「子どもは好きだけど、今の働き方は限界…」「せっかく取った資格を無駄にしたくない」そんな悩みを持つ保育士さんは少なくありません。実は、保育士の専門性は、一般企業や福祉施設など、想像以上に広い分野で求められています。
この記事では、「体力的に無理ない仕事」「土日休みの仕事」「キャリアを広げる仕事」など、目的別に41の職種を徹底解説します。今のあなたにぴったりの「新しい道」が必ず見つかるはずです。
転職を成功させるためのポイントも解説しているので、新しい働き方を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
保育士資格を活かせる仕事【保育園・現場系】(11選)
まずは、保育の経験をダイレクトに活かせる現場系の仕事です。園の規模や対象が変わるだけで、働きやすさがガラリと変わることもあります。
「こんな働き方もあるんだ!」と新たな選択肢に出会えるはずです。
<一覧表:保育士資格を活かせる仕事【保育園・現場系】>
| 職種名 | 主な特徴・メリット | 働き方のポイント |
| ① 認可保育園 | 給与・福利厚生が最も安定 | シフト制・行事残業あり |
| ② 小規模保育園 | 0~2歳児のみでゆったり | 行事少なめ・異動なし |
| ③ 認可外保育園 | 教育方針がユニーク | 園により待遇差あり |
| ④ 院内保育所 | 少人数で医療者を支える | 夜勤・当直の可能性あり |
| ⑤ 企業内保育園 | 土日祝休み | 大きな行事少な目 |
| ⑥ 託児所 | 一時預かり中心で身軽 | 短時間・パート多め |
| ⑦ 病児保育 | 医療知識が身につく | 感染症対策・看護必須 |
| ⑧ 夜間保育園 | 深夜手当で稼げる | 夜勤中心の生活 |
| ⑨ 休日保育 | 平日休みが取れる | 土日祝勤務・単発 |
| ⑩ 保育ママ | 自宅で独立開業できる | 自宅提供・代替要員必要 |
| ⑪ ベビーシッター | 高時給・人間関係なし | 自由な時間・直行直帰 |
①認可保育園
国の基準を満たした最も一般的な職場です。
- 仕事内容: クラス担任業務、月案・週案作成、行事運営、保護者対応。
- メリット: 福利厚生や賞与が安定しており、長期的なキャリア形成が可能。処遇改善手当も手厚く、借り上げ社宅制度がある園だと手取りも高め。
- 注意点: 行事がある園など、忙しい時期は残業が発生しやすいでしょう。
国の基準に沿って運営される安心感のある職場。年齢別のクラス編成や行事など、保育士としての基礎をしっかり学べる環境です。
分業体制でチームワークを活かして働きたい方にピッタリ!正社員・パート・派遣社員など求人も豊富です。
②小規模保育園

定員19名以下、0〜2歳児を対象としたアットホームな園です。
- 仕事内容: 乳児保育が中心。大きな行事はなく、日常の保育を重視。
- メリット: 子ども一人ひとりとじっくり関われる。運動会などの大型行事準備がない。
- 注意点: 職員数が大規模園に比べ少ないため、人間関係が固定化されやすい側面があります。
0~2歳児を中心とした少人数の保育園で、子ども1人ひとりにしっかり寄り添えるのが魅力です。アットホームな雰囲気で、家庭的な保育を大切にしたい方におすすめの環境。
人間関係も密になるため、丁寧な関わりを求める方に向いています。
③認可外保育園
独自の教育方針を持つ園や、インターナショナルな園など多種多様です。
- 仕事内容: 園の方針(英語、リトミック、モンテッソーリ等)に沿った保育。
- メリット: 公的な規制に縛られすぎず、自由度の高い保育ができる。特色ある経験が積める。
- 注意点: 園によって給与や労働条件の差が激しいため、見極めが重要。
公的基準に縛られず、園ごとの方針で運営されているため、英語・モンテッソーリなど個性豊かな保育ができます。
自由度の高い環境で、自分の得意分野を活かしたい方にピッタリ。園によって雰囲気が異なるので、見学して比較するのがおすすめです。
④院内保育所
病院で働く医師や看護師のお子さんを預かる施設です。
- 仕事内容: 異年齢(縦割り)保育が基本。保護者が同じ建物内にいる安心感があります。
- メリット: 行事が少なく、少人数で保育ができる。医療従事者を支えるやりがいがある。
