保育士として経験を重ねるなかで「今のままでいいのかな」「強みになる資格がほしい」と感じたことはありませんか。

年収アップや転職に活かしやすい資格から、日々の保育を深められるスキルまで、プラスアルファの資格を目的別にご紹介します。

目次

資格を取得する前に知っておきたい制度

保育士を続けながら年収アップを目指すなら、専門性やキャリアアップにつながる制度や資格を知っておくことはとても大切です。

保育士におすすめなプラスアルファの資格はたくさんありますが、まずは収入面に直結する重要な制度や資格をご紹介します。

【研修制度】保育士等キャリアアップ研修

保育士の年収・スキルアップを考えるうえで、まず知っておきたい大切な制度のひとつが「保育士等キャリアアップ研修」です。国が設けている研修制度で、保育士の専門性を高め、将来的な役割や待遇につながりやすくなります。

研修を修了すると、職務分野別リーダーや副主任保育士など、保育園のなかで一段階上の立場を目指せます。日本全国で通用するため、都道府県をまたぐような転職をしてもキャリアが途切れないことが大きなメリットです。また、役割が変わることで処遇改善加算の対象となり、給与や手当に反映される可能性があります。

研修内容は、乳児保育や幼児保育、障害児保育、食育、安全管理など、日々の保育に活かせる実践的な分野が中心です。「いきなり管理職を目指すのは不安……」という方でも、今の保育を深めながら、少しずつキャリアを広げられる仕組みになっています。

保育士等キャリアアップ研修の詳細は以下の記事で解説しています。
>>保育士等キャリアアップ研修とは?受けないとどうなるの?申し込み方法や研修内容を解説!

幼稚園教諭免許(幼保特例制度)

保育士としての経験を活かしながら、働ける場所や役割の幅を広げたい方は、幼稚園教諭免許の取得を目指すのもおすすめです。近年、認定こども園が増えていることにより、幼稚園教諭免許も持っている方が転職に有利になるケースも増えてきました。

保育園で働いている場合も、保育と幼児教育の両方の視点を理解していることは大きなスキルアップになります。

幼稚園教諭の免許をおすすめする理由のひとつが、期間限定で導入されている幼保特例制度です。すでに保育士として一定期間以上働いている人は、通常よりも少ない単位数で幼稚園教諭免許を取得できる仕組みを利用できます。

幼保特例制度は当初2020年までの期間限定の制度でしたが、令和11年度末(2030年3月31日)まで延長されることが発表されました。(2025年12月現在)

たびたび見直され、期間が延びてきた制度ですが、2030年以降については未定です。将来のために幼稚園教諭も検討している方は、幼保特例制度が行われている間の取得を目指しましょう。

【発達支援・心理】ニーズ急増!「こどもの心と発達」に強い資格

近年、発達支援の事業所や利用者は右肩上がりに増えています。それに伴い、発達支援や心理学の知識をもつ保育士の需要も高まる一方です。

「今の保育に少し難しさを感じている」「もっと一人ひとりに丁寧に関わりたい」と感じている方にとって、将来の選択肢を広げてくれる分野といえるでしょう。療育施設や発達支援を行なう職場への転職に強い資格を以下にまとめました。

児童指導員(任用資格)

児童指導員とは、児童福祉施設などに通う子どもの生活や発達をサポートする職業のことをいいます。児童指導員になるための資格試験はありませんが、学歴や職歴など一定の条件を満たすことで名乗ることができる任用資格です。

活躍の場として多いのは、児童発達支援事業所や放課後等デイサービス、児童養護施設などです。集団生活を送る保育園と比べて、個々の特性や課題に合わせた関わりが求められるため、「一人ひとりとじっくり向き合いたい」と感じている保育士にとってやりがいを感じやすい働き方といえます。

また、児童指導員が働く施設によって対象年齢が0歳~18歳と幅広いのも特徴です。長い期間関わりを持てるので、長期的な成長を見越したサポートや保護者との深い関係性が築けます。

療育分野への転職を考えている保育士にとって、現実的かつ入り口として選びやすい選択肢といえるでしょう。

児童発達支援管理責任者(児発管)

児童発達支援管理責任者(児発管)は、発達支援の現場で経験を積んだ先に目標とされる専門職です。児童発達支援や放課後等デイサービスでは必ず1名以上の配置が義務付けられており、療育の施設では欠かせないニーズの高い職業だといわれています。

