保育士という仕事はやりがいを感じられる仕事ですが、その分責任の重さや仕事の多さから、異業種へ転職したいと考える方もいるでしょう。

とはいえ、そのような方からすると以下のような迷いや不安もあるかもしれません。

・「保育士以外の仕事ができるか分からない」

・「未経験の業界でやっていけるのか不安…」

そこで本記事では、キャリアチェンジを考えている保育士さんに向けて、異業種・異職種転職のメリットデメリットをご紹介します。

おすすめの転職先もいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

保育士からの転職やキャリアチェンジは難しい?

結論からお伝えすると、保育士から異業種への転職は業界がまったく異なるため、少しハードルが高くなる可能性があるでしょう。

たとえば、一般企業でのビジネススキルが前提となる業種・職種においては、希望の職種や待遇を叶えるのは簡単ではないかもしれません。

しかし、保育士としての経験が活かせる仕事はたくさんあります

保育士として保育園で働くことに限界を感じた場合は、思いきってキャリアチェンジを検討してみるのも一つの方法かもしれません。

保育士から異業種に転職する理由は?

保育士から異業種に転職する理由は?【保育士人材バンク】
保育士から異業種に転職する理由は?【保育士人材バンク】

保育士から違う仕事に転職する理由はさまざまあると思いますが、具体的にどのような理由があるのか」ご紹介します。

厚生労働省が出している令和2年の資料によると、保育士の退職理由は以下のとおりです。

保育士の異業種転職の理由

1位:職場の人間関係33.5%)

2位:給料が安い(29.2%)

3位:仕事量が多い(27.7%)

4位:労働時間が長い(24.9%)

5位:妊娠・出産(22.3%)

6位:健康上の理由(体力含む)(20.6%)

7位:結婚(18.4%)

8位:他業種への興味(15.2%)

9位:子育て・家事(13.5%)

10位:転居(11.3%)

上記のランキングを見てみると、結婚や出産などライフイベントによる理由もありますが、4位までは現職場への不満”であることが分かります。

「子どもの成長に寄り添いたい」「子どもを笑顔にしたい」など、さまざまな想いと憧れをもって働きはじめた保育士。

しかし、実際に働いてみて、理想とかけ離れた現実に「これ以上続けるのは辛い…」と感じてしまう方も中にはいるかもしれません。

また、保育士という仕事は好きでも、人間関係や働きづらさなど職場環境が合わず、退職してしまう方もいるでしょう。

【参考サイト】:厚生労働省 『保育士の現状と主な取組』

保育士からの異業種転職のメリットは?

ここからは、保育士から異業種へ転職するメリットを3つご紹介します。

保育士からの異業種転職のメリット①【収入アップが期待できる】

保育士から異業種へ転職すると、“収入アップ”が期待できる可能性があります。

厚生労働省の調査によると、保育士の年収は平均約382万円です。

一方、国税庁調査によると民間平均給与が約433万円なので、保育士の年収と約50万円の差があることが分かります。

未経験で転職する場合に、必ずしも最初から給料があがるとは限りませんが、勤続することで収入アップできる可能性があるでしょう。

参考:

【参考サイト】:厚生労働省『令和3年度 賃金構造基本統計調査』
【参考サイト】:国税庁『令和2年分 民間給与実態統計調査』

保育士からの異業種転職のメリット②【シフト勤務を避けやすくなる】

保育士は早番や遅番があることが多く、毎日決まった時間に起きられないことに負担を感じている方もいるでしょう。

また、行事などで土曜勤務があり、振替休日が取れないという職場もあるかもしれません。

保育業界はどこも人手不足を抱えている場合が多く、クラス担任をもっているとなかなか休みが取りづらいのが現状です。

そのため、「プライベートの時間がなかなかとれない」「心身ともに休まらない」という方は、異業種へ転職することで今よりもメリハリのある働き方ができるかもしれません。

保育士からの異業種転職のメリット③【心身の負担を軽減できる】

選ぶ仕事によっても変わってきますが、保育士から異業種に転職することで“心身の負担を減らせる”可能性があります。

たとえば、抱っこやおんぶなど体力が必要な保育士から、デスクワークが中心の事務職や管理職に転職すれば負担を軽減できるでしょう。

また、保護者対応などで負担を感じている場合、製造業などに転職することで、今よりもストレスを減らせる可能性があります。

職種によっては今より負担が増える可能性もありますが、「体力的にしんどい…」「気疲れしてしまった…」という方はキャリアチェンジも選択肢の一つになるかもしれません。

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保育士からの異業種転職のデメリットは?

