中に失敗をしてしまい「先生に怒られるかも…」と思った際、先生は「頑張ったね!次はできるから大丈夫だよ」「ここがとっても上手だね」と優しく私に寄り添い受け止めてくれました。

それから私自身もその先生のようになりたいと思い、高校の職場体験や地元の保育園のボランティアへ参加しました。

子どもたちと触れ合い保育現場を知っていくうちに、より保育士になりたいという気持ちが高まり、短大に進学し資格を取得しました。

さまざまな保育園がありますが、貴園が力を入れている「寄り添う保育」に魅力を感じたとともに、貴園なら自分が理想とする保育が実践できると感じました。

貴園で働く際は、常に子どもたちの気持ちに寄り添い、子どもたちが失敗を恐れずにのびのびとチャレンジできるような保育をしたいと考えています。
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【異業種からの転職】保育士の志望動機

【異業種からの転職】保育士の志望動機に盛り込みたい内容
  • 転職理由(前向きな動機に言い換え)
  • 前職からいかせそうな経験
  • 一から保育の仕事を学ぼうとする熱意

未経験(またはその他の保育職)への転職の場合、前職の経験を盛り込むとともに、前向きな転職理由を記載することが大切です。

【異業種からの転職】保育士の志望動機の例文

【異業種からの転職】保育士の志望動機の例文

私はこれまで、接客業で5年ほど働いてきました。

前職では子どもたちと触れ合う機会もあり、子どもたちと触れ合うごとに、保育の仕事への憧れが芽生えていきました。

もともと子どもが好きだったこともあり、本気で保育の仕事がしたいと思うようになり、独学で保育士資格を取得しました。

貴園の「好奇心を大切にする」保育理念に大変共感し、ひかれたため、今回貴園を志望させていただきました。

もちろん、保育の仕事は、「子どもがかわいい」だけでなく、人として大切な部分を教え、成長をサポートする仕事だと思っています。

未経験ではありますが、職場の先輩方からプロとしての保育を学ばせていただきたいと思っています。

【経験年数・転職経験別】保育士の志望動機の書き方・例文

次に、経験年数が短かったり」「転職経験が多かったり」といった方向けに、志望動機の例文をご紹介します。

【経験3年未満】保育士の志望動機

【経験3年未満】保育士の志望動機に盛り込みたい内容
  • 前職での経験(どんなポジションを経験し、転職後にどういかせるか?)
  • 転職理由(なぜ、短い期間で転職を希望したのか?)

経験が短い方の保育士の転職の場合、保育士の採用担当者は「すぐに辞めるタイプの人では?」「前職で何かトラブルがあったのでは?」というところを懸念します。

そのため、短い期間で転職する理由と、前向きな志望動機を記載することが大切です。

【経験3年未満】保育士の志望動機の例文

【経験3年未満】保育士の志望動機の例文

貴園を志望した理由は、自然豊かな保育環境と、一人ひとりを大切にする保育理念にひかれたためです。

前職では、どこでもいいからとにかく保育士として働きたいという思いで、都心の保育園に就職しました。

しかし、働くなかで自分の理想とする保育のあり方が、その園では実現できないことを痛感しました。

私自身、母園では自然豊かな環境で、伸び伸びとした保育を受けて育ってきました。

そして、自然環境を通した保育が自分の理想であったと、前職を通じて実感しました。

保育に関する熱量は、誰にも負けない自信があります。

また、自然遊びなどの知識も豊富ですので、貴園であれば必ずお役に立てると思っています。

【転職経験2回以上】保育士の志望動機

【転職経験2回以上】保育士志望動機に盛り込みたい内容
  • 前職での経験(どんなポジションを経験し、転職後にどういかせるか?)
  • 転職理由(何度も転職をした理由を前向きに変換)

何度か転職を繰り返している人の場合、採用担当者は「すぐに辞めるタイプの人では?」「トラブルを起こしやすい人なのでは?」というところを懸念します。

そのため、転職理由をしっかり記載するとともに、イメージを挽回するような熱意”と“人柄”をアピールすることが大切です。

【転職経験2回以上】保育士の志望動機の例文

【転職経験2回以上】保育士の志望動機の例文

私はこれまで、商業施設の一時預かり施設や、小さな保育ルーム、小規模園などで保育士として働いてきました。

これは、保育士としてさまざまな職場を経験し、将来にいかせるスキルを身につけたいと考えていたためです。

保育士をはじめた当初の私は、まだ集団をみる自信がなく、はじめは小さな施設で経験を積みました。

少しずつステップアップし、前園では小さいながらクラス担任も経験させていただきました。

貴園は規模も大きく、たくさんの季節イベントを実施されているところに魅力を感じています。

保育士としてのキャリアアップも考えており、ぜひ貴園で末永く経験を積ませていただければと考えております。

さまざまな経験を積んだ今であれば、個別の保育だけでなく集団の保育も、任せていただけると思っています。
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【雇用形態別】保育士の志望動機の書き方・例文