障がいがある子どもの支援計画を作成し、現場の職員や業務内容の調整などを担います。現場では、支援の方向性を決めるリーダーのような存在です。

制度の見直しにより、児童発達支援管理責任者(児発管)は以前よりも目指しやすくなったものの、取得の条件である「実務要件」と「研修の修了」を満たすのは、今現在も簡単とは言えません。

しかし、資格取得に時間がかかるからこそ、児童発達支援管理責任者(児発管)の資格は、障がい児支援の分野でとても評価されています。障がい児への支援を行う事業所は増えていますが、児童発達支援管理責任者(児発管)の資格を持つ方はまだまだ足りない状況です。

いまはまだ条件を満たしていなくても「将来は療育分野で長く働きたい」「いずれは支援の軸となる役割を担いたい」と思っている方ならば、キャリアアップのひとつとして見据えておきたい資格です。

認定心理士・公認心理師

認定心理士・公認心理師は、子どもの行動や気持ちを感覚ではなく心理学の視点で理解したい場合にとても学びの多い資格です。保育のなかでありがちな「どうしてこの行動が続くんだろう」「声かけ、これでよかったのかな」と感じる疑問や不安に、専門分野の知識からアプローチできるのが大きな強みとなります。

認定心理士は、国家資格ではありませんが、心理学の基礎的な知識を持つことを示すことができます。一方で公認心理師は、心理分野の国家資格です。指定されたカリキュラムで学び、国家試験に合格する必要があるため、専門性はより高めとなっています。そのぶん、発達支援施設や相談支援の現場などで、専門性の高い人として信頼されやすい資格でもあります。

「子どもの気持ちをもう一歩深く理解したい」「将来は支援や相談に関わる働き方も考えてみたい」そんな思いを抱える方に検討してほしい資格です。

社会福祉士・精神保健福祉士

保育の枠を超えて、子どもや家庭をより広い視点で支える仕事に関わりたい方は社会福祉士・精神保健福祉士を目指すという選択肢があります。

社会福祉士は、家庭環境や生活面の困りごとを整理し、行政や支援機関につなぐ役割を担う職業です。子育て支援センターや児童相談所、福祉系の施設などで活躍しています。

精神保健福祉士は、心の不調や発達面に課題を抱える子どもや保護者への支援に強く、児童発達支援や放課後等デイサービス、医療と連携する現場で評価されています。

どちらも国家資格で、取得には指定科目の履修や試験での合格が必要です。そのぶん、専門性の高い職場や役割につながりやすい資格でもあります。

保育士として身に付いた「子どもの変化に気づく力」や「保護者の話を丁寧に聞く姿勢」は、どちらの資格でもそのまま活かせるスキルです。保育で感じてきた違和感や悩みが、サポートする際に役立つのは保育士の強みといえるでしょう。

社会福祉士・精神保健福祉士の職種は、勤め先によっては役職手当がもらえる場合があります。保育士の経験を土台に支援のスキルも磨きたい方にとって、2つの資格は働き方を広げられるチャンスです。

チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー(民間)

チャイルドカウンセラーや家族療法カウンセラーは、子どもや保護者の気持ちに寄り添う関わり方を学びたい方におすすめの民間資格です。

子どもや子育てに関する悩みや対応に応じるためのカウンセリング業務を学べます。家族療法カウンセラーでは、年齢問わず家族関係や家族全体を対象にしたカウンセリングを学べる点が違いです。

日々の保育のなかで「保護者対応に悩む」「子どもの言動の理由を理解したい」と感じた経験がある方ならば、これらの資格が学びやすい入り口といえます。カウンセリングの基本やコミュニケーション方法を中心に学べるため、保育の現場でも活かせるシーンがたくさんあります。

通信講座などで取り組む方法も選べるため、働きながらスキルアップしたい保育士も目指しやすい資格といえるでしょう。

発達障害コミュニケーション指導者

発達障害コミュニケーション指導者は、発達障がいの基礎知識に加えて、コミュニケーションの工夫や環境設定、関わり方のポイントなどを学べる資格です。初級・中級・上級に分かれていて、実務経験の期間や取得条件が異なります。

上級指導者になると、発達障がいに関する専門的な知識、関わり方などを熟知し、支援計画を立てられるスキルを持っていることを示せます。また、支援が必要な子どもや保護者への対応、関わりに悩む職員への指導でも役立つでしょう。

