この記事では、保育士が上京するメリットや注意点のほか、住居費の負担を軽くする制度などについて解説します。
上京前にチェックしたいポイントや、生活スケジュールのご紹介など、現実的・実践的な内容を紹介していますので保育士で上京を考えている方は、ぜひご一読ください。
目次
保育士が上京する理由は?
保育士が上京する理由は、以下の理由が考えられます。
- 保育士の求人が多いから
- 保育士の待遇がいいから
- 都内に住みたいから
ここからは1つずつその理由について、ご紹介していきます。
この記事を読んでいるあなたにも、参考になる理由が見つかるのではないでしょうか。
保育士の求人が多いから
1つ目は、保育士の求人が地方よりも多いためです。
東京は日本で一番の大都市です。日本のビジネスの中心でもあり、多くの人が働いています。共働きの家庭も多く待機児童数も多いため、都内では保育所が増え続けています。
その一方で、都会では保育士不足が深刻で、保育士の需要が地方に比べて高く、たくさんの求人が出ている状況です。
保育士として就職や転職したい場合、求人数の多い東京であれば、ご自身の条件に合う、理想の職場が見つかるかもしれません。
保育士の待遇がいいから
2つ目の理由は、保育士の待遇がいいからです。
先に述べた通り、都内では保育所が増加し続けています。その半面、保育士不足が深刻なので、保育士のニーズは増える一方です。
保育士の求人が多いということは、保育士側が良い条件の職場を選びやすい状況にあるということです。
園側は人手が欲しいので、待遇を少しでも良くして人材を確保しようとします。その結果、全体として保育士の待遇は良くなる傾向にあります。
他のエリアと比べると、東京で働く保育士の待遇は良いと言えるでしょう。
都内に住みたいから
3つ目の理由に、都内に魅力を感じその場所に住んでみたいと思うことが挙げられます。
1点目2点目の求人数の多さや待遇の良さは、保育士としての就職や転職に関する理由でしたが、一方でシンプルに「東京に住みたい」などの理由で、上京する保育士もいるではないでしょうか。
例えば東京でいうと、交通手段が多く交通機関が充実しているので人気の飲食店や流行りのショップ、テーマパークなどにいつでも気軽に遊びに行けますよね。
保育士が転職で上京する際のチェックポイント
上京をする場合、就職や転職のために予め確認すべきことがあります。
そこでここからは、保育士が転職で上京する際のチェックポイントを紹介します。
- 住みたいエリアに希望の条件で求人があるかを確認
- 上京で活用できる制度があるか確認
- 早めに準備できるか確認
住みたいエリアに希望の条件で求人があるかを確認
最初に確認すべきなのは、住みたいと考えているエリアに希望の条件で求人があるかです。
住みたいエリアが特にないという場合には、エリアを限定せずに探しましょう。
自分の条件を絞り込む前に、どんな求人が出ているかどうか、ざっと確認すると、エリアごとの傾向が把握しやすいですよ。
その後、自分の希望する条件があるかを念入りに見てみましょう。
求人の調べ方には、以下のような方法があります。
・求人情報誌や新聞記事
・ハローワーク
・知り合いの紹介
★保育士専門の転職エージェントの求人サイト
この中で最もおすすめなのは、インターネット上の求人サイトを利用する方法です。理由はシンプルで、思い立ったらすぐに検索できるからです。
特に、保育士に特化した転職エージェントの求人サイトがおすすめです。
保育士人材バンクでは、
「残業なし」や「ピアノ苦手OK」など様々な条件でも検索することができます。
上京で活用できる制度があるか確認
次に確認したいのが、上京する際に使える制度があるかどうかです。
都内で働くうえでネックとなるのが、生活費の高さです。特に家賃は生活費の中で大きな割合をしめる費用のため気にされる方は多いのではないでしょうか。
実は東京などの首都圏では、国や都、区市町村などの各自治体主導で「保育士宿舎借り上げ支援事業」という保育士の家賃に一定の補助を行っている制度を実施している場合があります。また、雇用主である保育園の運営法人が、住宅手当を出しているケースもあります。
前もって、どんな制度が利用できるのかを確認しておくと、職場を決める際に役立ちますよ。
具体的な制度については「上京に役立つ制度のご紹介」で、くわしく紹介します。
早めに準備できるか確認
上京が伴う転職には、早め早めの準備が必要です。