次に、パート・アルバイト(臨時・補助)や、派遣といった雇用形態ごとに、志望動機の例文をご紹介します。

【パート・アルバイト】保育士の志望動機

求められる人物像

  • 休まず勤務できる人
  • 人間関係をうまくつくれる人
  • どんな年代の子どももみれる人

志望動機に盛り込みたい内容

【パート・アルバイト保育士】志望動機に盛り込みたい内容
  • 休まず勤務できるか?
  • 人柄・保育や子育て経験

パートやアルバイト、補助員といった雇用形態の場合、人員確保の目的で求人が出されることがほとんどです。

そのため、最重要のポイントは、「休まず勤務できる」「さまざまなクラスや場面で役にたてる」というところになります。

上手に自分のアピールポイントを伝えていきましょう。

【パート・アルバイト保育士】志望動機の例文

【パート・アルバイト】保育士の志望動機の例文

元々、新卒で保育士として働いてきましたが、出産を機に退職いたしました。

現在は専業主婦ですが、今年より子どもが小学生になりますので、改めてパートとして復帰できればと考えております。

以前は、クラス担任はもちろんフリーとしても全体のクラスをサポートしていましたので、各年齢の子ども達と関わった経験がございます。

また、子育て経験も存分にいかせると思っております。

貴園は子どもや保育士さんの人数が多いため、「全体を見てサポートする」という自分自身の経験が活かせると感じております。

これまでの経験を活かし、正規の職員さんをサポートしながら子どもたち一人ひとりに寄り添える保育をしたいと思っております。

【派遣】保育士の志望動機

求められる人物像

  • 休まず勤務ができる人
  • 人間関係をうまくつくれる人
  • どんな年代の子どもも保育ができる人

志望動機に盛り込みたい内容

【派遣保育士】志望動機に盛り込みたい内容
  • 休まず勤務できるか?
  • 人柄
  • 保育や子育て経験

派遣保育士の場合も、「休まず勤務できる」という部分が最重要であり、どんな職場にも対応できる人柄やスキルも重要視されます。

なお、志望動機は派遣会社に出すことになるため、人材としての採用メリットを中心に記載するといいでしょう。

【派遣保育士】志望動機の例文

【派遣】保育士の志望動機の例文

ブランクはありますが、これまで保育士として、大規模園に6年、一時預かり施設に3年勤務した経験があります。

子どもも1人おりまして、子育ての経験も仕事に活かしたいと思います。

これまで、どの職場でも職員とよい関係を築いてこれましたので、どのような園に派遣になったとしても、よい人間関係をつくっていけると思っています。

また、子育てに関しては祖父母が協力してくれているため、子どもに何かあった際も急なお休みをいただくことはほとんどないかと思います。

【職場別】保育園・保育関連施設の志望動機の書き方

保育士が求人に応募する場合、保育園だけとは限らないため、志望動機の書き方を悩んでしまうこともありますよね。

保育園といっても「公立」や「小規模保育園」だったり、保育園ではなく障がい児施設や民間の保育サービスだったりなど、それぞれ特色も、求められる人材も異なります

そのため、志望動機も職場に合わせた内容で考える必要があるでしょう。

そこで、本章では保育士が働く「職場別」に、志望動機の書き方と例文をご紹介します。

【私立保育園】志望動機の書き方

私立保育園は、園長の方針で自由に保育ができるのが特徴です。

たとえば以下のように、園ごとにさまざまな特色があります。

私立保育園の特徴

  1. 英語・リトミック・茶道などユニークな活動を取り入れている
  2. 運動会・発表会・遠足など行事に力を入れている
  3. モンテッソーリ教育など専門性の高い教育に力を入れている
  4. キリスト教や仏教など宗教の考え方をベースに、保育に礼拝・座禅などを取り入れている
  5. 園庭が広く外遊びや水遊びに力を入れている
  6. 保育室や玩具に木を取り入れて温かみを感じられる
  7. 環境作りに力を入れている
  8. 早朝保育や延長保育などのサービスが充実している
  9. 入園後の慣らし保育期間を長めにとっている

そのため、志望動機を書く際は、その園ならではの”特色”について触れるとい良いでしょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【私立保育園】志望動機に盛り込みたい内容
  • 保育園ならではの特色で、自分が共感できるポイント
  • 特色がある保育園だからこそいかせる自分の経験やスキル

以下に、私立保育園に応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【私立保育園】志望動機の例文

【私立保育園】の志望動機の例文

以前勤務していた保育園は、行事がほとんどなく、ゆったりとした保育を大切にしていました。

家庭的な雰囲気を大切にしている分、子ども一人ひとりと丁寧に関われるのは大きなメリットでしたが、大きな行事を通してチャレンジすることや達成感を味わうことも大切なことだと感じております。

貴園は発表会や運動会など行事に力を入れているということで、練習をして発表するという経験をするなかで、子ども一人ひとりが自信をつけるきっかけにつながっていると思います。

貴園で、私自身も子どもたちに「失敗を恐れずチャレンジする大切さ」を伝えていきたいと思い、志望いたしました。

【公立保育園(公務員保育士)】志望動機の書き方

公立保育園は私立保育園とは異なり、それぞれの「市区町村」が運営しています。公立保育園で勤めるためには、地方自治体の公務員試験に応募し、合格する必要があります。

合格後は自治体によって「保育園」や「障がい児施設」等に割り当てられるため、必ずしも保育園で勤務できるわけではないことにも注意しておきましょう。

なお、一般的な公務員試験では、筆記などの一次試験のあと、二次試験で面接が行なわれ、そこで公務員保育士を目指す志望動機を聞かれます。

保育士の公務員試験での志望動機は、「なぜ、この自治体なのか?」「公務員保育士として自分は何をしたいのか?」など、自治体ならではの理由を明確に伝えることが重要です。

「自治体が考える保育観」と、「自分のやりたい保育の共通点を見つけ出し伝える」ことで、説得力のある志望動機になるでしょう。

また、可能であれば、受験する自治体の保育園で実習や見学、ボランティアなどに参加すると、より詳しく自治体の保育方針や特徴が見えてきます。

実際に志望動機を書く際にも、説得力のある志望理由としてアピールもできるでしょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【公立保育園(公務員保育士)】志望動機に盛り込みたい内容
  • なぜその自治体なのか?
  • 公務員保育士としてどのような役目を果たしたいか?

以下に、公務員保育士に応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【公立保育園】志望動機の例文

【公立保育園】の志望動機の例文

私が公務員保育士を志望する理由は、自分の経験・スキルをいかして、より社会貢献として働いていきたいと考えるためです。

私は大学卒業後、3年間、こども園で保育教諭として働いてきました。

幼稚園教諭の免許ももっているため、教育と保育、両面からみた保育ができると自負しております。

保育士不足が問題となるなか、自分が働くことで少しでも社会の役に立ちたいと考えています。

社会のため、子どもたちのために、公務員保育士として勉強を重ね、質の高い保育を行なえるようになりたいと思い、志望させていただきました。
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【小規模保育園】志望動機の書き方