- 注意点: 24時間保育を行っている場合、夜勤や当直が発生します。
病院で働く職員のお子さんを対象にした保育所で、落ち着いた少人数保育が基本。医療スタッフとの信頼関係が大切で、体調管理や夜間保育に携わることもあります。
静かな環境で丁寧に保育したい方に向いています。
⑤企業内保育園
企業のオフィス内や近隣に設置され、従業員の子どもを預かります。
- 仕事内容: 社員のお子さんの保育。企業に準じたスケジュール。
- メリット: 企業が土日休みの場合、同じく土日祝休みとなりやすい。
- 注意点: 園庭がないビル内施設が多く、外遊びの工夫が必要。
企業が設置・運営する保育園で、おもに従業員の子どもを預かります。保護者と密に関わる機会が多く、比較的落ち着いた雰囲気の中で働けることが多いのが特徴です。
企業が母体となるため一定の安定感があり、ワークライフバランスを大切にしたい方にもおすすめです。
⑥託児所・キッズルーム
商業施設やイベント会場での一時預かりを担当します。
- 仕事内容: 買い物や観劇中のお子さんの安全管理。
- メリット: 毎回違うお子さんと関わるため、新鮮な気持ちで働ける。
- 注意点: 継続的な成長を見守ることは難しい。雇用形態はパート・アルバイトが多い。
商業施設やフィットネスクラブなどに併設された一時保育施設。短期間の預かりが中心なので、パートや副業としても働きやすい環境です。
子どもと楽しく関わりながら、自分のライフスタイルに合わせて働きたい方に向いています。
⑦病児・病後児保育
病気療養中、または回復期のお子さんを預かります。
- 仕事内容: 看護師と連携した保育、検温、服薬介助、静かな遊びの提供。
- メリット: 医療的な知識が身につき、1対1に近い保育ができる。
- 注意点: 感染症対策が必須。子どもの体調急変に対する冷静さが求められる。
体調不良や病気の回復期にある子どもを預かる専門的な保育。看護師との連携のもと、安心して過ごせるよう丁寧にサポートします。
体調の変化に気づける観察力や、優しく寄り添う姿勢を活かしたい方におすすめです。
⑧夜間保育園
夜間に働く保護者のために、夕方から深夜まで開園しています。
- 仕事内容: 夕食の提供、入浴介助、寝かしつけなど、生活のサポートが中心。
- メリット: 深夜手当がつく場合、給与水準が高い。日中は自由な時間が持てる。
- 注意点: 生活リズムが昼夜逆転するため、体力管理が必要。
夕方から深夜まで開園している保育園で、生活リズムが夜型の方に向いています。就寝前の安心感を支える保育が中心で、子どもとゆったり関わる時間も豊富!
夜勤手当がつく場合がほとんどで、収入面でのメリットもあります。
⑨休日保育・一時保育
普段は別の園に通う子どもを、土日や緊急時に預かります。
- 仕事内容: 異年齢保育。その日初めて会う子との関係づくり。
- メリット: 平日は別の仕事やプライベートに充てられる。
- 注意点: アレルギー情報などの引き継ぎミスを行ないようにする。
土日や祝日、または一時的な利用に対応する保育スタイル。毎回違う子どもと接するため、新鮮な気持ちで働けます。
臨機応変な対応力が求められますが、短時間勤務やライフスタイルに合わせた働き方をしたい方に最適です。
⑩保育ママ(家庭的保育者)
自治体の認定を受け、自宅などで少人数(3〜5人)を預かります。
- 仕事内容: 家庭的な環境での保育。給食やおやつも自ら準備する場合が多い。
- メリット: 自分の理想とする保育を自宅で開業できる。
- 注意点: 自宅の一部を保育スペースにする必要がある。代替要員の確保が課題。
自宅や専用施設で少人数の子どもを預かる、家庭的な保育スタイル。自治体の研修や登録が必要ですが、子どもと密に関われるのが魅力です。
家庭的な雰囲気の中でじっくり保育をしたい方や、開業を目指す方にもおすすめです。
⑪居宅訪問型保育(ベビーシッター型)
利用者の自宅でマンツーマンの保育を行います。
- 仕事内容: 個別保育、送迎代行、習い事の付き添いなど。
- メリット: 人間関係のしがらみがない。時給が高く、働く時間を自由に選べる。
- 注意点: 基本的に一人で仕事を行うため段取りが重要。収入が依頼数に左右される。
利用者の自宅で1対1の保育をおこなうスタイル。家庭ごとの個性に合わせた保育ができ、自分らしい関わり方を大切にしたい方にピッタリ!