発達障害コミュニケーション指導者を目指す中で得た知識やスキルは、「声かけがうまく伝わらない」「集団行動が難しい子への対応に迷う」といった、現場でよくある悩みに直結します。療育施設だけでなく、一般の保育園でも活かせる場面が多く、保育の引き出しを増やしたい方が保育士としての成長を実感しやすい学びです。

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【遊び・表現】日々の保育が楽しくなる!実技系資格

保育の現場では、遊びや表現活動を行う機会も豊富です。音楽・運動・絵本・英語などの実技系資格は、保育での活動に活かせるだけでなく、保育士自身の得意分野を伸ばすきっかけにもなります。専門性を高め、日々の保育をより楽しくさせてくれるおすすめの資格を以下にまとめました。

リトミック指導員

リトミックとは音楽に合わせて体を動かし、リズム感や音感、運動能力など、さまざまな方向から子どもの成長を育む教育法のことです。乳児から幼児まで子どもの年齢や発達に合わせて幅広いプログラムがあり、多くの保育施設で導入されています。

リトミック指導員とは、リトミックの正しい理念や理論、実践方法を学んだ方に認められる民間資格です。リズムに合わせて体を動かす活動は、乳児から幼児まで幅広く取り入れやすく、日々の保育にすぐ活かせる点が大きな魅力です。

「音楽が好きな方」や「体を動かす遊びをもっと充実させたい方」に向いています。

絵本専門士

絵本専門士は、絵本に関する専門的な知識とスキルを持つことを示す資格です。読み聞かせや選び方を深く学び、子どもの想像力や理解力、感性、言語力などの発達を促します。

多くの保育施設では日常的に読み聞かせを行っているため、保育士にとっても絵本はとても馴染み深いものです。専門的な知識と技術を学ぶことで、目的を持って絵本を選んだり、より子どもたちを楽しませたりできるようになるでしょう。

「どんな絵本を選べばいいのか」「読み聞かせの時間をもっと豊かにしたい」と感じている方におすすめ。保育士の強みとして評価されやすい資格です。

おもちゃインストラクター・おもちゃコンサルタント

おもちゃインストラクター・おもちゃコンサルタントは、遊びを通した発達支援に興味がある方に向いている資格です。

おもちゃインストラクターはおもちゃの役割や指導のコツなど、おもちゃに関する基本を学べます。おもちゃコンサルタントは、子どもの成長や発達に合わせたおもちゃの選び方や、具体的な活用方法を学べる資格です。

実際の保育では、遊びの引き出しが増えることで保育士としての幅が広がります。

イングリッシュエキスパート保育士(英語関連)

近年では英語教育に力を入れている保育施設も多いため、英語関連の資格取得も必要な場面があるのではないでしょうか。なかでも、幼保英語士(イングリッシュエキスパート保育士)は保育士のプラスアルファの資格としておすすめです。

英語の歌や簡単なフレーズを保育や遊びに取り入れることで、「遊びの延長として英語に触れる」関わりを増やすことができます。向いているのは、「英語が好きな方」や「新しい取り組みに挑戦したい方」。資格取得を目指す中で、保育士自身の語学力も上げられる点が魅力です。

運動保育士

運動保育士は、子どもの発達段階に合わせた適切な運動遊びを提供する専門家です。保育士自身の運動は問わず、子どもたちに安全で楽しい指導ができるような知識とスキルを学べます。

運動遊びは保育のカリキュラムにも含まれており、体力づくりや集中力、社会性などを育みます。運動保育士の資格を取得することで、日常の外遊びや室内遊びを、より楽しく学びの大きい時間に変えられるのが大きなメリットです。

【食育・健康】アレルギーや病児保育に対応できる資格

【食育・健康】アレルギーや病児保育に対応できる資格

食事や健康に関することは、保育士の仕事と切り離せない大切な知識です。アレルギー対応や体調不良時の判断など、正解がひとつではなく、かつ素早い判断が必要な場面に直面することも少なくありません。

「子どもの健康や安全に配慮できる保育士になりたい」と感じている方は、食育や健康分野の資格がおすすめです。日々の保育をより安心・安全に行うための実践的な知識として活かせる点が特徴です。

食育インストラクター・食生活アドバイザー

食事や食育に関することを重点的に学ぶなら、食育インストラクターや食生活アドバイザーの資格が向いています。

食育インストラクターは基礎から食育のイロハを学び、日々の生活や保育などで指導できる知識やスキルを持つことを示す資格です。専門性の高さによって1級から4級、そしてプライマリーという5つの資格に分かれています。

