「履歴書の本人希望欄って、何を書けばいいの？」と、戸惑った経験はありませんか？本人希望欄は、一見何でも自由に書いていいように見えますが、実際にはそうではなく、細かなルールが存在します。今回は、職歴や雇用形態別に書くべき内容を紹介していきます。
目次
履歴書の本人希望欄って何を書くの？
履歴書に設けられている本人希望欄は、自分が働くうえで譲れない条件や、採用前に知っておいてほしい事柄などを、採用側に伝えるためにあります。
様式で給料・勤務時間・勤務地について希望があれば記入と記載がある場合もありますね。条件については、好きなことを好きなだけ書いた方がいいというわけではありません。
「この条件でなければ働くことはできない」というような、どうしても譲れない条件だけを端的にまとめましょう。
具体的には、以下のような内容を書くことが想定されています。
| ・入社希望日 ・勤務希望地 ・勤務時間、日数 ・勤務の制限範囲 ・連絡のつきやすい時間帯（つかない時間帯） |
ここからは、本人希望欄の書き方について、パターン別に解説していきます。
新卒で正社員希望の場合
新卒で正社員として働く場合、本人希望欄に書くことはあまり想定されませんが、仕事や働き方について、どうしても伝えておきたいことがある場合は記載する必要があるものの、待遇や給与面といった条件を書くのは、やめておいた方がよいでしょう。
もしどうしても書かなければならない内容があるなら、採用条件の範囲内で書きます。採用条件から外れた条件を書くと、それだけで採用のチャンスを逃してしまいかねません。
また、特に何も書かない場合には、空欄のままにするのは避け「貴園の規定に従います」や「貴園規定に準じます」などのように書くと良いでしょう。
転職で正社員希望の場合
今の職場から転職をして、正社員の保育士として働こうとしている人の場合です。
正社員として何年か働いた経験がある場合、働き方やライフスタイルが、ある程度固まっている場合もありますね。
書いた方がいい内容
転職活動中の場合、まだ前の職場で働いているという方が多いのではないでしょうか。
仕事と転職活動の折り合いをつけるため、以下のような内容がおすすめです。
| ・入社希望日 ⇒現職の退職手続き上、入社は◯月△日以降を希望します。 ・連絡のつきやすい時間帯（つかない時間帯） ⇒仕事の都合で、平日9～17時は連絡がとりづらくなります。 |
また、募集している勤務地が複数ある場合には、自分の希望を書いても良いでしょう。
ただし、どの園でも働ける場合には、あえて書く必要はありません。柔軟に働ける人の方が、採用側にとってはありがたい存在だからです。
書くのを控えた方がいい内容
採用条件を無視して、待遇や給与面に関する希望を書くのは控えたほうがよいでしょう。
社会人としての経験があるからといって、採用条件以上の待遇を求めるのは悪い印象を与えてしまいます。
また本人希望欄の意図を無視して、志望動機や自己PRを書くのもやめましょう。
「ルールを守れない人」「理解力の低い人」だと思われるリスクがあります。
特に希望がない場合には、「貴園の規定に従います」や「貴園規定に準じます」などのように書きましょう。
パート・アルバイトの場合
パートやアルバイトとして働こうとしている方の中には、育児や介護、学業などのさまざまな事情をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
だからこそ、パートやアルバイトとして働く場合には、本人希望欄を活用して自分の希望を採用側に伝えるようにしましょう。
書いた方がいい内容
パートやアルバイトとして働く方の中には、働き方に何かしらの制限をかけなければならない方も多いでしょう。
採用側もそれを知りたいと考えているので、以下のような内容を書くようにしましょう。
| ・勤務時間、日数 ⇒子どもの送迎があるため、15時までの勤務を希望します。 ・勤務の制限範囲 ⇒扶養内での勤務を希望します。 |
書くのを控えた方がいい内容
本人希望欄に書くべきでない内容は以下2つです。
| ・待遇や給与面に関する希望 ・志望動機や自己PR |
どうしても待遇や給与面に関する希望がある場合、採用条件の範囲内に限り、事情と一緒に面接などで話した方がよいでしょう。
志望動機や自己PRは、履歴書内の別に設けられている該当箇所で完結するほうがいいですね。
本人希望欄に書きたいことが特にない場合「貴園の規定に従います」や「貴園規定に準じます」などのように書くのが一般的です。
履歴書の書き方に不安がある場合
履歴書は、社会人なら誰もが一度は書いたことのある書類です。
1つひとつの項目はシンプルなように見えますが、何かミスがあると採用側にマイナスの印象を与えてしまうリスクがあります。
履歴書の書き方に迷ったとき、そのたびにネット検索をかけるのは大変ですよね。しかも、ネット上の情報では真偽を確かめるのも時間がかかります。
そこで転職に関するお困りごとは、転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
保育士専門のエージェントの保育士人材バンクでは、保育士の履歴書の書き方を熟知しており、丁寧な助言やサポートを受けられます。
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履歴書の本人希望欄まとめ
履歴書に設けられている本人希望欄は、自分が働くうえで譲れない条件や、採用前に知っておいてほしい事柄などを、採用側に伝えるためにあります。
ただし、採用が有利に運ぶよう、十分に注意しながら記載をする必要があります。
もし、初めての転職は不安、忙しくて求人を探す暇が無いという方は、保育士人材バンクにご相談ください。
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