0歳~2歳児の子どもを預かって保育をする「小規模保育園」

少人数保育になるため、「子ども一人ひとりとじっくり関わりたい」「家庭的な雰囲気の中で保育をしたい」という保育士さんに人気の保育施設です。

今回は、小規模保育園で働きたい方向けに、志望動機や履歴書の書き方をご紹介します。

小規模保育園の転職や再就職のアドバイスや、中途採用向けに面接対策もご紹介するので、ぜひ、参考にしてみてください。

目次

小規模保育園の志望動機(自己PR)の書き方・注意点は?

小規模保育園の志望動機を書く際に、注意したいことは以下の3つです。

小規模保育園の志望動機の書き方・注意点①【ネガティブな内容はNG】

小規模保育園に限らずですが、保育士の志望動機ではネガティブな内容を書くのは“NG”です。

初対面で悪口やネガティブなことを聞いて、良い印象を抱く人はいません。

仮に、前職を辞めた理由がネガティブな内容だったとしても、それをストレートに答えるのは避けるべきです。

そのため、もしネガティブな理由を伝える時は、ポジティブな言い方に変えて伝えると良い印象を与えられるでしょう。

たとえば、以下のように変換して伝えるのがおすすめです。

人間関係が原因の場合
  • のびのび働ける環境で経験を活かして働きたいから
やりがいが感じられなくて辞めた場合
  • 新しい環境でスキルを身につけたいから
給料や低くて辞めた場合
  • 評価制度が明確な貴園でキャリアアップを目指したいと思ったから

書き方一つで相手に与える印象は大きく変わるので、志望動機を書く際はポジティブな内容を意識して書くのがよいでしょう。

小規模保育園の志望動機の書き方・注意点②【他園にはない魅力を入れる】

小規模保育園の志望動機を書く際は、他園にない魅力を入れるのがポイントです。

採用担当者が知りたいのは、「どうしてうちの園で働きたいのか?」ということ。

とくに、小規模保育園はどの園も少人数保育が特徴なので、「少人数保育だから」という理由で選びがちですが、それだけでは説得力に欠けてしまいます。

少人数保育という点を志望理由にしてしまうと、「院内保育や託児所でも良かったのでは?」と思われる可能性もあるでしょう。

そのため、抽象的な理由だけでなく、自分自身の体験談や具体的なエピソードを交えて「ここで働きたい」という想いを伝えるのがおすすめです。

たとえば、保育園見学をした際に感じたことや、他の園では見られなかった魅力について触れることで、説得力のある志望動機になるでしょう。

小規模保育園の志望動機の書き方・注意点③【条件面や待遇面などは触れない】

小規模保育園の志望動機にネガティブな内容を入れるのは避けるべきと前述しましたが、他にも条件面や待遇面などは誤解を与えてしまうので入れないようにしましょう。

条件面や待遇面を志望動機に入れてしまうと、「条件ばかりで選んでいるのではないか?」「保育方針などはしっかり理解できているのか?」と採用担当者に悪いイメージを持たれてしまいます。

そのため、保育理念や保育園の雰囲気、自分の経験やスキルを活かせることなど、保育に関する理由を入れるとよいでしょう。

小規模保育園の志望動機(自己PR)の書き方【中途/例文】

中途採用の方は、以下のような志望動機を書くのがおすすめです。

【例文】中途採用

以前勤めた保育園は、規模が大きい園でした。

子どもたちの人数も多く、行事やイベントにも力を入れていたため、乳児クラスでも常に忙しく保育をしていました。

行事やイベントを通して、子どもたちが成長する姿を見れるのはやりがいがありましたが、子ども一人ひとりとじっくり関われないことに、もどかしさを感じていました。

特に、乳児期は、自分の気持ちを言葉で伝えられない分、保育士が一人ひとりと丁寧に関わることが大切だと思っています。

今回、貴園のホームページを拝見して、「あえて行事は最小限にして、日々の丁寧な関わりを大切にしている」という考え方にとても共感しました。

これまで乳児クラスで担任をもった経験を活かして、貴園で子どもたち一人ひとりと密接に関わる保育を実践したいと思い、志望いたしました。

小規模保育園の志望動機(自己PR)の書き方【新卒/例文】

新卒採用の方は、以下のような志望動機を書くのがおすすめです。

【例文】新卒採用

私は学生時代、大規模保育園で実習やボランティア活動をしてきました。

たくさんの子どもたちと関われることはやりがいもありますが、子どもたちの成長や性格に合わせて丁寧に関わりたいと思うようになりました。

そんな時に貴園の見学をさせていただき、自分が理想とする「家庭的な温かい保育」を実践されていることを知りました。

家庭的で温かな雰囲気の中で、保育士さんが一人ひとりの子どもたちと丁寧に寄り添っている姿にとても魅力を感じ、私もこんな保育を実践したいと強く思いました。

私自身保育士としてはまだまだ未熟ですが、貴園で子どもたち一人ひとりと丁寧に向き合いながら成長を見守っていきたいと思い、志望いたしました。
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【中途/例文】小規模保育園の履歴書・職務経歴書の書き方