児童福祉法で定められた小規模保育園とは、定員19名以下であり、0~2歳までの乳児を預かる保育園す。

少人数制の保育を実施しているため、一般的な保育園よりも子ども一人にかける時間が多くなります。

小規模保育園の志望動機では、「どうして小規模保育園なのか?」「小規模保育園の中でも、なぜその園なのか?」という部分を伝えることが重要です。

また、これまで乳児保育の経験がある場合や育児経験があれば、「専門的な知識」や「経験」がアピールポイントにもなります。

小規模保育園は私立保育園と同様、園によって保育理念や特色が異なるため、その園ならではの魅力と自分の強みを掛け合わせて、説得力のある志望動機を作ってみましょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【小規模保育園】志望動機に盛り込みたい内容
  • なぜ小規模保育園を選んだのか?
  • なぜその園なのか?
  • その園でいかせる経験・スキル

以下に、小規模保育園へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【小規模保育園】志望動機の例文

【小規模保育園】の志望動機の例文

前職では、園児数が多い大規模園で乳児クラスを担当しておりました。

行事やイベントごとも多く、子どもたちがさまざまな経験をできるようにと、カリキュラムに力を入れている園でした。

そのような環境で、私自身も、全体を見る力やイベントの企画、リーダーとして引っ張っていく力などを身につけることができました。

一方で、乳児はまだ気持ちを言葉に表せない分、保育士が一人ひとりと密接に関わり、表情や体の動き、泣き方などをよく見ながら丁寧に接していくことも大切であると感じています。

貴園では「温かく家庭的な保育」を実践されていて、子どもたち一人ひとりの成長や興味に合わせて丁寧に向き合う考え方にとても魅力を感じました。

私自身これまで乳児クラスで担任をもった経験をいかし、個々に寄り添う保育を実践したいと思い、志望いたしました。
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【認定こども園・保育教諭】志望動機の書き方

認定こども園とは、「保育と教育を一体に行なう施設」で、幼稚園教諭の免許ももっている場合、保育教諭として働くことができます。

認定こども園にも私立と公立がありますが、私立園はそれぞれ特色があるため、特色や独自の保育理念を盛り込んだ志望動機を書くことが大切です。

志望動機に盛り込みたい内容

【認定こども園・保育教諭】志望動機に盛り込みたい内容
  • 認定こども園ならではの特色で、自分が共感できるポイント
  • 特色がある園だからこそいかせる自分の経験やスキル

以下に、認定こども園へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【認定こども園】志望動機の例文

【認定こども園】志望動機の例文

私は大学で、幼稚園教諭免許と保育士の両資格を取得しました。

そして、保育と教育について学ぶなかで、保育と教育、どちらかに偏らない保育を行なうことが、これからの時代は非常に重要だと感じました。

認定こども園の形態は、国の政策によってこれからも増えていくと考えられます。そのため、保育と教育のプロとして、早い段階から保育教諭として働きたいと考え、保育教諭の道を選びました。

貴園では、一人ひとりに寄り添う保育と、独自のカリキュラムによる教育、どちらにも力を入れておられます。

貴園であれば、保育教諭として理想の保育ができるのではと感じられたため、志望いたしました。

【障がい児施設(療育スタッフ)】志望動機の書き方

「障がい児入所施設」や「療育施設」など、障がい児関連の施設でも、保育士は働くことができます。

障がい児施設の志望動機では、「なぜ障がい児保育を選んだのか?」自分なりの理由を盛り込むことが大切です。

なぜなら、保育園とはまた違う大変さがあり、専門性も必要になってくるためです。

志望動機に盛り込みたい内容

【障がい児施設(療育スタッフ)】志望動機に盛り込みたい内容
  • なぜ障がい児施設を選んだのか?
  • いかせるスキルや経験

以下に、障がい児施設へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【障がい児施設】志望動機の例文

【障がい児施設】志望動機の例文

私が貴社を志望した理由は、障がい児の保育がしたいと昔から強く望んでいたためです。

私には障がいのある弟がおり、昔から近くで弟のお世話をしてきました。弟は純粋で、いつまでもかわいく、大切な存在です。

そして、弟が通ってきた施設の方々も、みな優しく、居心地のいい世界だと感じていました。

そのような経験から、私も障がい児保育に関わりたいと思うようになり、ずっと保育の勉強をしてきました。

大学では障がい児施設のボランティアにも何度も参加してきましたので、障がいに関する知識もかなり多いほうだと思っています。

貴社の理念からは、障がいのある子どもに心から寄り添うあたたかさが感じられたため、ぜひこちらで経験を積ませていただきたいと思い、志望いたしました。

【児童発達支援・放課後等デイサービス(児童指導員)】志望動機の書き方

児童発達支援や放課後等デイサービスの事業所には、保育士の配置が義務付けられています。

児童発達支援では2歳程度~5歳までの子どもに対応しますが、放課後等デイサービスでは小学生から18までの子どもが対象となります。

児童発達支援・放課後等デイサービスは一体となった施設形態も多く、保育士は幅広い年齢の障がい児に対応する必要があります。

志望動機には、保育士としていかせる専門性や障がい児保育を選んだ理由などを盛り込むといいでしょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【児童発達支援・放課後等デイサービス(児童指導員)】志望動機に盛り込みたい内容
  • 保育士としていかせる経験
  • スキル
  • 障がい児保育を選んだ理由

以下に、児童発達支援・放課後等デイサービスへ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【児童発達支援・放課後等デイサービス】志望動機の例文

【児童発達支援・放課後等デイサービス】志望動機の例文

私はこれまで、保育士として保育園や小さな保育ルームなどで勤務してきました。

そのなかで、何度か障がいのある子どもと関わることがあり、専門的な知識の必要性を感じていました。

障がい児保育は保育の知識だけでは無く、障がいの特性を理解しながらも、個々に合わせた支援が必要です。

仕事に就くことができれば、専門性を高められ、よりやりがいを感じられるのではないかと思っています。

今回の就職に際し、少しでも勉強をしようと、独学で〇〇の資格を取得いたしました。

貴社で働かせていただく際には、保育士としての経験をいかしながら、日々勉強を重ね、知識と熱意をもって子どもたち一人ひとりと向き合っていきたいと強く思っています。

【院内・企業内保育所】志望動機の書き方

院内保育企業内保育所は、少人数の保育を行なうケースが多くなっています。

小人数で利用児も日によって変わるため、カリキュラムよりも預かりメインの業務が多くなる可能性があります。

そのため、制作物などの日々の保育内容も保育士に任されるケースが少なくありません。

よって、求められる人材は、プロの保育士として1人でも対応できるような、経験とスキルのある人や、保育のアイデアの引き出しが多い人

そのため、ある程度、保育士としての経験がある方が有利といえます。

新卒や未経験の場合は、遊びのアイデアの部分や、自身で学ぶ意欲などをアピールできるといいでしょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【院内・企業内保育所】志望動機に盛り込みたい内容
  • 保育の経験
  • スキル
  • 遊びや保育の引き出しの多さ