保育士からの異業種転職のデメリットは?【保育士人材バンク】
保育士からの異業種転職のデメリットは?【保育士人材バンク】

保育士から異業種へ転職するデメリットは以下の3つです。

保育士からの異業種転職のデメリット①【待遇面などの希望が叶わないこともある】

比較的求人倍率の高い保育士と違って、人気の職種の場合、希望してもなかなか内定に至らないケースもあります。

また、求人サイトなどでいまより条件がよく見える場合でも、保育士経験のみで未経験の職種にキャリアチェンジする場合、「まずは契約社員から」「新卒と同じ給与テーブルで」という条件を出されることも少なくありません。

保育士のときに利用できていた「借上げ社宅制度」などの福利厚生がなく、手取りだと結局現在を下回る…という可能性もあるでしょう。

保育士としてのキャリアを活かせない転職を選択する場合、待遇面においてもデメリットが発生することがある点を念頭に置いておく必要があります。

保育士からの異業種転職のデメリット②【今の悩みが解消されるとは限らない】

保育士から異業種へ転職しても、今の悩みやストレスがなくなるとは限りません

職種や職場がかわっても、新たな悩みが生まれることもありますし、今よりもストレスが増える可能性も十分あるでしょう。

また、転職となればまた一からのスタートになるので、仕事や人間関係に慣れるまでは「しんどい…」と感じることもあるかもしれません。

また、未経験の職種へキャリアチェンジとなれば、仕事内容や業界の知識など一から覚えることになるのでそれなりの覚悟は必要になるでしょう。

保育士からの異業種転職のデメリット③【今のやりがいを得られなくなる】

保育士の仕事をしていると、子どもの成長を間近で感じることができます。

行事や日々の保育の中で、子どもたち一人一人の成長に携わることで、「保育士になってよかった」と実感することができるでしょう。

また、保育士は子どもの大切な命を預かる仕事です。

もちろん、責任の重さにプレッシャーを感じることもありますが、「先生が担任で良かった」「いつもありがとう」と保護者から感謝されることもたくさんあります。

責任やプレッシャーが大きい保育士はその分やりがいや達成感も大きいのです。

どの職業でもやりがいはありますが、保育士から異業種へキャリアチェンジした場合、物足りなさ”を感じてしまうこともあるかもしれません。

保育士から一般企業への転職は可能?

保育士から一般企業への転職は可能?【保育士人材バンク】
保育士から一般企業への転職は可能?【保育士人材バンク】

保育士からキャリアチェンジするとなった場合、選択肢はたくさんありますが、「一般企業への転職はできるの?」と不安な方もいるのではないでしょうか?

一般企業でも、保育士で培ったスキルや経験は役立ちます。

とくに、保育士は子どもや保護者、同僚、地域の方々などたくさんの人と関わる機会がある仕事なので、コミュニケーション能力が高い方も多いはず。

コミュニケーション能力はどんな仕事でも活かせるため、一般企業でもスキルや経験として発揮することができるでしょう。

ただし、保育士と一般企業の仕事では、仕事内容は大きく変わります

そのため慣れるまでは時間がかかる場合が多く、また未経験採用となるため、上述のとおり現在より待遇が下がる可能性もあります。

それぞれのメリットとデメリットを整理し、自分にとってより大事なことが何なのかを考えることで、選択がしやすくなるでしょう。

男性保育士の異業種転職は可能?

男性保育士の異業種転職は可能?【保育士人材バンク】
男性保育士の異業種転職は可能?【保育士人材バンク】

男性保育士さんの中には、さまざまな理由で転職を考えている方もいるでしょう。

男性保育士がキャリアチェンジを考える理由は人によって異なりますが、おもに以下のような理由が挙げられます。

  • 「さまざまな人間関係に疲れてしまった」
  • 「一般企業で働く同級生よりも給料が低い…」

もちろん男性保育士も、これまでの経験を活かして異業種へ転職することは十分可能です。

しかし、仕事を一から学び直したり、職場の人と関係性を築くのに時間がかかったりと、慣れるまでは苦労する場面も多いかもしれません。

なお、男性保育士がキャリアチェンジするタイミングは、歓迎されやすい30歳前後がベストといわれています。

男性保育士に限らないことですが、業界未経験の方が中途採用で入社する場合は、年齢が少しでも若い方が有利になることが多いと言われています。

将来的に異業種へ転職を考えている方は、幅広い選択肢の中から職種を選べるように、早めに比較検討してみるとよいかもしれません。

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公立保育園からのキャリアチェンジは?