時間の融通が利きやすく、プライベートとの両立を重視する方にもおすすめです。
保育士資格を活かせる仕事【教育関係】(6選)
保育士資格は、保育園だけでなく“教育・福祉”の場でも活かせます。
子どもの成長を見守りながら、知育や生活の基本、思いやりやマナーを伝える力は、教育現場でも求められるスキルです。
ここでは、幼稚園や認定こども園、幼児教室など、保育と教育が交わる職場をご紹介します。
<一覧表:保育士資格を活かせる仕事【教育関係】>
| 職種名 | 主な特徴・メリット | 働き方のポイント |
| ⑫ 幼稚園 | 教育活動に専念できる | 春夏冬に園児が長期休暇 |
| ⑬ 認定こども園 | 保育と教育の両方を経験 | 制度が複雑で対応力必須 |
| ⑭ 幼児教室 | 「先生」として授業を行う | 土日勤務・成果重視 |
| ⑮ インターナショナル | 英語力が活きる・高給与の場合も | 異文化への適応力必須 |
| ⑯ オルタナティブ | 特定メソッドの専門職 | 資格取得が必要な場合も |
| ⑰ プレスクール | 質の高い早期教育 | 保護者の期待値が高い |
⑫幼稚園

- 仕事内容: 3歳〜就学前児童の教育。文部科学省管轄のカリキュラム実施。
- メリット: 教育的な活動に専念できる。春・夏・冬の長期休暇が取りやすい。
- 注意点: 保育士資格だけでなく幼稚園教諭免許が必要(幼保特例制度で取得可能)。
文部科学省の管轄で、3歳~就学前の子どもに教育をおこなう施設。生活習慣や協調性、集団活動を重視した教育カリキュラムに沿って保育を進めます。
年間行事などのイベントも多く、チームでの連携力やリーダーシップを磨ける機会も豊富!教育的視点で子どもと関わりたい方におすすめです。
⑫認定こども園
- 仕事内容: 保育と教育の両方の機能を持つ施設での勤務。
- メリット: 0歳から就学前まで幅広い年齢と関わり、多様なスキルが身につく。
- 注意点: 認定こども園の形態によって、保育士や幼稚園教諭免許の両免が必要な場合がある。
保育園と幼稚園の機能を兼ね備えた施設で、0~5歳の幅広い年齢層を対象とします。
教育と保育の両方に携わるため、柔軟な対応力が求められますが、子どもの成長を多角的に支えたい方にはやりがいのある職場です。
⑭幼児教室
- 仕事内容: 小学校受験対策、知育遊び、リトミックなどの指導。
- メリット: 「先生」として保護者から頼られる。こどもの学びや成長に関われる。
- 注意点: 成果(合格や発達)を求められるプレッシャーがある。土日勤務が多い。
知育や受験対策、個別の発達支援などを目的とした少人数制の教室です。遊びを通して学ぶスタイルが中心で、子どもの成長を間近で実感できます。
「教えること」が好きな方や、落ち着いた環境で働きたい方に向いています。
⑮インターナショナルスクール
- 仕事内容: 英語環境での保育・教育補助。外国人講師のサポート。
- メリット: 英語力を活かせる。または働きながら英語を学べる。
- 注意点: 日本の保育とは異なる文化・方針への適応力が必要。
英語を使って保育・教育をおこなうスクールで、保育士資格が英語スキルとあわせて活かせます。
異文化に触れながら、グローバルな感性を育てる保育に携わりたい方にピッタリ!英語を活かしたい方にもおすすめです。
⑯オルタナティブ教育(モンテッソーリなど)
- 仕事内容: シュタイナーやモンテッソーリなど、独自の教育法の実践。
- メリット: 特定の教育メソッドを深く学べる。
- 注意点: 専門資格の取得を求められる場合がある。
1人ひとりの自発性や個性を尊重する教育スタイルで、モンテッソーリやシュタイナーなどが有名です。
子どもの「やりたい」を大切にしたい方や、既存の枠にとらわれず関わりたい方に向いています。