以下に、院内保育所企業内保育所へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【院内・企業内保育所】志望動機の例文

【院内・企業内保育所】志望動機の例文

私が貴社を志望した理由は、小人数で一人ひとりとしっかり向き合う保育がしたいと考えたためです。

私はこれまで、園児数200人ほどの大規模な保育園で5年間勤めてきました。

そのなかで、集団をまとめる力や全体を見る力を身につけさせていただきましたが、一人ひとりと向き合う時間の足りなさに不満を感じていました。

また、もともと私は保育士をしていた母に一対一の遊びをたくさん教えられてきていて、そうした遊びをもっと子どもたちに伝えていきたいと思っていました。

貴社は、大規模園と異なり一人ひとりと向き合う時間が多くあり、わたしのやりたかった保育も実現できると思っています。

制作物や日々の細かな遊びに関しても、多くの引き出しがあります。

これまでの経験をいかして、子どもたちに日々の関わりのなかから、好きなことに熱中することの大切さを伝え、好奇心や自主性の芽を育てていきたいと思っております。

【病児保育室】志望動機の書き方

病児保育室とは、「病気の子どもを専門に預かる一時預かり施設」の一種です。

病児保育室では、保育士は子どもたちの体調に気を配りながら、親代わりとなり静かに過ごすなかで退屈しない遊びを提案していきます。

そのため、病児保育室で働く保育士に求められるのは、「安心できる人柄」や「静かに遊べる遊びの引き出し」など。

そのあたりを志望動機に盛り込み、アピールできるといいでしょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【病児保育室】志望動機に盛り込みたい内容
  • 遊びの引き出し
  • 安心できる人柄
  • 病気の知識

以下に、病児保育室へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【病児保育室】志望動機の例文

【病児保育室】の志望動機の例文

私は以前、保育園で6年ほど勤めてきました。

その後、出産を機に退職、このたび子どもが中学に上がるタイミングで、復帰を決意しました。

貴社を志望した理由は、家庭的な見守りを大切にしたいというあたたかな理念にひかれたためです。

これまでの子育て経験で、一通りの病気は経験してきておりますし、実はわが子にも持病があります。

緊急を要するような体験も何度かしてきているため、預かるお子さまの体調不良時にも、慌てることなく適切な対処ができると思っています。

保育園での経験、自身の子育て経験をいかし、母代わりとなり愛をもって貴社で働きたいと思い、今回志望させていただきました。

【一時預かり施設】志望動機の書き方

一時預かり施設とは、「数時間や1日単位など、一時的に子どもを預かる施設」です。

児童館や商業施設の一角のほか、歯医者、産婦人科などの病院の一角などに設置されています。

一時預かり施設は、子どもたちの顔ぶれが日々変わることが大きな特徴です。

そのため、一時預かり施設で働く保育士に求められるのは、「初めての子どもを安心させられる人柄」や「子どもを遊びに引き込む技量」などです。

そのあたりを志望動機に盛り込んでいきましょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【一時預かり施設】志望動機に盛り込みたい内容
  • 初めて会う子どもを安心させられる人柄
  • 子どもを遊びに引き込む技量

以下に、一時預かり施設へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【一時預かり施設】志望動機の例文

【一時預かり施設】志望動機の例文

貴社を志望した理由は、私が得意な「子どもに心をひらいてもらう」能力をいかせると思ったからです。

私は昔から、どこへ行っても、誰とでもすぐに仲良くなれるタイプでした。

小さな子どもが好きで、見かけるたびに声をかけて仲良くなることもありました。

そのような性格もあり、学校の保育実習では、すぐに子どもたちと打ち解けて仲良くなることができ、実習先で評価を頂いたこともありました。

また、短大では、遊びを研究するサークルにも入っており、オリジナルの手遊びなど、たくさんの遊びを研究したり生み出しておりました。

私自身、新しい出会いにわくわくするタイプでもありますので、日々、いろいろな子どもたちとの出会いを楽しみながら、施設で楽しく過ごしてもらうお手伝いができたらと考えています。

【学童保育】志望動機の書き方

学童保育とは、「放課後や長期休暇中に小学生を預かる施設」です。

学童に保育士の配置義務はありませんが、保育の経験がある職員は、低学年の対応に重宝されます。

保育士の方が学童で働く際、学童保育の職員に求められる人材は、「低学年の対応を任せられること」「集団で楽しめる遊びの引き出しがあること」など。

そのあたりを志望動機に盛り込んでみましょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【学童保育】志望動機に盛り込みたい内容
  • 低学年の対応(逆に高学年はどうか)
  • 小学生向けの遊びの引き出し

以下に、学童保育へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【学童保育】志望動機の例文

【学童保育】志望動機の例文

私はこれまで、保育士として4年ほど勤めたのち、結婚を機に退職しました。

その後、しばらくは主婦業に専念していましたが、また子どもと関わる仕事がしたいと思い、復職を決意しました。

こちらの学童を志望した理由は、工作など楽しそうな遊びを取り入れた取り組みをされていたためです。

私も工作が得意で、保育園時代もよく家の不用品を持ち込んでは子どもたちとおもちゃ作りをしていました。工作は自由な発想でできるため、年齢問わず楽しめる遊びです。

学童でも、子どもたちと一緒に大きな作品づくりをするなど、さまざまな遊びを通して楽しみながら成長をサポートできるのではと思っています。

私の経験をいかすとともに、子どもたちの成長をあたたかく見守り、サポートできる職員になりたく、今回志望させていただきました。

【乳児院】志望動機の書き方

乳児院とは、「保護者との生活が困難な0~2歳の乳児が入所する施設」です。

働く保育士は子どもたちの親代わりとなり、日々の生活の面倒をみます。

乳児院で働く保育士に求められるのは、「乳児の保育の経験や知識があること」「複数の乳児をみる能力があること」などです。

このあたりを志望動機に盛り込んでいきましょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【乳児院】志望動機に盛り込みたい内容
  • 乳児の保育の経験や知識
  • 複数の乳児への対応スキル

