保育士で年収600万円を目指すことは、勤務先や役職、働き方によっては不可能ではありません。ただし、一般的な保育士の給与水準をふまえると、実現にはキャリアアップなどの工夫が必要です。

この記事では、保育士が年収600万円を目指すための方法や注意点をご紹介します。

目次

保育士の年収で600万は可能か?

保育士で年収600万円を目指すことは、働き方や勤務先の条件によっては可能です。

ただし、一般的な保育士の平均年収より高い水準になるため、通常の勤務だけで実現するのは簡単ではありません。

園長や主任、マネージャーなどの役職を目指す、給与水準の高い園へ転職する、手当や借り上げ社宅制度、副業を活用するなど、複数の方法を組み合わせて考えることが大切です。

年収600万円を実現する5つの具体的ルート

保育士で年収600万円を目指すには、役職や勤務先、手当、副業などを組み合わせて考えることが大切です。具体的なルートをご紹介します。

管理職にキャリアアップする

園長や主任などの役職に就くと、基本給にくわえて役職手当が支給される場合があります。保育だけでなく、職員のマネジメントや園運営に関わるため、収入アップとあわせて役割の広がりも理解しておきましょう。

都内など給与水準の高いエリアで働く

保育士の給与は、働く地域によって差があります。都内など保育士の需要が高いエリアでは、給与水準が比較的高めに設定されている場合があります。

通勤時間や生活費とのバランスを見ながら、エリアごとの求人を比較してみましょう。

手当や賞与が充実している園を選ぶ

年収を上げるには、月給だけでなく手当や賞与の内容も確認することが大切です。

処遇改善手当、役職手当、住宅手当、資格手当、賞与の支給実績などによって、年間収入に差が出ることがあります。求人は年収ベースで確認しましょう。

借り上げ社宅制度を活用して実質的な負担を減らす

借り上げ社宅制度を利用できる園では、家賃負担を抑えられる場合があります。

とくに都内など家賃が高いエリアでは、住宅費を減らすことで実質的なゆとりにつながります。自己負担額や利用条件も事前に確認しておきましょう。

副業ができる職場で収入源を増やす

副業が認められている職場なら、本業の収入にくわえて別の収入源を持つ方法もあります。

ベビーシッターや子育て関連の発信、ライティングなど、保育経験を活かせる副業もあります。ただし、就業規則を確認し、無理のない範囲でおこなうことが大切です。

今の職場で給料アップをするために行いたいこと

今の職場で収入アップを目指すには、給与の仕組みや評価基準を知ることが大切です。できることから確認していきましょう。

現在の給与や手当の内訳を確認する

まずは、基本給や処遇改善手当、資格手当、役職手当、残業代など、現在の給与内訳を確認しましょう。

どの部分が固定で、どの手当が増える可能性があるのかを知ることで、給料アップの方向性を考えやすくなります。

昇給や賞与の評価基準を把握する

昇給や賞与がどのような基準で決まるのかを確認することも大切です。勤続年数だけでなく、担当業務や役職、園への貢献度が評価に関わる場合もあります。

評価の仕組みを知ることで、今後何を意識すべきかが見えやすくなります。

キャリアアップ研修の受講を検討する

保育士等キャリアアップ研修を受講すると、専門性を高められるだけでなく、役職や手当につながる可能性があります。

乳児保育や障がい児保育、保護者支援など、自分の強みにしたい分野を学ぶことで、今後のキャリアにも活かしやすくなります。

主任や園長などの役職を目指す

主任や園長などの役職に就くと、役職手当が加算される場合があり、給料アップを目指しやすくなります。

ただし、管理職は保育だけでなく、職員のサポートや園全体の運営にも関わるため、求められる役割も広がります。

担当業務やリーダー経験を増やす

行事の担当やクラスリーダー、後輩保育士のサポートなどを経験すると、園内での評価につながる場合があります。

無理のない範囲で担当できる業務を増やし、実績を積むことで、昇給や役職へのステップにつなげやすくなるでしょう。

面談で給料アップを希望を相談する

給料アップを希望する場合は、園長や主任との面談で相談してみるのもひとつの方法です。

その際は、ただ給与を上げてほしいと伝えるのではなく、これまでの担当業務や今後挑戦したい役割を整理して伝えると、前向きに受け止めてもらいやすくなります。

今の職場で難しい場合は転職も視野に入れる

今の職場で昇給の機会が少ない、役職に空きがない、手当が限られている場合は、転職を考えるのも選択肢です。

給与水準の高い園や手当が充実した職場に移ることで、収入アップを目指せる可能性があります。無理に今の職場だけで考えず、広い視点で働き方を見直してみましょう。

年収600万円を実現する求人票の見つけ方

求人票を見るときは、月給だけでなく賞与や手当、制度まで確認することが大切です。年収アップにつながる見方をご紹介します。

月給だけでなく想定年収まで確認する

求人票を見るときは、月給だけでなく想定年収まで確認しましょう。月給が高く見えても、賞与が少なかったり手当が含まれていたりすると、年間収入では思ったほど差が出ない場合があります。