公立保育園で働いている方の中にも、転職を考えている方がいるかもしれません。

公立保育園で働く方が転職する場合、「私立保育園で保育士を続ける」「一般企業に転職する」などのパターンがあります。

一般企業への転職は、全く新しいことに挑戦することができますが、私立保育園で働く保育士同様に、慣れるまでは難しいと感じることもあるでしょう。

一方、私立保育園へ転職する場合のメリットもあります。

私立保育園は公立保育園と違って、ルールがゆるやかだったり、独自のカリキュラムで保育をしていたりと理想の保育ができるのが魅力です。

そのため、「保育士として今よりのびのび働きたい」「公立保育園の考え方が合わない」という方は、一般企業へ転職する前に私立保育園に転職してみるのも一つです。

【年齢別】保育士からの異業種転職の注意点・ポイント!

ここからは、保育士から他業種へ転職する際の注意点やポイントを年齢別にご紹介していきます。

【20代】保育園からの転職の注意点・ポイント

20代の方が保育士から異業種へ転職する場合は、ポテンシャルに期待されることが多いでしょう。

たとえ、未経験の職種だったとしても「伸びしろがある」「長く働いてもらえる可能性がある」と判断してもらいやすいからです。

また、20代は他の年齢よりも求人数が多いため、希望に合う職種で転職しやすいというメリットもあります。

ただし選択肢が多いからといって、短期間でキャリアチェンジを繰り返すのは避けた方がよいでしょう。

20代のうちに何度も異業種へ転職を繰り返してしまうと、専門性のない経歴ができてしまい、転職の際に不利に働いてしまうこともあります。

そのため、給料の高さや漠然としたイメージで転職先を決めるのではなく、「長く続けられるか」という視点で転職活動をするのが大切です。

【30代】保育園からの転職の注意点・ポイント

30代も、20代同様にキャリアチェンジしやすいのがメリットです。

しかし、20代と比べるとこれまでの社会人経験が考慮される場合が多いため、業界・職種関係なく活かせるスキルが重要になるでしょう。

たとえば、以下のようなスキルをアピールするのがおすすめです。

  • コミュニケーション能力
  • パソコンスキル
  • 課題分析力
  • 企画提案力
  • 交渉力

30代の保育士さんの中には、後輩指導を任されたり、行事やイベントのリーダーになったりと責任ある仕事を任されることもあるはず。

業界は違っても、そのような保育経験で培ったスキルをアピールすることで、転職活動の際に有利に働くでしょう。

【40代】保育園からの転職の注意点・ポイント

40代のキャリアチェンジは選択肢が限られてきてしまう可能性がありますが、決して転職できないわけではありません。

40代でキャリアチェンジする場合は、「同業界の他業種」、「同職種の他業界」の求人を狙うのがポイントです。

たとえば、保育士の場合は以下のような職種や職場がおすすめです。

上記は、保育士としての経験やスキルが活かせるものばかりです。

介護職は関わる対象が違いますが、保育と共通している部分もあるため、保育士の経験が発揮できるでしょう。

また、保育園で主任など管理職の経験がある方は、身につけたリーダーシップやマネジメント能力を活かして一般企業で活躍できる場合もあります。

【50代】保育園からの転職の注意点・ポイント

50代で保育士から異業種へ転職する場合は、ほかの年齢よりもハードルが高くなってしまいます

もちろん50代でも転職はできますが、ほとんどの求人が「これまでの経歴を重視するキャリア採用」になるでしょう。

そのため、50代でキャリアチェンジする場合は、志望動機を明確にするのが大切です。

「興味があったから」「やってみたいと思ったから」など安易な理由ではなく、具体性のある理由付けが求められます。

その際、これまでの経歴と関連させた理由にすることで、より説得力が高まるでしょう。

なお、40代の部分でもご紹介したように、保育士経験が活かせる子どもと関わる仕事や介護職などは50代でも歓迎される可能性がありますよ。

保育士の資格を活かした転職先は?