以下に、乳児院へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【乳児院】志望動機の例文

【乳児院】志望動機の例文

私は大学卒業後、幼稚園教諭として3年ほど勤め、結婚を機に退職、3人の子どもの育児をしてきました。

このたび、下の子が小学校に上がるタイミングで復職を決意し、また保育の専門性を高めたかったため、独学で保育士の資格を取得しました。

保育士としての経験はありませんが、乳児の対応であれば、これまでの子育て経験が少しでもお役にたてることができるのではと思っております。

また、複数の乳児の対応にも自信があります。

上の子2人は年子ということもあり、双子のような状態で育ててきました。たくさんの赤ちゃんがいるときに、大切なのは保育者が焦ったり感情的にならないことだと思います。

ぜひ貴社で、私の経験をいかし、尊い子どもたちの命をこの手で育んであげたいと思い、志望いたしました。

【児童養護施設】志望動機の書き方

児童養護施設とは、「家庭での生活が難しい1歳から18歳までの子どもが入所する施設」です。

保育士は主に、低年齢の子どもたちの保育にあたります。

児童養護施設の保育士にもとめられるのは、「何かしらの心の問題を抱えた子どもたちを受け止められる器」と「親代わりとなる深い愛情」などがあげられます。

自分の思いをしっかりと志望動機でアピールしていきましょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【児童養護施設】志望動機に盛り込みたい内容
  • 何かしらの心の問題を抱えた子どもたちを受け止められる器
  • 親代わりとなる深い愛情
  • 職場でいかせる経験・スキル

以下に、児童養護施設へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【児童養護施設】志望動機の例文

【児童養護施設】志望動機の例文

私はこれまで、保育園、一時預かり施設、障がい児施設など、保育関係のさまざまな職場を経験してきました。

これまで関わってきた子どもたちのなかには、何らかの心の問題を感じられるケースもあり、そんな子どもたちを理解したいと、心理に関わる民間資格も取得しました。

保育の仕事自体も好きですが、今は、何らかの心の問題を抱えた子どもに対し、より専門性の高い保育や関わりをしたいと思うようになり、今回貴社を志望させていただきました。

家庭的な事情、背景がある子どもたちに、愛情を持って関わることを一番に考え、これから自分の力で歩んでいく土台をつくるお手伝いをさせていただけたらと思います。

ぜひ貴社で、さまざまな子どもたちに寄り沿っていきたいです。

【夜間保育園・夜間保育士】志望動機の書き方

夜間保育園とは、「夜間に子どもを預かる保育所」です。

認定保育園の場合、昼間の時間帯も開園しているところもあります。

夜間保育園で働く保育士に求められるのは、「親代わりとしての安心できる人柄」などです。

普通の保育園では経験できない、寝かしつけや夜間の見守りなども含み、安心できる生活の場を提供する必要があります。

志望動機に盛り込みたい内容

【夜間保育園・夜間保育士】志望動機に盛り込みたい内容
  • 子どもたちの夜の生活を守るうえでの考え方
  • 職場でいかせる経験
  • スキル

以下に、夜間保育園へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【夜間保育園】保育士の志望動機の例文

【夜間保育園】保育士の志望動機の例文

これまで、保育園や保育サービスでの勤務を経験してきましたが、どれも日中の関わりでした。

私には子どもはおりませんが、どんな子どもにも寄り添える保育のプロでありたいと常々考えております。

そのような中で、日中の生活だけではなく、夜間を含む一貫した生活リズムが子どもの成長に大きく影響することを学び、以前から夜間保育を利用する子ども達とかかわり、貢献をしてみたいと考えておりました。

貴園は日中の保育と夜間の保育をシフト制で対応されているとのことで、1日の生活を通して子どもたちと深く関われるのではないかと感じ応募をさせていただいた次第でございます。

日中、夜間、どの時間でも対応可能です。

ぜひ貴園で、保育士としてのキャリアを重ねていければと思っております。

【職種・役職別】保育園の志望動機の書き方

次に、職種や役職別に、志望動機の書き方と例文をご紹介します。

【児童発達支援管理責任者】志望動機の書き方

児童発達支援管理責任者(児発管)とは、放課後等デイサービスなどの障がい児に設置が義務づけられた役職です。

保育士からいきなり児発管になることはできませんが、なかには保育士経験がある方を、児発管候補として募集するケースもあります。

そうした場合、志望動機では「その施設の責任者として長く勤める意欲」をアピールできるといいでしょう。

また、未就学までの子どもを対象とする「児童発達支援事業所」では保育士の経験をそのまま活かせますが、小学生から18歳までの子どもを対象とする「放課後等デイサービス」では、小学生以上の子どもをみる資質も問われます。

その点も児童発達支援管理責任者(児発管)の志望動機に盛り込んでおきましょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【児童発達支援管理責任者】志望動機に盛り込みたい内容
  • その施設の責任者として長く勤める意欲
  • 職場でいかせる経験やスキル
  • 施設の対象児を問題なくみられるか?