年収600万円を目指すなら、月給、賞与、各種手当を含めた総額で比較することが大切です。

賞与の支給実績や回数を見る

年収を大きく左右するのが賞与です。求人票では、賞与の有無だけでなく、年何回支給されるのか、前年度実績が何ヶ月なのかを確認しましょう。

同じ月給でも、賞与の支給実績によって年収に差が出ます。実績が明記されている求人は、収入の見通しを立てやすいでしょう。

役職手当や処遇改善手当の有無を確認する

保育士の収入アップには、役職手当や処遇改善手当も関わります。主任や副主任、リーダー職などに手当がつく園では、一般保育士よりも高い年収を目指しやすくなります。

求人票では、基本給だけでなく、どのような手当があり、どの条件で支給されるのかを確認しておくと安心です。

管理職や主任候補の求人を探す

年収600万円を目指すなら、一般保育士の求人だけでなく、園長候補や主任候補、マネージャー職などの求人も視野に入れましょう。

管理職やリーダー職は、基本給や役職手当が高めに設定されていることがあります。これまでの経験を活かしてステップアップしたい方は、役職付きの求人を探すのもおすすめです。

借り上げ社宅制度や住宅手当の条件を見る

額面の年収だけでなく、実質的な生活費を抑えられる制度にも注目しましょう。借り上げ社宅制度や住宅手当がある求人では、家賃負担を減らせる場合があります。

とくに都市部では住居費が高くなりやすいため、給与だけでなく、自己負担額や利用条件まで確認することが大切です。

昇給制度やキャリアアップ制度を確認する

入職時の給与だけでなく、将来的に収入を上げられる仕組みがあるかも確認しましょう。

昇給制度やキャリアアップ制度が整っている園では、経験年数や役職、研修受講に応じて給与が上がる可能性があります。

長く働きながら年収600万円を目指すなら、入職後の給与の伸びも大切な判断材料です。

給与水準の高いエリアや法人を比較する

保育士の給与は、働くエリアや運営法人によって差があります。

都内など給与水準の高い地域や、大手法人、手当が充実している園では、収入アップを目指しやすい場合があります。

複数の求人を比較し、月給や賞与だけでなく、制度や働き方も含めて総合的に判断しましょう。

転職する際に意識すること

転職する際に意識すること

年収アップを目指す転職では、給与条件だけでなく働き方や職場環境も大切です。入職後のミスマッチを防ぐポイントを確認しましょう。

賞与以外の給与条件にも目を向ける

年収を考えるときは、賞与の金額だけでなく、基本給や各種手当も確認して年収で考えるようにしましょう。

賞与が高く見えても、基本給が低い場合や支給条件が限られている場合、想定していた年収に届かないこともあります。

月給、賞与、役職手当、処遇改善手当などを含めて、年間でどのくらいの収入になるかを見ておくことが大切です。

想定年収と実際の働き方をあわせて見る

求人票に想定年収が記載されていても、その金額がどのような働き方を前提としているのか確認が必要です。

たとえば、役職手当や残業代を含んだ金額なのか、賞与実績をもとにした目安なのかによって、実際の収入は変わります。

給与だけで判断せず、勤務時間や業務内容、求められる役割もあわせて確認しましょう。

残業や持ち帰り仕事の実態を確認する

収入が高くても、残業や持ち帰り仕事が多い職場では、心身の負担が大きくなる場合があります。

面接では、残業時間の平均や行事前の業務量、書類作成の時間が勤務内に確保されているかなどを確認しておくと安心です。

無理なく働き続けるためには、年収だけでなく、日々の働き方にも目を向けることが大切です。

園見学で職員や子どもの雰囲気を見る

求人票や面接だけでは、園の雰囲気まで分かりにくいものです。

可能であれば園見学をおこない、職員同士の声かけや子どもへの関わり方、園全体の落ち着きなどを確認しましょう。

職員が忙しすぎる様子はないか、子どもが安心して過ごしているかを見ることで、自分が働く姿をイメージしやすくなります。

管理職求人は仕事内容や責任範囲も確認する

園長や主任、マネージャーなどの管理職求人は、一般保育士より高収入を目指しやすい一方で、責任範囲も広がります。

職員のマネジメント、保護者対応、園運営、シフト管理など、どこまで担当するのかを事前に確認しましょう。収入アップだけでなく、自分の経験や希望する働き方に合っているかを見極めることが大切です。

保育士の年収600万円まとめ

保育士で年収600万円を目指すには、役職へのキャリアアップや給与水準の高い職場選び、手当や制度の活用などが大切です。今の職場で収入アップが難しい場合は、転職も選択肢のひとつです。

保育士人材バンクでは、給与条件や手当、借り上げ社宅制度などもふまえて、収入アップを目指せる職場探しをサポートしています。お気軽にご相談ください。

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