保育士の資格を活かした転職先は?【保育士人材バンク】
保育士の資格を活かした転職先は?【保育士人材バンク】

ここまで読んで、「保育士資格をうまく活かして転職したい」という方もいるかもしれません。

保育園以外でも、保育士資格を活かせる仕事や職場はたくさんあります。

保育士の資格を活かせる【転職先】

上記の仕事は、子どもと関わる仕事になるので保育士としてのキャリアを活かすことができますよ。

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保育士からの転職【具体例】

ここでは、保育士の資格を活かして転職する具体例を7つご紹介します。

保育士(保育園)からの転職例①【放課後等デイサービス】

保育士資格や経験を活かせる仕事として、近年募集が急増しているのが「放課後等デイサービスです。

障がいをもった就学児に対して療育をおこなうため、専門性を身に付けることができる一方で、子どもに関わる知識を活かしやすく、保護者対応などコミュニケーションスキルも役立てることができる仕事です。

利用者定員も10名程度と保育園と比べて少人数で、1人ひとりの子どもと向き合うことができます。

また、「放課後等デイサービス」は児童が放課後や夏休みに利用するため、職員も早番がなく固定勤務であることが多いです。

保育士の経験を活かしながら子どもとじっくり関わりをもちたい方、不規則なシフト勤務ではなく毎朝同じ時間に起きたい方におすすめです。

保育士(保育園)からの転職例②【児童発達支援事業所】

同じ療育分野でも、より保育園での勤務をダイレクトに活かせるのが、「児童発達支援事業所」のお仕事です。

0歳~未就学児の障がいがある子どもを対象としているため、保育経験を活かしながら、子どもの成長をサポートすることができます。

「児童発達支援事業所」も放課後等デイサービスと同様、定員は10名以下であることがほとんどで、ゆったりとした雰囲気のなか子どもの成長を見守ることができます。

近年、療育を必要とする子どもは年々増えており、障がい児領域の事業所・職員数もともに増加をしています。

もし、将来的に保育園に復職したとしても、療育分野で身に付けた専門性はプラスになることが多いため、キャリアチェンジするか迷っている方にもおすすめです。

保育士(保育園)からの転職例③【認定こども園】

保育園と幼稚園の良さを併せもった「認定こども園」も、保育士経験を活かせるでしょう。

認定こども園は、子どもたちの年齢は0~6歳までと幅広く、子どもも職員の人数も多いのが特徴です。

認定こども園は今後も増えることが予想されるため、保育士経験を活かせる転職先を探している方は選択肢の一つとしておすすめです。

まだまだ施設の数は少ないため、働く保育士や幼稚園教諭も手探りという職場もあるかもしれませんが、その分園を作り上げていくやりがいを感じられるでしょう!