⑰プレスクール
- 仕事内容: 幼稚園入園前の準備教育(英語や集団生活の練習)。
- メリット: 教育プログラムに関わることができ、学べる。
- 注意点: 保護者の期待値が高く、丁寧な対応と報告が必須。
就学前の子どもを対象とした早期教育の場で、英語や知育活動を重視する園も多くあります。
語学や教育分野にも興味がある方なら、さらにやりがいを感じられるはずです。
保育士資格を活かせる仕事【福祉・療育・施設系】(14選)
保育士資格は、子どもの“生活”や“心のケア”を支える福祉の現場でも幅広く活かされています。
発達支援や障がい児支援、家庭支援など、より専門性が求められる分野だからこそ、保育士のやさしさや寄り添う力が大きな力になります。
ここでは、福祉関係の職場を具体的にご紹介します。
<一覧表:保育士資格を活かせる仕事【福祉・療育・施設系】>
| 職種名 | 主な特徴・メリット | 働き方のポイント |
| ⑱ 放課後等デイ | 小学生の個別支援 | 比較的固定時間の勤務 |
| ⑲ 児発センター | 専門職(ST/OT)と連携 | 療育知識が深く学べる |
| ⑳〜㉔ 各種障がい児施設 | 障がい特性に特化した支援 | 体力・介助スキルが必要 |
| ㉕ 心理治療施設 | 心理ケア・カウンセリング | 精神的なタフさが必要 |
| ㉖ 児童養護施設 | 子どもの「親代わり」になる | 宿直・夜勤あり |
| ㉗ 乳児院 | 0歳児養育のスペシャリスト | 夜勤あり・医療連携 |
| ㉘〜㉛ 各種支援施設 | 困難を抱える母子や自立支援 | 相談業務・生活指導 |
⑱放課後等デイサービス

【注目の転職先】 障がいのある就学児(小〜高)の放課後支援。近年施設数が増加しています。
- 仕事内容: 宿題の見守り、社会的スキル訓練、レクリエーション。
- メリット: 勤務開始が遅め(10時〜など)。 個別支援に特化できる。
- 注意点: 送迎業務(運転)が含まれる求人がある。
障がいのある子どもたちが、放課後や休日に通う療育・支援の場です。個別対応が基本で、子どもの発達段階に合わせた関わりができます。
1人ひとりの成長に寄り添い、できることを増やすサポートをしたい方に向いています。
⑲児童発達支援施設・センター
- 仕事内容: 未就学の障がい児への療育、日常生活動作の指導。
- メリット: 専門職(言語聴覚士など)と連携し、療育スキルが高まる。
- 注意点: 保護者へのケアやアドバイスも重要な業務となる。
未就学の子どもを対象に、言葉や運動、社会性の発達を支援する施設です。専門職との連携も多く、チームで子どもの育ちを見守ります。
保育の経験を活かしながら、より専門的な知識も深めたい方におすすめです。
⑳知的障がい児施設
- 仕事内容: 知的障がいのある児童の生活全般の支援。
- メリット: 長期的な視点で子どもの自立を支えるやりがいが感じられる。
- 注意点: 体力が必要な場面や、パニック時の対応などが求められる。
日常生活の支援を通じて、知的障がいのある子どもの自立を支える施設です。生活リズムの安定や、社会性を育てる関わりが大切になります。
長期的に信頼関係を築きながら、子どもの成長を見守りたい方にピッタリです。
㉑知的障がい児通園施設
- 仕事内容: 自宅から通う児童への日中の療育支援。
- メリット: 通勤リズムが安定しており、子どもとじっくり関われる。
- 注意点: 成長のスピードが緩やかなため、根気強さが必要。パニックや対応力も求められます。
日帰りで通う通園型の施設で、家庭と連携しながら療育や生活支援をおこないます。保育園に近い雰囲気もあり、保育士としての経験やスキルが活かせます。