中途採用の方向けに、小規模保育園の履歴書と職務経歴書の書き方をご紹介します。

【中途採用】履歴書の書き方

保育園の履歴書は一般的な書き方と大きな違いはないですが、押さえておくべき注意点がいくつかあるので、チェックしておきましょう。

【中途採用】履歴書の書き方
  • 履歴書の日付は「記入日」ではなく「提出日」を記入する
  • 年齢欄に「満〇歳」となっている場合は記入時の年齢を書き込む
  • 写真は3ヵ月以内に撮影したものを使用する
  • 住所は都道府県から記入してマンション名なども省略しない
  • 連絡先は連絡が取りやすい電話番号を記入する
  • メールアドレスは普段から使用している個人のアドレスを記入する

学歴を書く際は、高校卒業から記入しましょう。

もし、空欄が気になる場合は中学卒業からの記載でも問題はありません。

【例】学歴の書き方

学歴
平成▲▲3東京都立〇〇高等学校 卒業
平成▲▲4私立〇〇大学 社会福祉学部 こども福祉学科 入学
平成▲▲3私立〇〇大学 社会福祉学部 こども福祉学科 卒業

履歴書の職歴欄は、一目で概要が分かるように書くのがポイントです。

入職から退職までの時系列に沿って正しい情報を記入しましょう。

職歴の最後の行には、「現在に至る」と記入して、その一行下に右寄せで「以上」と忘れず記入してください。

(職歴の書き方例)

職歴
平成▲▲4株式会社〇〇〇〇保育園 入職              
平成▲▲3一身上の都合により退職 
平成▲▲4社会福祉法人〇〇〇幼稚園 入職 
平成▲▲3現在に至る(20▲▲年▲月▲日 退職予定) 
                          以上

免許や資格欄を書く際、自動車の普通免許を持っている場合は一番上に記載します。

それ以外の資格は取得順に記入してください。

必ず正式名称で書くようにしましょう。

子どもに携わる資格は積極的に書いてアピールするのがおすすめです。

【例】免許・資格の書き方

免許・資格
平成▲▲6普通自動車第一種運転免許 取得             
平成▲▲3保育士資格 取得
平成▲▲3幼稚園教諭第一種免許状 取得 
平成▲▲5〇〇〇〇 合格のため現在勉強中 

【中途採用】職務経歴書の書き方

中途採用の方の職務経歴書には、現在に至るまでどのような業務をおこなってきたか詳しく記入します。

業務内容だけでなく、経験を通して得られたことや学んだことなどを記載することで、自己の強みとしてアピールできるでしょう!

職歴は古い順から時系列に沿って記入します。

職務経歴書に記入する内容は以下のとおりです。

【中途採用】職務経歴書の記載内容
  • 雇用形態
  • 在籍していた時期
  • 法人・事業所の概要
  • 担当業務
  • 職務内容
  • 自己PR

【例】職務経歴書の書き方

期間業務内容
平成▲▲年4月~現在〇〇〇〇保育園配属(東京都認可保育園 職員数:25名 園児数:40名)
【雇用形態】正社員
【担任業務】0歳児クラス担任
【職務内容】・保育計画の立案や教材制作・イベント企画・保護者対応(定期的な保護者面談や育児相談など)・〇〇行事担当(計画立案・備品の準備・当日司会進行)
【業務において力を入れたこと】・保護者が子どもたちを安心して預けられるように、保育園での様子が分かる写真を掲示したり、お迎え時や連絡帳で丁寧に伝えたりした。・担任以外の保育士が保育に入った際、スムーズに子どもたちと関われるように、共有ノートを作成して子ども達の成長記録や家庭状況などを書いた。・イベントの担当になった際は、良かった点や反省点だけでなく、備品や飾りつけなどの写真を残して、次の担当者へスムーズに引き継げるように意識した。

【中途採用】自己PR

私は、0歳児クラス担任を経験しました。

0歳児クラスでは、子どもたちが安心して過ごせるように家庭的な雰囲気を作ることを心がけてきました。

また、0歳児といっても、一人ひとりの月齢によって発達のスピードが違うため、個々に合わせた関わり方を大切にしました。

さらに、0歳児クラスは毎日さまざまな成長や発見があるため、保護者の方へ保育園での様子を丁寧に伝えて、寄り添いながら一緒に成長を喜べるように配慮しました。

貴園に入職したら、乳児クラスでの担任経験を活かして、子どもたちが安心してゆったりと過ごせる乳児保育が実践できると思っています。

【新卒/例文】小規模保育園の履歴書・職務経歴書の書き方

新卒採用の方向けに、小規模保育園の履歴書と職務経歴書の書き方をご紹介します。

【新卒採用】履歴書の書き方

新卒採用の方が履歴書を書く際は、中途の場合と大きな違いはありません。

しかし、新卒採用の場合、アルバイト経験があっても職歴欄は「なし」と記入するようにしましょう。

もし、長期インターン経験がある場合は、以下のように記入してください。

【例】インターン経験がある場合

平成▲▲年▲月 株式会社〇〇〇〇(インターン)

