保育業界でも、より良い環境を求めて転職を経験する保育士さんは少なくありません。
「2回目の転職」となると採用側の目も慎重になりやすいのでは?と不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、2回目の転職を検討している保育士さんに向けて、面接官の懸念を払拭するための注意点や、転職を成功に導く具体的なアクションを徹底解説します。
保育士の転職は2回目でもできる?
結論からいうと、保育士の転職は2回目でも問題ありません。
保育のお仕事は、大切な子どもを預かる責任の重さにくわえ、職員同士や保護者との人間関係など、肉体的・精神的にも負担が大きいですよね。そのため、その時々の環境や働き方に疑問を持った保育士さんが、より自分に合った職場を求めて転職するのは自然なことです。
とはいえ、「1年間」などの短期間に2、3回の転職を繰り返している場合は注意が必要です。採用担当者から「なぜこんなに転職を重ねているのか」と面接で尋ねられるケースもあるでしょう。
しかし、転職に至ったきちんとした理由があり、それをしっかり説明できるのであれば大丈夫です。
2回目の転職だからこそ得られる3つのメリット

2回目の転職となると、「複数回の転職は、採用側にネガティブな印象を与えるのでは…」と不安になりがちですよね。
しかし実際には、すでに2ヶ所の保育現場を経験しているからこそ「重宝される人材」として評価されることも。
特に、2回目の転職ならではのメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- 即戦力として活躍できる
- 保育現場の実情を理解している
- 自分のしたい保育や働き方をイメージできている
これらの要素は、新天地で働く保育士自身にとってはもちろん、採用側にとっても魅力になります。それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
即戦力として活躍できる
すでに複数の職場で経験を積んでおり、保育士としてのいくつかの業務を経験している点は大きな強みです。
園によって保育理念や働くスタッフは異なりますが「未就学の乳幼児を預かる」中での役割や仕事内容は共通している部分があります。そのため、転職して数週間もすれば新しい環境に慣れ、すぐに即戦力として活躍できるでしょう。
実力が伴っていれば、これまで挑戦できなかった仕事や、憧れていたポジションに就けるチャンスも広がります。基本的な業務知識と経験を備えた人材は、採用側から見ても非常にありがたい存在です。
保育現場の実情を理解している
保育の経験者は「現場のリアルを知っている」こともメリットの一つです。
まっさらな新人の場合、実習などで得た部分的なイメージしか持っていないため、実際に働き始めると「理想と現実のギャップ」に直面しがちです。
一方、2回転職を経験しているということは、「現場の厳しさを知ったうえで、それでも保育士として働き続けたい」という意志の表れでもあります。このような意思をしっかり言語化して面接などに臨んでいきたいですね。
自分のしたい保育や働き方を自覚している
2回の転職には、それぞれ何らかの理由があったはずです。
自分が本当に望む環境がわかっていれば、転職活動の軸がブレず、より希望に近い職場をスムーズに見つけやすくなります。
採用側としても、事前に保育理念や方針のすり合わせをしっかり行えるため「入職後のミスマッチが起こりにくい相手」として好印象を持たれやすいはずです。
2回目の転職で注意したいこと
転職が2回目となると「今度こそ転職は終わりにしたい」「次の保育園ではなるべく長く働き続けたい」という思いを持って転職活動に臨む方が多いのではないでしょうか。
だからこそ、次の職場でミスマッチを起こさないための準備が欠かせません。ここでは、2回目の転職にあたり注意すべき3つのポイントをご紹介します。
転職経験が不利になる可能性もゼロではないと思っておく
保育士が2回目の転職をすること自体は珍しくなく、それだけで大きく不利になることは少ないです。
しかし、応募先の採用担当者の考え方によっては「忍耐力がないのでは」「計画性が足りない」などと疑問視される可能性は否定できません。特に、数ヶ月単位など極端に短いスパンで転職をしている場合は、その傾向が強くなります。
採用側が抱くかもしれない不安や心配を事前に配慮し、想定される質問に対して事前に回答を準備しておきましょう。
転職理由を明確にしておく
採用側の懸念を取り除くには、転職理由をハッキリとさせることが一番です。「なぜ2回目の転職に至ったのか」を具体的に説明できるようにしておきましょう。
ここで最もやってはいけないのが、前職の園や同僚、上司への不満を考えが無いままに話してしまうことです。退職の原因をすべて周りのせいにしてしまうと、「他責思考でコミュニケーション能力に欠ける」と誤解される恐れがあります。
採用側が納得できるような、前向きな伝え方を工夫しましょう。
転職活動を焦らず丁寧に進める
「2回目の転職を絶対に失敗したくない」のであれば、活動を丁寧に進めてミスマッチを防ぐことがおすすめです。
- 条件の洗い出し: まずは、自分にとって絶対に譲れない「大切な条件」を見極めます。