家庭とつながりながら、日常に寄り添うサポートがしたい方にはおすすめです。
㉒盲ろうあ児施設
- 仕事内容: 視覚・聴覚に障がいのある児童の支援。
- メリット: 手話や点字など、高度な専門スキルが身につく。
- 注意点: 専門的なコミュニケーション手段の習得が必須。意思疎通のすれ違いに悩むこともあります。
視覚や聴覚に障がいのある子どもへの支援をおこなう施設です。感覚に配慮したコミュニケーションが求められます。
専門性は高いですが、一つひとつの関わりが子どもの安心と自信につながるやりがいのある職場です。
㉓肢体不自由児施設
- 仕事内容: 身体に障がいのある児童の介助、療育。
- メリット: リハビリ職との連携が多く、身体介助の技術が向上する。
- 注意点: 抱きかかえや移乗介助が頻繁にあるため、腰痛などの身体的な負担が大きめです。
肢体に障がいをもつ子どもが日常生活を送る中で、保育・療育・介助など幅広い支援をおこないます。
医療やリハビリとの連携も多く、チームで子どもの「できる」を広げたい方に向いています。
㉔重症心身障がい児施設
- 仕事内容: 重度の肢体不自由と知的障がいを併せ持つ児童のケア。
- メリット: 一人ひとりの微細な反応や変化に気づく観察力が活きる。医療的ケアの知識も増える。
- 注意点: 体調急変のリスクもあるため、常に高い緊張感を持つ。
医療的ケアが必要な子どもへの支援をおこなう施設です。看護師や療法士と連携しながら、日常の安心や笑顔を大切にします。
専門的な支援が求められますが、保育士の関わりが子どもたちの穏やかな日常や心の安定につながる魅力的な仕事です。
㉕児童心理治療施設(旧:情緒障がい児短期治療施設)
- 仕事内容: 心理的・環境的要因でケアが必要な児童の生活支援と心理治療補助。
- メリット: 心理学やカウンセリングの知識を現場で実践できる。
- 注意点: 子どもの心の傷に向き合うため、精神的な強さが必要。
心のケアを必要とする子どもたちが一定期間暮らす施設です。保育士は生活支援だけでなく、信頼関係の構築が重要になります。
寄り添いながら子ども自身の力を信じ、成長を支えることに喜びを感じられる職場です。
㉖児童養護施設
- 仕事内容: 保護者のない児童、虐待等で家庭にいられない児童の養育(24時間交代制)。
- メリット: 子どもの「家族代わり」となり、深い信頼関係を築ける。
- 注意点: 宿直・夜勤がある。子どもの試し行動などに向き合う根気が必要。
家庭での養育が難しい子どもたちが暮らす施設で、生活全般を支える役割を担います。日常の中で深い信頼関係を築いていけるのが特徴です。
子どもたちの「心の居場所」になりたいと願う方に、ピッタリの環境といえます。
㉗乳児院
- 仕事内容: 0〜2歳児を中心とした養育。
- メリット: 赤ちゃんとじっくり関われる。医療従事者が多く安心感がある。
- 注意点: 夜勤を含むシフト制。抱っこやおんぶでの腰への負担。
0歳~おおむね2歳までの子どもたちが入所する施設で、育児に近い形の保育をおこないます。食事・睡眠・抱っこなど、手厚い関わりが求められます。
赤ちゃんとしっかり関わりたい方、家庭的な保育に関心がある方におすすめです。
㉘母子生活支援施設
- 仕事内容: DV被害や貧困などにより保護が必要な母子の生活再建支援。
- メリット: 子どもだけでなく母親への育児相談・自立支援も行う幅広い業務で学びが多い。
- 注意点: 複雑な家庭事情に関わるため、守秘義務とプライバシー配慮が極めて重要。
さまざまな事情で住まいを失った母子が、一定期間暮らせる施設です。保育士は子どもの生活支援はもちろん、母親の育児相談にも関わります。
家庭に近い環境の中で、親子が安心して生活できるようサポートする力が求められます。