今の仕事の行事やスケジュール、プライベートの予定などを加味して、いつまでに転職したいか、時期を明確にしておきましょう。
転職のタイミングから逆算すると、就職活動にかけられる時間が分かります。
特に、現在の居住地が都内から離れている場合、働きながら転職活動をするのは、困難です。
時間や費用の関係上、就職希望先の見学や面接をする度に何度も上京することはできないので、数日間の滞在でまとめて数か所の見学や面接を行うのが現実的になります。
働きたい職場を見つけたら、リストアップして見学や面接のできる日時を相談します。
その後、移動日数も考慮したうえで、現在の職場にまとまった休暇を申し出ましょう。
なるべく早いうちから、入念なスケジュール調整をしておけば、効率的に転職活動を進められますよ。
また、中には「WEB面接OK」の求人がある場合もあります。
わざわざ保育園に行かなくても面接ができるのは、時間や費用の節約になり大いに役立てていきましょう。
保育士が上京するメリット
次に、保育士が上京するメリットを紹介します。
今回紹介するのは、以下4つのメリットです。
- 人が多い(保育士1人に対して3〜4件の求人数がある計算)
- 待遇がいい
- 職場環境がいい
- 様々な保育の知識を学び、実践できる
上京するのに迷っている方は、自分にはどのようなメリットがあるか、考えながら読みましょう。
求人が多い
1つ目のメリットは、保育士の求人が多いところです。
「保育士が上京する理由は?」でもふれたように、東京では待機児童の受け皿を確保するために、保育所の数が増え続けています。
認可保育所の数が増えたことで、待機児童数は激減しました。しかし今も、保育士不足は解消できていません。
以下のグラフの通り、2024年1月時点で、保育士の有効求人倍率は3.12倍です。これは、全体の職種の平均1.44倍と比較して、保育士の求人数が2倍以上あることを意味します。
そんな中、東京都における、保育士の有効求人倍率は、3.86倍と、4倍近い倍率です。これは、求職中の保育士1人に対して、3〜4件の求人がある計算になります。
このように、東京は他のエリアと比べて、保育士の求人数が多い傾向にあります。
さまざまな種類、特色、雰囲気の保育所が求人を出しているので、求人数の少ないエリアと比べると、就職先の選択肢が増えるでしょう。
待遇がいい
2つ目のメリットは、待遇がいいところです。
「求人が多い」で述べた通り、東京は保育士の求人が多いエリアです。
東京都における保育士の求人有効求人倍率は4倍近く、求職中の保育士にとって「売り手市場」で、仕事を選ぶ側が有利だという状況です。
他の職種と比べると、保育士は、より待遇のいい職場や求人を求めて、就職活動ができるでしょう。
現場は保育士を強く求めているので、待遇を改善して、1人でも多い人材を確保しようとしています。
結果として、他のエリアよりも保育士の求人数が多い東京では、保育士の待遇も比較的いいといえます。
職場環境がいい
3つ目のメリットは、職場環境の良さが期待できることです。
前述したグラフの通り、東京では保育所数が増えており、認可保育所に限っても、ここ数年間で多くの保育園が開設しています。
新設された保育所は、建物を新たに建てて施設を設けたところや既存の建物を活用して、リフォームやリノベーションを経て開園しているところもあります。
新設のきれいな園で働けると、気持ちよく働けるのではないでしょうか。
また、求人によっては開園に伴うオープニングスタッフとして働けるケースもあります。
このような場合、人間関係もゼロから構築することができればフラットで良好な人間関係が築ける可能性が高いでしょう。
様々な保育の知識を学び、実践できる
4つ目は、様々な保育の知識を学び、実践できるところです。
都内ではあらゆる分野で、学会発表や研修が開催されています。時にはICT関係の最先端技術を目にすることができることもあるでしょう。
興味がある分野を学んで保育士としてのスキルをより一層高めることができるかもしれません。
保育士が上京するデメリット
ここまで、保育士が上京するメリットを紹介してきました。
保育士が東京で働くメリットは多いのですが、一方でデメリットも少なからず存在します。
例えば、以下3つのようなデメリットが挙げられます。
- 生活費の負担が大きい
- 通勤に苦労する
- 都会の生活に馴染めない可能性がある
メリットだけでなく、どんなデメリットがあるかも認識してから、本当に上京するかどうかを考えるようにしましょう。