食生活アドバイザーとは、健康な生活を送るために最適な食生活を提案する食のスペシャリストです。こちらも1級から3級に分かれ、専門性が上がるごとに活躍の場は広がります。

学べる内容は栄養の基礎知識だけでなく、食習慣の考え方や年齢に応じた食事のポイントなど、保育現場でそのまま活かせる内容が中心です。食育計画を立てる際や、保護者から食事に関する相談を受けたときにも身に付けた資格が役に立つでしょう。

食育に力を入れている保育園への転職を目指しているときにも強みになります。

登録販売者

登録販売者は、医薬品や健康に関する基礎知識を身につけたい保育士にとって、意外と相性のよい資格です。とくに、子どもの体調不良時や保護者からの相談対応などで、「どこまで説明していいのか迷ったことがある」という方にとって、安心材料になる知識が得られます。

登録販売者になるための学習では、一般用医薬品(第2類・第3類)や健康に関する基本的な知識を学びます。取得後も医療行為ができるわけではありませんが、「判断の軸」を持てるようになることで、落ち着いて対応しやすくなるのが大きなメリットです。病児保育や子どもの体調管理に力を入れている保育園では心強い存在になります。

向いているのは、「体調不良時の対応に不安を感じている方」や、「健康面の知識を学びたい方」です。健康・安全面に強い保育士として信頼を得やすくなるでしょう。

普通救命講習・上級救命講習

普通救命講習・上級救命講習は、「万が一のために、身につけておきたい実践的なスキル」として、保育現場に限らずさまざまな分野で必要とされている講習です。命を預かる職業のひとつである保育士も、事故や病気の急変が起きたときに冷静な判断と落ち着いた行動が求められます。

普通救命講習では、成人の心肺蘇生法やAEDの使用方法、けがや急病時の応急手当などを学びます。実際に体を動かしながら学ぶことで、自信につながりやすいのが特徴です。

保育士の方にぜひ受けてほしいのは、普通救命講習の内容に加えて、小児や乳児の蘇生方法、外傷の手当などまで幅広い講習を受けられる上級救命講習です。どちらの講習も各自治体で開催されているケースが多いので、お住まいの地域でチェックしてみましょう。

【働き方改革】フリーランスや独立も視野に入れた資格

保育士の働き方は、保育園に勤めるだけではありません。近年は、家庭環境やライフステージの変化に合わせて、より柔軟な働き方を選ぶ保育士も増えています。

フリーランスや独立を視野に入れる場合、働き方の選択肢を広げられるような以下の資格がおすすめです。

認定ベビーシッター

認定ベビーシッターは、在宅保育の知識や経験などを持つ方に認定している民間資格です。

さまざまな形での保育サービスが増えている近年では、在宅保育にも高い質が求められるようになってきました。公益社団法人全国保育サービス協会が実施・認定している認定ベビーシッターの資格は、基本的な保育スキルに加えて、ベビーシッター独自の専門性を持つことを示すことができます。

「少人数保育が好きな方」や「家庭に寄り添う保育をしたい方」が今後の選択肢のために取得する資格のひとつです。

産後ケアリスト

産後ケアリストは、産後の女性や家庭の心や体のサポート、子育て環境を整える支援などを行う専門的な民間資格です。新生児ケアだけでなく、保護者の心身の負担に寄り添う視点が求められます。

産後ケアリストには2級と1級に分かれ、2級を持つ方のみがより実践的なスキルを学べる1級の受講資格を得ることができます。産後不安定になりがちな女性に寄り添うために、コミュニケーション学も重点的に学べるのが特徴です。

子育て支援や相談業務など幅広い分野で活躍できるため、「保護者支援にも関わりたい方」や「地域で子育てを支える仕事に興味がある方」に向いています。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーは、家庭的な環境で少人数の子どもを預かる専門家です。イギリスでは国家資格として扱われる資格で、日本では資格保有者だけがチャイルドマインダーとして活動することができます。

チャイルドマインダーの保育はおもに自宅や小規模な施設で行い、家庭環境や個性に合わせた関わりを大切にしているのが特徴です。一人ひとりに合わせたサポートがしやすく、保育士の経験をより丁寧な保育に活かしたい方にとって魅力的といえます。

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【IT・事務】意外と盲点!園長・主任を目指すなら役立つスキル