㉙助産施設
- 仕事内容: 経済的理由等で入院助産を受ける妊産婦の支援、新生児のケア。
- メリット: 産後直後の母子支援ができる。
- 注意点: 24時間体制のため夜勤やオンコールがあります。経済困窮など複雑な事情への配慮も不可欠です。
経済的・家庭的に出産が難しい妊産婦が利用する施設です。赤ちゃんの誕生を迎える女性を支えながら、産後は育児の支援もおこないます。
保育士としての命のはじまりを見守り、母と子の新しい生活を支えるやりがいある職場です。
㉚里親支援機関・ファミリーホーム
- 仕事内容: 里親家庭の相談支援、小規模住居での養育補助。
- メリット: 地域社会の中で家庭的な養育を支えるやりがいを持てる。
- 注意点: 愛着障害やトラウマ(被虐待経験など)を抱えた子どもへの対応には、長期的な忍耐と専門知識が必要です。
家庭で暮らすことが難しい子どもを受け入れる、里親家庭や小規模住居型の養育施設(ファミリーホーム)を対象に、保育士が支援に関わります。
保育士は相談支援や研修などを通じて、子どもたちの安心できる環境づくりに貢献します。
㉛児童自立援助施設
- 仕事内容: 義務教育終了後、家庭に帰れない15〜20歳の自立支援(就労支援など)。
- メリット: 青年期の若者の社会への巣立ちをサポートできる。
- 注意点: 生活リズムが乱れている子への指導や、思春期特有の反抗・トラブル対応の難しさがあります。
家庭や学校での問題から自立を目指す児童を支援する施設です。生活指導や学習支援のほか、心のケアにも深く関わります。
子どもが未来に向かって一歩踏み出すための、伴奏者としての役割を果たすことができます。
保育士資格を活かせる仕事【公的機関・地域支援系】(6選)

<一覧表:保育士資格を活かせる仕事【公的機関・地域支援系】>
| 職種名 | 主な特徴・メリット | 働き方のポイント |
| ㉜ 子ども家庭支援セ | 相談業務がメイン | デスクワーク中心 |
| ㉝ 児童相談所 | 公務員待遇・社会的意義大 | 精神的負担・責任が重い |
| ㉞ 子育て支援セ | 親子の交流・広場運営 | 残業少なめ・日中勤務 |
| ㉟ 児童館 | 遊びの企画・幅広い年齢層 | 清掃や事務作業もあり |
| ㊱ 児童遊園 | 外遊び・安全管理 | 屋外勤務・体力勝負 |
| ㊲ 学童クラブ | 小学生の放課後の居場所 | 午後勤務メイン |
㉜子ども家庭支援センター
- 仕事内容: 地域の子育て家庭からの相談対応、ショートステイの調整など。
- メリット: デスクワークや相談業務が中心。体力的な負担が少ない。
- 注意点: クレーム対応や深刻な相談を受けることもある。
地域の子育て家庭を支援する中核的な施設です。相談対応や家庭訪問、関係機関との連携など多岐にわたる支援をおこないます。
子どもと家庭、そして地域をつなぐ「頼れる窓口」として、保育士の視点が活かされます。
㉝児童相談所(一時保護所含む)
- 仕事内容: 虐待通告への対応、一時保護された児童のケア。
- メリット: 社会的意義が非常に大きくやりがいを感じられる。
- 注意点: 虐待対応など精神的にハードな場面が多い。公務員試験の受験が必要な場合も。
虐待や非行など深刻なケースに対応する行政機関です。保育士は一時保護中の子どものケアや心理的なサポートをにないます。
専門性と冷静な対応力が求められますが、子どもの未来を守るための大切な役割を果たせます。
㉞子育て支援センター
- 仕事内容: 親子広場の運営、育児イベントの企画、親同士の交流促進。
- メリット: 親子の笑顔に触れられる職場で働ける。
- 注意点: 子どもだけでなく、保護者のケアや場のファシリテーション能力が必要。