生活費の負担が大きい
1つ目のデメリットは、生活費の負担が大きいところです。
東京は、全国で最も生活費が高いエリアです。
実際、2022年の「消費者物価地域差指数」の調査によると、東京都は全国平均の100を上回る104.7という数値で10年連続国内で最も物価が高いという結果が出ています。
項目別に見ると、住居(130.7)交通・通信(102.9)教養娯楽(105.4)の3つについて、全国の都道府県の中で最も比率が高くなっています。
出典:統計局「消費者物価地域差指数2022年(令和4年)結果」
特に住居の項目は130.7と高い数値で、生活費の中でも家賃などの住居費が大きいことが分かります。
家賃の負担を減らすためには、「上京に役立つ制度のご紹介」で紹介したような制度について知り、制度を導入している職場を探すとよいでしょう。
通勤に苦労する
2つ目のデメリットは、通勤に苦労するという点です。
特に、通勤を含め車移動が当たり前の地方から都内に引っ越しすると、通勤の負担は大きく感じられるでしょう。
都内では、駐車場の確保や費用をより一層考えなければいけません。家賃に加え、駐車場代を家計から捻出するのは簡単ではないでしょう。
一方で東京都の特に23区内では人口密度が高い分、交通網が発達していて移動するのにも、電車やバスが便利に使えます。
しかし、慣れない人にとって駅までの移動や乗り換えなど、電車やバスでの移動に不便さを感じるかもしれません。
しかもバスや電車は、通勤時間帯によく混み合います。人混みに慣れない人にとっては、慣れるまで時間がかかってしまうかもしれません。
通勤にかかる距離や時間はもちろん、利用する交通機関の混雑具合も調べてから、住む場所を決めるようにしましょう。
また、先にご紹介した「保育士借り上げ社宅制度」を使って保育園の近くに住むと公共交通期間の混雑を回避することもできますね。
都会の生活に馴染めない可能性がある
3つ目のデメリットは、都会の生活に馴染めない可能性があることです。
初めて地元を離れる場合には、家族や友人、知人など、頼れる人がそばにいない環境での都会暮らしが始まります。ホームシックに陥ってしまう人もいるかもしれません。
住み慣れた地域での生活とは違い、都会ならではの雰囲気や景観の違いは住むうちになれていくと思いますが、最初は馴染めないかもしれません。
もし上京をためらっているのなら、一度就職活動を兼ねて、東京に数日間滞在してはいかがでしょうか。上京後の生活を意識して行動してみると、都会の暮らしに馴染めそうかどうか、判断しやすくなります。
上京に役立つ制度のご紹介
ここからは、保育士が上京して転職する際に、役に立つ制度を紹介します。
具体的には、以下4つの制度があります。
- 保育士借り上げ社宅制度
- 法人独自の住宅手当制度
- 法人独自の寮・社宅制度
- 引っ越し代負担制度(法人)
自分にはどの制度が使える可能性があるか、考えながら読んでみてくださいね。
保育士借り上げ社宅制度
「保育士借り上げ社宅制度」は、保育園などの運営法人が保育士の社宅として、マンションやアパートの部屋などを借り上げ、その費用を国や自治体が補助する制度です。
国の事業として、採用から10年以内の職員に対して、1人当たり最大月82,000円までの家賃を補助できるようになっています(2024年2月現在)。
ただし家賃補助が受けられるのは、勤務先の法人がこの制度を導入している場合のみ適用することができるため、注意が必要です。
この制度は、園などの法人が主導するため、実際の運用は園の裁量に任されています。実際にどのくらいの補助がでてどのくらい保育士が負担するかについては、運営法人に確認してみましょう。
また、この制度を利用する場合、賃貸契約は法人と家主で行なうことが一般的で、物件を選べるかどうかは法人の考え方に基づきます。
法人独自の住宅手当制度
住宅手当制度は、保育園などの法人が保育士の家賃負担を軽くするために出す手当のことです。
住宅手当の一般的な相場は1万円ほどといわれており、以下のような違いで受けられるかどうかや、手当の金額が異なる場合があります。
・扶養家族がいるかどうか
・住んでいるのは賃貸物件か、持ち家か
・世帯収入はいくらか など
手当の金額自体は「保育士借り上げ社宅制度」に比べると多くありませんが、以下のような点はメリットといえるでしょう。
・自分で選んだ家に住める
・職場が変わっても住み続けられる
法人独自の寮・社宅制度
保育園などの運営法人が、独自に寮や社宅を用意している場合です。