以下に、児童発達支援管理責任者候補の求人へ応募する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【児童発達支援管理責任者】志望動機の例文

【児童発達支援管理責任者】志望動機の例文

これまで、保育士として5年間、保育園で勤めてきました。

そのなかで、障がいのある子どもと関わることも多々あり、そうした子どもたちの支援を専門にしていきたいと思うようになりました。

貴社は、発達障がい児の早期療育に力を入れていらっしゃるとのことで、働くことで多くの学びを得られると思い、志望させていただきました。

認可保育園の経験が5年ありますので、就職後は児童発達支援管理責任者の資格取得に向け、しっかりと努力を重ねていきたいと思っております。

長く勤め、児童発達支援管理責任者として、施設に貢献していく所存です。

【病棟保育士】志望動機の書き方

病棟保育士とは、「病院に雇用され、病棟に入院中の子どもたちの保育を行なう保育士」です。

病棟保育士に求められるのは、「遊びの引き出し」「子どもや付き添い家族への配慮」「さまざまな病気について学び続ける意欲」などです。

このあたりを志望動機に盛り込んでいきましょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【病棟保育士】志望動機に盛り込みたい内容
  • 入院中の子どもが楽しめる遊びの引き出し
  • 子どもや付き添い家族への配慮
  • さまざまな病気について学び続ける意欲

以下に、病棟保育士の志望動機の例文をご紹介します。

【病棟保育士】志望動機の例文

【病棟保育士】志望動機の例文

これまで、保育園で10年ほど勤めてまいりました。

その後、病気をきっかけに退職、しばらく療養していましたが、完治しましたので復職を決意しました。

貴院のホームページで発信されている病棟保育の内容を拝見したところ、保育士のあたたかい関わり方、そして子どもたちの笑顔に心を打たれました。

ぜひ、私も経験をいかして、子どもたちのサポートがしたいと、応募させていただきました。

10年の保育経験がございますので、入院しているお子さんでも楽しめる遊びの引き出しは十分にあります。

また、自身も病気の経験があるため、患者側の気持ちというのも理解しております。

そうした経験をいかし、患者さんやご家族に寄り添いながら、保育をとおして少しでも心を軽くするお手伝いができればと思い、志望いたしました。
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【幼稚園教諭】志望動機の書き方

認定こども園や預かり時間の拡張など、近年保育士や幼稚園教諭の働きかたは多様になってきています。

保育園の仕事から、幼稚園へ転職を希望される方もいるかもしれません。

幼稚園と一言でいっても、さまざまな理念や方針があり、教育を主軸とした活動をしている園や行事に力をいれている園もあります。

そのため、保育士から幼稚園教諭になる人が持っていたいポイントは、「各幼稚園の方針や理念が自分にあっているか」「自分の経験でいかせることはあるか」「保育と幼稚園の違いへの理解度」などがあります。

志望動機には、あらかじめ質問されそうなポイントを書いておくようにするといいでしょう。

志望動機に盛り込みたい内容

【幼稚園教諭】志望動機に盛り込みたい内容
  • 前職での経験(どんなポジションを経験し、転職後にどういかせるか?)
  • 保育園と幼稚園の違いへの理解度
  • なぜ前職では保育園を選び、今回は幼稚園を選んだのか?

以下に、保育士から幼稚園教諭に転職する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【幼稚園教諭】志望動機の例文

【幼稚園教諭】志望動機の例文

私は大学で、保育士と幼稚園教諭、両方の免許を取得しています。

大学卒業後は保育園に就職し、3年勤めました。

保育園では2歳児クラスと4歳児クラスの担任を経験しています。

保育園で勤めるなかで感じたのが、もっと教育的な関わりをしたいということでした。

保育園でも制作や勉強遊びのようなことはしますが、そこに教育的な狙いはなく、あくまでも遊びの一貫でした。

また、乳児クラスよりも、上のクラスの保育に、やりがいを感じていました。

こうした経験をとおして、幼稚園に勤めて一から勉強をしてみたいと思うようになりました。

貴園は子どもたちの自主性を育てるカリキュラムに力を入れていらっしゃるとのことで、非常に感銘を受けました。

ぜひ、こちらで勤めるなかで、幼児教育を学び、子どもへの貢献をしていきたいと思っております。

【状況別】保育園の志望動機の書き方

次に、「パートから正社員登用」や「以前勤めていた園に再就職をしたい場合」など、状況別の志望動機の書き方と例文をご紹介します。

【パートから正社員】志望動機の書き方

パートから正社員を志望する場合、勤めている保育園や法人に、直接希望を出すことになります。

その際、見知った関係とはいえ、しっかりと志望動機をつくることが大切です。

志望動機に盛り込みたい内容

【パートから正社員】志望動機に盛り込みたい内容
  • 正社員としてどのように勤めたいか?
  • 長く勤める意欲

以下に、パートから正社員を志望する場合の志望動機の例文をご紹介します。

【パートから正社員】保育士の志望動機の例文

【パートから正社員】保育士の志望動機の例文

貴園には3年前からパートとしてお世話になっております。

このたび、子どもが小学校を卒業したことをきっかけに、正社員への昇格を希望させていただきました。

これまでパートという立場ではありましたが、プロの保育士として誇りをもって勤務してまいりました。

また、担任をもつ先生方の動きも間近でみさせていただき、陰ながら勉強させていただいておりました。

正社員になりましたら、より責任をもって、クラス担任なども勤めさせていただきたいです。

貴園での保育士としてのキャリアアップも考えております。

恩返しのつもりで末永く務めていく所存ですので、ぜひ正社員としてのチャンスをいただければと思います。

【再就職を希望する場合】志望動機の書き方

子育てなどにより、一旦退職をし、以前勤めていた園に再度勤めたいと考える方もいるかと思います。

このような場合、人柄を知られている安心感もあると思いますが、志望動機を出す場合には、しっかりと意欲をみせる必要があります。

特に、何か理由があって一度辞めている場合、「また辞めるのでは」と思わせない覚悟を志望動機に記載できるといいでしょう。

【再就職を希望する場合】志望動機に盛り込みたい内容

【再就職を希望する場合】志望動機に盛り込みたい内容
  • 長く勤める覚悟と熱意・復職後、どんなふうに勤めたいか?
  • 一から学びなおす姿勢

以下に、出戻りの場合の志望動機の例文をご紹介します。

保育士の志望動機の例文

【再就職を希望する場合】保育士の志望動機の例文

今回志望させていただいた理由は、子どもに手がかからなくなったこともありますが、ブランク期間に、「もう一度、保育のプロとして学びなおしたい」という気持ちが強くなったためです。