未就園児と保護者が気軽に集える地域の子育て拠点です。保育士は遊びの提供や育児相談を通じて、親子をサポートします。
地域とつながりながら、子育て家庭の「困った」をやさしく受け止める役割があります。
㉟児童館
- 仕事内容: 地域の子どもの遊び場運営、イベント企画。
- メリット: 乳幼児から高校生まで幅広い年齢層と関われる。地域密着で働ける。
- 注意点: 幅広い年齢の子どもが利用するため、トラブル時の仲裁が難しいことや、清掃・事務作業が多い側面もあります。
子どもたちが自由に遊び、学べる地域の遊び場です。保育士は日々の遊びやイベントを通じて、子どもの成長と交流を見守ります。
異年齢の子どもと関わる機会も多く、さまざまな個性に触れながら多様な関わり方を学べるのがポイント。
比較的ゆとりある環境で、子どもたちとじっくり向き合える働きやすさも魅力です。
㊱児童遊園
- 仕事内容: 屋外施設での遊びの見守り、安全管理、遊具の点検。
- メリット: 自然の中で子どもたちと体を動かせる。
- 注意点: 屋外勤務が中心のため、夏場の暑さや冬の寒さ対策が必要。体力勝負な仕事です。
公園のような開放的なスペースにある施設で、地域の子どもたちが自由に遊べる場を提供します。
保育士は遊びの見守りや安全管理を通じて、子どもたちの安心・安全を支えます。
「地域と一緒に子どもたちの居場所をつくりたい」そんな想いのある方にピッタリです。
㊲学童クラブ(放課後児童クラブ)
- 仕事内容: 小学生の放課後の生活・遊びの場を提供。
- メリット: 「放課後児童支援員」の資格要件を満たせる。午前中は準備時間になることが多い。
- 注意点: 小学生の活発な動きについていく体力が必要。
共働き家庭の小学生を放課後に預かる施設です。宿題を見たり、一緒に遊んだり、家庭的な雰囲気の中で子どもの成長を支えます。
小学生との関わりに興味がある方や、放課後の時間を活かして働きたい方におすすめです。
保育士資格を活かせる仕事【一般企業・その他】(4選)
保育園や教育・福祉の現場以外にも、保育士の知識や経験を活かせる仕事はたくさんあります。
子どもや保護者と関わる場面、現場を支える立場、感性を活かせる業界など、あなたの得意や興味に合った働き方を見つけてみましょう。
| 職種名 | 主な特徴・メリット | 働き方のポイント |
| ㊳ 養成校講師 | 後進育成・アカデミック | 現場経験+指導力必須 |
| ㊴ 運営本部 | 土日休・高待遇・オフィス | PCスキル・ビジネスマナー |
| ㊵ 写真館 | 笑顔を引き出すあやしのプロ | 土日祝が繁忙期 |
| ㊶ アパレル | 保護者目線での提案・販売 | 立ち仕事・ノルマの場合も |
㊳保育士養成校の講師・アシスタント
- 仕事内容: 短大や専門学校での授業補助、実習指導。
- メリット: 後進の育成という教育的なやりがい。アカデミックな環境。
- 注意点: 現場経験に加え、指導力やPCスキルが求められる。
保育士を目指す学生を指導する仕事です。自分の現場経験をもとに、実習や授業をサポートできます。
子どもと直接関わる仕事ではありませんが、未来の保育士を育てるやりがいがあります。教育に興味のある方におすすめです。
㊴保育園運営会社
- 仕事内容: 採用担当、エリアマネージャー、園の立ち上げ、事務。
- メリット: 土日祝休み・デスクワーク。現場経験がある人が優遇される。給与水準が高い。
- 注意点: ビジネスマナーやPCスキルが必須。現場とは違う数字の責任がある。
保育園を複数展開する法人や企業で、現場を支える本部スタッフとして働きます。
採用・研修・運営管理などの仕事が中心で、保育士経験を活かしながら、より広い視点で園運営に関われるのが魅力です。
㊵写真館(スタジオスタッフ)