寮の場合お風呂やトイレ共同の学生寮タイプ、戸建てに複数の職員が住むシェアハウスタイプなどがあります。
社宅の場合には、法人が所有するアパートやマンション、あるいは部屋に住むパターンが一般的です。
法人によって補助がでる金額はまちまちですが、経済的に大きな助けとなるでしょう。
ただし、以下のようなデメリットがあるので注意が必要です。
・住む部屋を選べない
・寮の場合、ほかの職員と共同生活をしなければならない
・退職したら、引っ越さなければならない
金額や条件は様々なのでしっかり確認をしていきましょう。
引っ越し代負担制度(法人)
「引っ越し代負担制度」を設けている、保育園などの運営法人もあります。
特に都内から遠く離れたエリアから引っ越してくる場合、引っ越し費用は高額になります。たとえ一人暮らしであっても、5万~10万円程度は見積もっておいたほうがいいでしょう。
分かっていたとはいえ、これから慣れない都会での生活が始まる中で、引っ越し代だけで10万円近い出費があるのは、経済的な不安がありますよね。
そんなとき、就職先の法人が引っ越し費用を負担してくれたら経済面の不安が少しでも和らぐのではないでしょうか。
この制度は法人独自のものなので、制度内容は法人によってさまざまです。中には全額補助のケースもあるので、いくらの補助が受けられるか事前に確認しておくとよいですね。
借り上げ社宅を使える求人はどこにある?
借り上げ社宅を使える求人を探すには、インターネットを活用しましょう。
インターネットの検索エンジンで「保育士 借り上げ社宅 東京都 求人」などのワードを入力して検索すると、借り上げ社宅を使える求人がヒットします。
もちろん、保育士向けの転職サービスサイトでも探せます。
保育士人材バンクでは検索項目の中に「借り上げ社宅・寮あり」「借り上げ社宅・寮(同棲OK)」「初期費用負担あり」などを検索条件として検索することができます。
エリアにも寄りますが、都内には、借り上げ社宅を用意している保育所がたくさんあります。上京するうえで、家賃などの経済面に不安があるのなら、まずは一度検索してみましょう。求人数の多さに安心できるのではないでしょうか。
【一日の生活例】東京に上京した保育士の例
これまでに紹介してきた内容を含めて、上京した保育士の、1日のタイムスケジュールを紹介します。
例として認可保育園で勤めた際に以下の条件でご紹介します。
・保育時間 7:00~19:00まで
・通勤時間は電車を使って1時間
・早番、中番、遅番のシフト制
・早番:6:45~15:45
・中番:9:00~18:00
・遅番:10:00~19:00
・残業は30分想定
早番、中番、遅番ごとにご紹介していきます。
早番の場合、7時に出勤するパターンです。通勤に1時間かかる場合には、6時前に家を出なければならないので、5時くらいには起きる必要があるでしょう。
スムーズに仕事が終われば、16時台に退勤でき、残業がある場合でも17時~18時の間に家に着くことができます。夕方の時間をゆっくり過ごせますね。
7:15 起床・準備
8:00 家を出る(電車移動)
9:00 出勤
9:30 主活動
11:30 給食
12:30 お昼寝・書き物
14:30 起床
15:00 おやつ
15:30 帰りの支度
16:00 帰りの会・自由保育
17:00 保護者対応
18:00 残業
18:30 退勤(電車移動)
19:30 帰宅
朝は7時台に起床して、19時~20時の間に帰宅ができるパターンです。
次の日が早番でも無理なく生活ができます。
8:15 起床・準備
9:00 家を出る(電車移動)
10:00 出勤・主活動
11:30 給食
12:30 お昼寝・書き物
14:30 起床
15:00 おやつ
15:30 帰りの支度
16:00 帰りの会・自由保育
17:00 保護者対応
18:00 延長保育
19:00 残業
19:30 退勤(電車移動)
20:30 帰宅
朝がゆっくりで、帰りが20時~21時になるシフトです。保育園によっては20時台まで延長保育を行なうところもありますので、起床と帰宅の時間が少し遅くなることもあります。
今回は通勤時間を1時間として想定していますが、「借上げ社宅制度」を使い園の近くに住むことによって通勤時間を大きく節約できることもできますね。
人によっては、園の近くに住みたくないという方もいると思いますので、
自分にマッチした条件で探してみることが大切です。
上京の理由は面接時どう話す?