- ツールの併用: 転職サイト、求人情報誌、保育士専門の転職エージェントなど、あらゆるツールを活用して幅広い選択肢から候補を探しましょう。
- 事前の情報収集: 候補先がある程度定まったら、HPや公式SNSなどをチェックし、園の保育理念や方向性を確認します。
- 園見学はマスト: 実際の人間関係や園の空気を知るために、志望前の園見学は必ず行くようにしましょう。
年齢別おすすめ具体的アクション
2回目の転職では、「今度こそ確実に決めたい!」「第一志望の保育園から内定をもらいたい」と考えている保育士さんも多いのではないでしょうか。
そこでここからは、具体的なアクションを年代別にまとめました。ご自身の年齢に合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
20代保育士の具体的なアクション
2回目の転職に臨む20代の保育士さんには、以下の2つのアクションがおすすめです。
- 転職先は広い視野で探す
転職先に望む条件は持ちつつも、少し視野を広げて探してみましょう。保育士の資格を活かして働ける職場は、決して今と同じような規模や理念の保育園だけではありません。まだ若いからこそ、さまざまな可能性を模索してみてください。 - 体力と柔軟性のある「即戦力」であることをアピール
20代の強みは、なんといっても若さからくる体力と、思考の柔軟性です。これまでの経験を活かして、新しい環境でもすぐに即戦力として活躍できることを積極的にアピールしましょう。
30代保育士の具体的なアクション
30代の保育士さんの場合は、以下の3つのアクションを意識してみてください。
- 働き方や人間関係を重視して転職先を探す
30代は、これまでの経験から「自分に合う働き方」や「心地よい人との付き合い方」がわかってくる年代です。自分の性格や生活スタイルに合い、雰囲気よく働ける職場かどうかをしっかり見極めましょう。 - これまでの経験やスキルの棚卸しをする
30代で2回目の転職となると、これまでのキャリアで多様な経験を積んできているはずです。過去の業務内容や、そこで培った知見・スキルを今一度振り返り、自分の武器を整理しておきましょう。 - ライフスタイルに合った働き方ができるか丁寧にすり合わせる
30代になると、結婚や子育てなど、私生活の環境が変化している方も多いでしょう。仕事とプライベートを無理なく両立できる職場かどうか、面接や見学などの場でじっくりとすり合わせを行うことが大切です。
40代保育士の具体的なアクション
40代の保育士さんにおすすめのアクションは、以下の3つです。
- 今後のキャリアや働き方の方向性を定める
40代ともなると保育業界での経験も長く、ベテランと呼ばれる方も多いでしょう。今後どのようにキャリアを重ね、どう働いていきたいのか、しっかりと方向性を熟考してから転職活動に入るのがベストです。 - 自分の強みを的確に見極め、アピールポイントにする
40代の保育士は、「自分が現場に対してどう貢献できるか」を客観的に自覚できているはずです。自分の強みを洗い出し、それを面接で的確にアピールできれば、転職活動もスムーズに進むでしょう。
面接で好印象を与える。「2回目の転職理由」の伝え方(例文付き)
面接で採用側が重視するのが、面接時の受け答えです。中でも相手が一番気にしているのは、やはり「2回目の転職理由」でしょう。
ここでは、ネガティブな印象を避け、好印象を与えられる転職理由を例文形式で3つ紹介します。
人間関係が理由で辞めたケース
【例文】 以前勤めていた園は、規模の大きな認可園でした。大勢の保育士が勤めていたのですが、意見交換の場や雰囲気がなく、日頃からコミュニケーション不足を感じていました。もっと風通しがよく、保育士同士が連携して働ける保育園で働きたいと考えています。
仕事量や勤務時間の多さが理由で辞めたケース
【例文】 以前の勤務園は、業務量のわりに保育士が少なく、土日を含む持ち帰り仕事をしなければ仕事が終わらないほど業務負担が重く、体調を崩しかけてしまいました。そこで、仕事を共に進められる職員がおり、評価制度が確立している職場で働きたいと考えました。
キャリアやスキルアップなど、将来性が理由で辞めたケース
【例文】 私は保育士として日々スキルを磨き、ゆくゆくは主任などの管理職に就いて働きたいと考えています。以前の勤務園ではスキルやキャリアアップにつながる仕組みや支援がなく、将来性に不安があったため、転職することを決めました。
まとめ

2回目の転職活動を始める保育士さんの多くが「次こそは理想の職場に就職したい」「失敗したくない」と考えているのではないでしょうか。
転職活動を成功させるためには、転職先候補のしっかりとした見極めと、焦らず丁寧に進めることが大きなポイントになります。
そして、そんな失敗できない転職活動にぴったりなのが、保育士専門の転職エージェントの活用です。保育業界に特化した求人情報を紹介してもらえるため、自分に合った職場と出会える確率がグッと上がりますよ。
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プロのサポートを活用して、次こそあなたが長く安心して勤められる理想の職場に出会えると良いですね。