- 仕事内容: 七五三やお宮参り撮影時のあやし、着付け補助、衣装選び。
- メリット: 子どもの最高の笑顔を引き出す楽しさ。接客スキルが磨ける。
- 注意点: 土日祝日が繁忙期のため休みが取りにくい。
お宮参りや七五三、入園・卒園など、子どもの記念撮影をおこなう写真館で活躍する仕事です。保育士としての子ども対応力や、場を和ませる力が重宝されます。
可愛い瞬間を引き出すサポート役として活躍できるのが魅力です。
㊶子ども服業界
- 仕事内容: メーカーの企画開発、店舗での販売・アドバイザー。
- メリット: 保育士視点での商品提案が喜ばれる。好きなものに囲まれて働ける。
- 注意点: 販売職の場合はノルマがあることも。立ち仕事が中心。
子ども服メーカーやショップなどで、お客さま対応や売り場づくりを担当する仕事です。子育て世代と接する機会が多く、保育士としての目線や親しみやすさが活かせます。
感性や接客スキルを発揮したい方にピッタリの仕事です。
転職成功のポイント

保育士資格を活かして新しい職場にチャレンジしたい方へ。転職を成功させるためには、自己分析や情報収集、伝え方の工夫がカギになります。
ここでは、実際の転職活動で意識したいポイントをご紹介します。
自分の希望条件を明確にする
「どんな働き方をしたいのか」「どんな職場なら長く続けられそうか」など、自分の希望条件を整理しておきましょう!
給与・勤務時間・人間関係・子どもとの関わり方など、譲れないポイントを可視化することで、理想に近い職場を見つけやすくなります。
これまでの経験を前向きに伝える準備をする
転職回数やブランクが気になる方も、これまでの経験が“どう成長につながったか”、”それをどう活かすか”という視点で整理しておくことが大切です。
実習や現場で学んだこと、工夫したことを具体的に伝えられると、説得力が増します。
自分がどのように貢献できるか具体的にアピールする
「保育士として何ができるのか」を、採用側の目線でアピールすることがポイントです。
たとえば、「行事企画が得意」「保護者対応に自信がある」など、自分の強みを職場にどう活かせるかを明確に伝えましょう!
ライフスタイルとの両立を見据えて職場を選ぶ
働きやすさも大切な視点です。家族との時間、体力面、今後のライフプランなどを踏まえ、「無理なく続けられるか」を考えて職場を選ぶと、長期的に働きやすくなります。
転職エージェントや求人サイトを上手に活用する
希望に合った求人を探すなら、保育士専門の転職エージェントを活用するのもおすすめです。
条件の良い非公開求人や職場のリアルな情報を得られるほか、履歴書の添削や面接対策など、手厚いサポートが受けられます。
忙しくて情報収集の時間がとれない方や、1人での転職活動に不安を感じている方にも心強い味方です。
保育士資格を活かせる仕事のまとめ
保育士資格は、保育園以外にも、教育・福祉・企業分野など幅広い現場で活かすことができます。
「自分に合う職場が見つからなかった」、「自分には保育士は向いていないのかも・・・」
そのような理由で保育の仕事を諦めてしまうのは、とてももったいないことです。
保育園といっても、雰囲気や方針、働き方はさまざま。
あなたが本来の力を発揮できる場所は、必ず見つかります!
転職活動では、自分の希望条件や働き方を見つめ直し、これまでの経験や想いを前向きに伝えることが大切です。
不安を感じている方は、プロのサポートを受けながら進めていくのもおすすめです。
私たち保育士人材バンクでは、保育士専門のアドバイザーが1人ひとりに寄り添いながら、理想の職場探しを全力でお手伝いしています。
希望条件の整理から面接対策、内定後のフォローまで、転職活動をトータルでサポート。ぜひお気軽にご相談ください!