保育士として上京して、就職する場合、面接でよく聞かれるのが「上京した理由」です。
実際にはどんな理由があるにしても、面接に受かりたいのであれば、相手に好印象や安心感を抱かせるような「前向きな理由」を答えましょう。
恐らく、保育士として上京したい方の中には、さまざまな理由をお持ちの方がいるでしょう。実際のところ、以下のような理由の方が、多いのではないでしょうか。
・東京には保育士の求人が多いから
・東京は保育士の待遇がいいから
・東京に住みたいから
とはいえ、面接で正直にこれらの理由を話しても、あまりいい印象は抱かれません。
「東京には求人が多い・待遇がいい」という理由を話せば「それなら、うちの保育所じゃなくてもいいんだな」と思われ、「東京に憧れているから」と話せば「そんな理由で?」「信用できるのか…?」と思われてしまうリスクがあります。
よって、雇用側に「長く安定して働いてもらえそう!」と思われるような、「前向きな理由」を話すのが理想です。
例えば、以下のような理由が好ましいでしょう。
- 「都内ならではのメリットを話す」
- 「(東京かどうかは関係なく)貴園の保育理念に共感しました」
- 「◯◯な保育を実践したいと考えています」
上京そのもの理由ではなく、あくまで面接を受ける「保育園(法人)を選んだ」理由が一番重要です。
この理由を話す場合、自分がその保育園を選んだ理由と相手を納得させられるだけの説明力が必要です。
保育理念や保育方針に共感したというのであれば、「どの部分に」「どんなふうに」共感したのかを、具体的に話せるようにしておきましょう。
自分の理想とする「保育士としての理想像」と併せて話すと、説得力が出ます。
・「保育の情報が集まる東京で働きたかったからです」
東京を「自分のスキルアップができる場所」だと考えて、選んだという理由です。
これから保育士として働いていくうえで、スキルをつけたり、キャリアを積んだりする希望があり、保育士という仕事に高い意識を持っているのだという、向上心をアピールできます。
このように答える場合には、併せてその保育園を選んだ理由も話しましょう。
「学会や研修など様々な学びができやすい都内中でも、貴園の◯◯な試みをしている点に魅力を感じました」というように話すと、好印象を持ってもらえるはずです。
保育士の上京まとめ
改めてこの記事のポイントを整理します。
保育士が上京する主な3つの理由は以下をご紹介しました。
- 保育士の求人が多いから
- 保育士の待遇がいいから
- 都内に住みたいから
一方で、保育士として上京するには、以下のデメリットがあります。
・生活費の負担が大きい
・通勤に苦労する
・都会の生活に馴染めない可能性がある
しかし生活費の負担の大きさには、生活していけるのか不安を覚えている方も多いでしょう。
実際に東京と他の地域を比較したとき、最もネックとなるのが家賃です。
そのため、東京にある保育園では、以下のような制度を設けているケースが多くあります。
- 保育士借り上げ社宅制度
- 法人独自の住宅手当制度
- 法人独自の寮・社宅制度
- 引っ越し代負担制度(法人)
もし家計や生活に不安があるのならば、このような制度を導入している保育園を優先して、就職活動を進めてはいかがでしょうか。
あなたの思い描く理想的な東京での暮らしが、実現できるかもしれません。
また、保育士人材バンクでは、借上げ社宅の条件順に検索をして求人を探すことができます。例えば、「借り上げ社宅・寮あり」や「借り上げ社宅・寮(同棲OK)」、法人が初期費用を負担してくれる「借り上げ社宅・寮(初期費用負担あり)」などがあり、是非一度チェックしてみてください!
5:00 起床・準備
5:45 家を出る(電車移動)
6:45 出勤
7:00 子ども受け入れ・合同室内遊び
9:00 朝の会
9:30 主活動
11:30 給食
12:30 お昼寝・書き物
14:30 起床
15:00 おやつ
15:30 帰りの支度
15:45 残業
16:15 退勤(電車移動)
17:15 帰宅