なお、認定こども園保育教諭として働くためには保育士資格のほかに幼稚園教諭免許も必要です。

ただし、幼保連携型認定こども園で働く場合には、片方の資格を保有している場合でも勤務可能な資格要件の特例(令和6年度末まで)がありますので確認をしてみましょう。

【参考サイト】:幼保連携型認定こども園の保育教諭の資格要件等について緩和する特例の延長

保育士(保育園)からの転職例④【企業内保育所】

「子どもとゆったりと関わりたい」という方は、企業内保育所で働いてみるというのもおすすめです。

企業内保育所とは、企業のオフィスや近隣の施設に設置された保育・託児施設のこと

その企業で働く従業員の子どもを預かり、利用者は「子どもの近くで安心して仕事できる」、「送迎の手間が省ける」などのメリットがあります。

企業の規模によっても異なりますが、預かる子どもの人数は少ない場合が多いでしょう。

そのため、アットホームな雰囲気の中で子ども一人ひとりとゆったり関われるのが魅力です。

「大規模な保育園で働くのに疲れてしまった…」という方は企業内保育所に転職してみるのもよいでしょう。

保育士(保育園)からの転職例⑤【医療保育士】

病院の小児科病棟などで働く「医療保育士」も、保育士の転職先におすすめです。

医療保育士は、怪我や病気で入院・通院中の子どもたちと関わりつつ、食事・着替え補助、遊びや勉強のサポートをします。

対象年齢は、0~18歳までと幅広いのが特徴です。

医療保育士は、入院生活のサポートや心のケアをおこなうのが仕事なので、残業や持ち帰りの仕事がありません

病気や怪我をしている子どもたちと関わるため、医師や看護師と連携しながら、細やかな気配りが求められるでしょう。

病院に直接雇用されるケースが多いので、一般的な保育園よりも給料が高めなのがポイントです。

保育士(保育園)からの転職例⑥【児童館】

保育士資格を活かして働きたい方には、「児童館」もおすすめです。

児童館とは、地方自治体や民間団体が運営している施設のことで、0~18歳未満の子どもたちが自由に利用できます。

児童館は保育園と違ってクラスがないため、連絡帳の記入や事務作業がほとんどありません

持ち帰りの仕事や残業もほぼないので、子どもとの関わりに専念できるのがポイントです。

幅広い年齢の子どもと関わりたいという方は、児童館へ転職してみるのも一つでしょう。

保育士(保育園)からの転職例⑦【介護福祉士】

保育士から、「介護福祉士」を目指すのも一つでしょう。

介護福祉士は保育士とは関わる相手が異なりますが、衣服の着脱や食事介助など「サポートする」という意味では共通点が多い職業です。

資格は異なりますが、保育の養成校を卒業した場合は履修科目が一部免除される場合もありますので検討してみてはいかがでしょうか?

【参考サイト】:厚生労働省「福祉系国家資格所有者の保育士資格取得への対応について」

保育士からの転職「志望動機」「自己PR」「面接」のアドバイス

ここでは、保育士から異業種へ転職する際に、大切な「志望動機・自己PR、面接」のアドバイスをご紹介します。

保育士からの転職【志望動機】

まず、志望動機は転職においてとくに重視されるポイントです。

担当者に、「ただ保育士が嫌になって辞めてしまったのでは?」と思われないためにも、説得力のある前向きな志望動機にしなくてはなりません。

注意すべき点は、保育士の仕事の愚痴などネガティブな内容は避けること。

その仕事への憧れや、これまでの保育士として培ったスキルを「どのように活かしたいか」という点にスポットを当て、ポジティブで具体性のある志望動機にしましょう。

保育士からの転職【自己PR】

採用担当者に、自分の魅力を知ってもらうためには「自己PR」に力を入れることが大切です。

自分の魅力がなかなか浮かばないという方は、保育士ならではの経験やスキルを強みとしてアピールするのもひとつです。

たとえば、「体力には自身がある」「相手の気持ちに寄り添いコミュニケーションをとるのが得意」など、自分が得意とする部分をアピールしましょう。

さらに、具体的な体験談を入れることで、より印象に残る自己PRになりますよ。

保育士からの転職【面接】

面接は、あなたの人柄を知ってもらうチャンスです。

緊張している中で上手く喋ろうとすると、あなたの想いは伝わりづらくなってしまいます。

そのため、自分の言葉で自然に話すことを心がけましょう!

とくに、保育士として培ったコミュニケーションスキルをアピールするためには、一問一答のような返しではなく、相手の反応にあわせて自然に返すのが大切です。

面接で聞かれるであろう質問の回答を、何度も繰り返し自分の言葉で伝えるという練習をしておくのがよいでしょう。

保育士や前の職場に戻りたい場合には?

保育士から異業種へ転職してみたものの、「やはり保育士としてもう一度働きたい」、「前の職場に戻りたい」という方も中にはいるでしょう。

職場や保育園の園長の方針にもよりますが、基本的に元の職場に出戻りすることは可能です。

一度職場を経験していることや、人柄もある程度分かっているという理由から、歓迎される場合も少なくありません。

ただし、出戻りができるのは円満退社”した場合のみになるので注意しましょう。

なお、保育士として働いた職場が合わなかったとしても、保育園や保育士資格を活かせる職場はたくさんあります。

保育園によって特色や働きやすさも変わってくるので、保育士としてもう一度働きたいとなった場合は、ほかの保育施設を視野にいれて転職活動してみるのもおすすめですよ!

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保育士からの転職のまとめ

保育士からの転職のまとめ【保育士人材バンク】

キャリアチェンジを考えている保育士さんに向けて、「異業種転職」のメリットデメリットなど、ご紹介しました。

保育士からキャリアチェンジは可能です。

ご紹介したように、職種によっては保育士のスキルや経験を活かして活躍することができるでしょう。

とはいえ、「自分一人だと不安…」「慎重に転職活動をしたい」という方もいるかもしれません。

そんな方はぜひ、転職エージェント」を活用するのがおすすめです。

また、もし「今の職場の人間関係がストレス…」「保育園の方針が合わない」という理由で、転職を考えている方は、ぜひ「保育士人材バンク」にご相談ください。

保育園といっても職場はたくさんあるため、上記の理由で保育士を辞めてしまうのはもったいないです。

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