以前はクラス担任なども勤めさせていただきましたが、私の勤めていたころとは、保育のやり方も変わっていると思います。

復職させていただいた際には、経験におごらず、一から学びなおすつもりです。

子育て経験を経て、保育に対する考えも良い意味で変わったと自負しております。

あたたかな保育方針にひかれて入った貴園で、ぜひ、復職のチャンスを与えていただきたく、今回志望させていただきました。

【年代別】保育士の志望動機の書き方・アドバイス・注意点

【年代別】保育士の志望動機の書き方・アドバイス・注意点【保育士人材バンク】

保育士が志望動機を考える際、“年齢”によって書き方のポイントや注意点が変わってきます

志望動機を書く際は、ご自身の年代に応じて、以下にご紹介するポイントを参考にしてみてください。

【20代】保育士の志望動機

20代では、保育経験約3年未満の方と、
約3年以上のご経験がある方、それぞれに向けてご紹介していきます。

社会人として保育のお仕事をした経験年数によって、採用担当者の求めるポイントは異なることが多いです。注意して志望動機を準備しましょう。

20代(保育経験約3年未満)

保育経験の少ない方が志望動機を書く際は、「保育士になると決めた理由」など、あなたの“保育士としての熱意”を伝えることが大切です。

「自分自身が幼少期の頃」「高校時代や短大時代」など、保育士を”志望したきっかけ”だけでなく、アルバイト・ボランティア・実習・資格取得などの経験を通して、「実際に保育に携わってどのような発見や学びがあったのか?」「そのうえでなぜ保育士になることを決めたのか?」についての具体的なエピソード記載すると、よりあなたらしい説得力のある志望動機になります。

反対に「子どもが好きだから」「子どもがかわいいと思ったから」などの抽象的な理由は誰でも書けるため、アピールポイントにはならないので注意しましょう。

また、1年から2年の勤務で転職するという場合は、「前の職場のように、すぐに辞めてしまうのではないか?」と心配されることもあるでしょう。
「前職の退職理由」を聞かれることも想定されるため、その返答も合わせて考えておきましょう。

参考:【保育士面接】よく聞かれる【10の質問(逆質問)】【回答&例文】採用につながる志望動機や服装などのポイント!

そのうえで、「自分が大切にしている思い」が「志望先の理念や方針」とどう合致しているかなど、
「転職先では長く続けてくれそう」と安心してもらえるような工夫
をするとよいでしょう。

20代(保育経験約3年以上)

20代で一定の保育経験がある方は、自分の経験や保育観をもとに、希望する保育園の理念や方針を踏まえ、「なぜ自分がここの保育園を志望したのか」について記載しましょう。

また保育現場を3年以上経験している場合は、「即戦力となるか?」も重要な判断基準になるでしょう。
今まで「どんな経験をして」「どんな学びがあり」、その経験をもとに「転職先でどんな貢献ができるか?」を明記できると
志望動機を読む採用担当者も、あなたが転職先で活躍する具体的なイメージがわきやすくなります。

さらに「どのような保育士になりたいか」「そのためにさらにどんなことに挑戦していきたいか」なども記載することで、まだまだ成長するポテンシャルがあるという期待感がうまれ、採用に繋がりやすくなります。

【30代】保育士の志望動機

30代の保育士が志望動機を書く際は、「これまでの経験で何を学び、どのようにいかせるか?」がポイントになります。

その際、「前職の経験をいかしたいです」と抽象的に伝えるのではなく、「どのような気付きがあったのか?」「どのようなことを意識して保育をしたのか?」「転職先でどのように貢献できるか?(したいか?)」などを明確にアピールしましょう。

自分のこれまで培ったスキルや知識を書き出し、それらを「転職する保育園でどのようにいかせるか?」一度整理してみるのがおすすめです。

【40代】保育士の志望動機

40代保育士には経験やスキルだけでなく、「マネジメント能力」も求められます

「新卒指導経験」や「主任としての経験」など、周りを巻き込んだ経験を盛り込むのが良いでしょう。

その際、「どのようなことを意識して指導したのか?」「どのようなことに注意してきたのか?」など、具体的に行動したことをアピールすると良い印象につながります。

また、ベテラン保育士になってくると、後輩指導や全体のまとめ方などで悩む場面も出てくるでしょう。

志望動機には、そのような「悩んだ経験」や「苦労したエピソード」なども盛り込み、その時の「気付き」や「解決策」などもアピールするのがおすすめです。

40代で保育士資格を取り、未経験の状態で応募する場合は、意欲と熱意を伝えるとともに、「なぜ今保育士になりたいと思ったのか?」「これまでの経験を保育にどういかせるか?」などを具体的に記載するといいでしょう。

【50代】保育士の志望動機

40代同様、50代保育士にも「マネジメント能力」が求められます

保育現場全体をまとめつつ、「保育士一人ひとりが問題なく業務に携われるようにサポートしていく力」も必要になります。

未経験や異業種からの転職という場合を除き、50代保育士は保育経験も豊富な方が多く、なかには主任や副園長など園長をサポートする立場の方も多いでしょう。

そのため、志望動機には「保育理念や方針をどのように保育に落としこむか?」「保育士が働きやすい環境改善にどのように貢献するのか?」など、保育園全体に目を向けた内容を入れるのもおすすめです。

保育士としての主任経験があれば、その際に意識したポイントや難しいと感じた経験などをできるだけ具体的に書いてみましょう。

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【60代】保育士の志望動機

豊富な経験があり、子育てなどの負担も少ない60代保育士は、これからの現場で必要とされる存在になるでしょう

60代を新規に採用する場合、採用側が考える懸念点としては、「体力面」や「他の若い職員とうまく関係をつくれるかなどが考えられます。

志望動機では、経験値のアピールはもちろん、そのような不安を取り払う内容を意識して記載できるといいでしょう。

保育士の志望動機【貴園と貴社の違い】は?

履歴書に記載する場合、書き言葉として「貴〇〇」という敬称を使用します。

保育園は「貴園」、運営元へ志望を出す場合、会社への応募では「貴社」法人への応募では「貴法人」という表記を使用しましょう。

なお、保育園の面接での話し言葉の場合は「御社」や「御法人」となりますが、保育園の場合は「御園」という呼び方は一般的にはしません。

保育園の面接では、「貴園」などと呼ぶのがいいでしょう。

保育士の志望動機【退職理由】の書き方は?