【IT・事務】意外と盲点!園長・主任を目指すなら役立つスキル

保育現場で働いているとどうしても「子どもと関わるスキル」に目が向きがちですが、実はキャリアが進むほど事務・管理系の力が求められる場面が増えていきます。

主任や園長を目指す場合はもちろん、クラス運営や行事準備、書類業務の効率化など、日々の業務に取り組みやすくなるおすすめスキルは以下の2つです。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOSは、WordやExcelなどマイクロソフト製品の操作スキルを証明できる資格です。

一見保育士とつながりがないように感じますが、指導案やおたより作成、行事の資料づくり、シフト表の管理など、保育士は実のところパソコン作業も多く求められます。主任や園長と役職が上がっていくほどに、事務仕事の比率はさらに高まっていくでしょう。

事務仕事を効率化したい方はもちろん、将来のキャリアアップを視野に入れている方に向いています。

簿記(3級程度)

簿記は、経理書類の用語やルールを学び、お金の流れを理解するスキルが身につく資格です。キャリアアップをして保育園の運営に携わるようになると、備品の購入や予算管理、補助金の仕組みなどの知識が必然的に求められるようになります。

経理に関する知識を持っていれば、現場の経験だけではなく「運営」というもっと広い視野で物事を捉えられるようになります。現場感覚に経営視点をプラスしたい保育士におすすめです。

失敗しない選び方。働きながら資格を取るコツ

働いている保育士の多くが「資格は気になるけど、仕事をしながらできるのかな?」という不安を抱えています。大切なのは、今の自分の働き方と、これからどうなりたいかをセットで考えることです。

忙しい保育士さんでも無理なく資格を活かすための考え方と、現場目線での選び方のポイントをお伝えします。

「国家資格」か「民間資格」か

資格選びでまず迷うのが「国家資格と民間資格、どちらがいいの?」という点です。

先に結論をお伝えすると、どちらが良いかは「これからどんな働き方をしたいか」によって変わります。

一般的に、年収アップや役職手当など処遇に結びつきやすいのは国家資格です。社会福祉士や公認心理師といった資格は、療育施設や発達支援を必要とする職場で評価されやすく、待遇に反映されるケースがあります。世間一般からも知られているので、転職時の強みにもなるでしょう。

一方で、民間資格はすぐに現場で活かしやすいのが大きな魅力です。食育や表現、発達支援に関する資格は、日々の保育のなかで比較的役立てやすいといえます。

昇給には直結しなくても、役割の幅が広がり総合的なスキルアップになるので、やりがいを感じやすくなるメリットがあります。多くの職場では勤続年数が上がるほど収入アップしていくので、やりがいを持って生き生きと働けるスキルを持つことはとても大切です。

まずは「将来のキャリアアップを見据えたいのか」「今の保育をもっと充実させたいのか」じっくり考えてみてくださいね。

勉強時間の捻出方法

働きながら資格を取ろうとすると、多くの方が「時間の作り方」の壁にぶつかります。朝はバタバタ、仕事が終わる頃にはクタクタ。そう感じるのはとても自然なことです。

実は、生活リズムを大きく変えなくても勉強時間は捻出できます。

<忙しい人でもできる、勉強時間のつくり方>

  • SNSを見る時間を「〇分まで」と決めてみる
    「夜は15分まで」など上限を決めるだけでも、時間の無駄づかい防止に効果ありです。
  • 通勤時間を活用する
    動画や音声を聞くだけでも、良い勉強時間になります。
  • 休憩時間の5分を使う
    まとまった時間が取れなくても、5分あれば用語を1つ覚えることはできます。「少しだけ」を積み重ねが大切です。
  • 気持ちが乗らない日は「5分だけ」勉強する
    5分だけ、と決めれば勉強に向かうまでのハードルを下げられます。短い時間でも取り組めたことが自分への自信につながります。
  • 「毎日やらなきゃ」と思わない
    忙しい日は思い切って何もしなくてOK。できた日を積み重ねるほうが、勉強が長く続きます。

社会人の資格取得はスキマ時間の活用や、細切れの勉強がカギです。できそうな工夫をぜひ試してみてくださいね。

まとめ

保育士のプラスアルファ資格は、「取って終わり」ではなく、現場で活かしてこそ意味があります。目的に合った資格を選ぶことで、働き方の選択肢も自然と広がっていきます。

保育士人材バンクでは、「療育の職場で働きたい」「自分の強みをきちんと評価してくれる園を探したい」といった希望に合わせて、あなたのスキルを活かせる求人を紹介しています。資格や経験をどう活かせるか悩んだときは、ぜひ相談してみてください。

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