保育士の退職理由は、ポジティブな表現に書き換えるのが基本です。

退職理由ごとの書き換え方は、以下を参考にしてみてください。

保育士の退職理由の書き換え例
  1. 【給料が安い】 → 給料面には触れず、「新たな場所でキャリアアップを図りたい」などに言い換える
  2. 【人間関係や職場への不満】 → 不満点には触れず、「貴社の方針にひかれた」などに言い換える
  3. 【体調不良】 → 理由を書いてもいいが、(事実であれば)すでに完治しており心配ない旨を伝える

【志望動機の添削・サポート】転職エージェントの活用

保育士の転職活動において、履歴書の志望動機欄や自己PR欄の書き方が不安な方は多いと思います。

採用を左右する一番のポイントだからこそ、入口で失敗したくないですよね。そんな方は、当サイト「保育士人材バンク」の転職サポートをご利用ください。

保育士人材バンクの転職サポートは、マッチング率の高さが好評で、厚生労働省から適正事業所として認定を受けています。

保育士の求人検索や登録は無料で、専任のキャリアアドバイザーに履歴書や志望動機の添削・サポートをお願いすることもできます。

保育士の転職は一度するとすぐに辞めるわけにはいかず、求人選びも非常に重要になってきます。

そうしたときに、条件に適した職場を探して確実に就職へつなげるには、プロのサポートがあると安心です。

転職に不安を感じている方は、ぜひ一度、保育士人材バンクまでご相談くださいね。

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保育士の転職の仕方

保育士が転職する際、求人を探す場所はさまざまです。

地域で保育士の求人を探したければ地域の情報誌や新聞などにも求人情報はありますし、ハローワークに通うのも職員のサポートがあり安心です。

ただ、少しでも好条件の求人を探したい場合、保育士専門の求人情報サイトを活用する方法がおすすめ。

当サイト「保育士人材バンク」では全国の保育士求人を取り扱っていますが、好条件の求人が多いのが特徴です。

雇用形態や給料面など、条件を絞って検索もできるため、条件に合った求人を手間なく見つけることができます。

求人検索は無料ですので、ぜひ一度、求人情報をのぞいてみてください。

保育士の転職や再就職時の履歴書の書き方

保育士が転職や再就職をする場合、履歴書の書き方が重要です。

ポイントは、手書きで丁寧に、要点をまとめて書くこと

転職の方は職務経歴書の提出を求められることもあります。

履歴書や職務経歴書は、面接前の印象を決める大切な書類です。印象のよい履歴書・職務経歴書を書けるよう、しっかり準備をしてから書くようにしましょう。

保育士の転職や再就職時の自己PRの書き方

志望動機欄と並んで重要になるのが、「自己PR欄」です。

自己PR欄には、自分の性格や長所、スキルなどを記載します。

ポイントは、応募する職場でいかせそうな長所・スキルを書くこと

たとえば、「ピアノ経験」は保育にいかせるスキルですが、「利きワイン」など、保育とあまりにかけ離れた特技は書く必要はありません。

採用担当者が、「こんなスキルのある人なら採用を検討したい」と思うようなことを書きましょう。

保育士の転職や再就職時の面接対策のポイント

最後に、保育士として転職や再就職を考えている方に向けて、採用につながる面接のポイントをご紹介します。

保育士の転職や再就職の場合、新卒の面談とは違って、「学生の時に頑張ったこと」や「保育士になった理由」を聞かれることはほとんどありません。

どのような質問にも戸惑うことなく答えられるように、しっかりと対策をしておきましょう。

転職や再就職の面接で、聞かれる可能性の高い質問は大きく以下の3つです。

保育士の転職・再就職【面接の質問】

保育士の転職・再就職【面接の質問】
  1. 前職を退職した理由
  2. 保育経験や保育スキル(担当クラスや特別支援への知識など)
  3. 志望動機

特に、採用担当者が一番気になることは「前の保育園をなぜ辞めたのか?」です。

繰り返しになりますが、「人間関係がうまくいかなかった」「給料が低かった」など正直な理由は、”マイナス”なイメージにつながる可能性が高いため避けましょう

志望動機では「その保育園を選んだ理由」はもちろん、「再就職しようと思ったきっかけ」なども伝えられると良いですね。

たとえば、以下のようにポジティブに伝えられると熱意が伝わりやすくなります。

保育士の志望動機【ポジティブ回答例】

保育士の志望動機【ポジティブ回答例】
  • 保育現場から一度は離れてみたが、今度は子どもたちに寄り添う保育を実践してみたいという気持ちが大きくなり、貴園を志望しました。
  • 子育て経験をしたことで、保護者の気持ちも理解することができたので、保護者にも丁寧に寄り添った保育がしたいと思いました。

保育士の面接では、「保育スキル」や「経験」よりも「人柄」を重視される傾向があります。

そのため、面接では常に「笑顔」と「ポジティブな受け答え」を意識することが最重要ポイントです。

保育士の志望動機のまとめ

保育士の志望動機のまとめ【保育士人材バンク】
保育士の志望動機のまとめ【保育士人材バンク】

保育士の志望動機の書き方や注意点をご紹介しました。

採用担当者にとって、保育士の志望動機とは応募者の「熱意」「人柄」を判断するためのものです。

そのため、「数あるなかでどうしてその職場を選んだのか?」「これから保育士としてどのように働いていきたいか?」ということを具体的に書きましょう。

今回ご紹介した書き方や注意点を踏まえて、自分の「強み」「意欲」をしっかりとアピールできる志望動機を作ってみてくださいね。

もし、「自分一人だとなかなか良い志望動機が思い浮かばない…」「転職がうまくいくか不安でいっぱい……」という方は、保育士の転職に特化している『転職エージェント』に相談してみるのもひとつです。

転職エージェントである弊社「保育士人材バンク」では、リアルな採用ニーズを踏まえ、あなたの魅力や熱意が伝わる履歴書や志望動機を一緒に作成いたします。

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