【新卒採用】職務経歴書の書き方

新卒の場合、職務経歴書は書かなくても問題ありません。

しかし、先方から提出するよう指示があった場合は、アルバイト経験の内容を記載するのがおすすめです。

新人指導やバイトリーダーなど、就職先で活かせそうな経験やスキルは積極的にアピールできるとよいですね。

小規模保育園の志望動機(自己PR)の書き方【年齢別】アドバイス・注意点!

小規模保育園の志望動機の書き方を年齢別にご紹介します。

アドバイスや注意点をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【20代】小規模保育園の志望動機の書き方、アドバイス・注意点

20代の方が小規模保育園の志望動機を書く場合は「頑張りたいこと」や「熱意」を伝えるのが大切です。

保育士になろうと思ったきっかけを、自身の経験やエピソードを交えて伝えることで、あなたの熱意が採用担当者に伝わりやすくなるでしょう。

また、さまざまな保育園がある中で、小規模保育園に興味を持ったきっかけについても触れるのがおすすめです。

なお、学生時代に保育実習やボランティア活動などの経験がある場合は、「どのような気付きがあったのか?」「どのような保育をしたいと思ったのか?」について触れましょう。

経験したことをもとに志望動機を書くことで、説得力のある志望動機になります。

【30代】小規模保育園の志望動機の書き方、アドバイス・注意点

30代の方が小規模保育園の志望動機を書く場合は、「今までの経験をどう活かせるか?」について触れるのが大切です。

その際、以下のように具体的に伝えるようにしましょう。

  • どのような経験をしたのか?
  • どのような気付きがあったのか?
  • 転職先でどのように活かしたいか?(貢献したいか?)

また、小規模保育園の転職活動では乳児保育の経験を強みとしてアピールできます。

「乳児クラスの担任経験について」「乳児保育で意識してきたこと」など、小規模保育園に活かせる内容は積極的に書くのがおすすめです。

【40代】小規模保育園の志望動機の書き方、アドバイス・注意点

40代の方が小規模保育園の志望動機を書く場合は、これまでの保育経験やスキルに加えて、「周りを巻き込んだ経験」を盛り込むのがよいでしょう。

たとえば、新人保育士や実習生を指導した経験や、リーダーや主任としての経験があれば積極的にアピールするのがおすすめです。

その際は、「指導する際に気を付けたこと」「どのような部分に悩んだか?」「どのように解決したか?」など、経験や行動したことを具体的に伝えると説得力のある志望動機になるでしょう。

【50代】小規模保育園の志望動機の書き方、アドバイス・注意点

50代の方が小規模保育園の志望動機を書く場合は、40代同様に「マネジメント要素」をアピールするのがおすすめです。

50代の方は、未経験や異業種からの転職者を除き、保育経験が豊富な方が多いでしょう。

中には、主任や副園長を任されて、保育園の園長をサポートしてきた方もいるかもしれません。

そのため、「働きやすい環境を作るために意識すること」「日々の保育に保育理念(方針)をどう落とし込むのか?」など、保育園全体にスポットを当てた内容にするとよいでしょう。

また、マネジメント経験がない方は、異業種の場合でも保育士の場合でも、これまでの経験やスキルを積極的にアピールするのがおすすめです。

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小規模保育園の新卒の面接対策は?

新卒の方が小規模保育園採用面接を受ける際は、「どうしても貴園で働きたい」という熱意が伝わる自己紹介を考えておきましょう。

たとえば、自分が得意なことや好きなことを見つけて、保育園の特色につなげることで、「自分に合っている保育園」ということをアピールできます。

そのためにも、応募先の保育方針や働き方などを事前に情報収集しておくのがおすすめです。

また、保育園のホームページだけでなく、実際に園見学や説明会に足を運ぶのも一つでしょう。

履歴書や職務経歴書の情報をしっかり頭に入れた上で、どんなことを聞かれるのか質問を予測し、事前に練習しておくと安心ですね。

小規模保育園の採用面接で、新卒の方が聞かれやすい内容は以下のとおり。

【新卒】面接で聞かれやすい内容
  • 自己紹介
  • 自己PR
  • 志望動機
  • 長所や短所
  • 保育士になろうと思ったきっかけ

保育士としての経験がない新卒の場合、経歴やキャリアよりも、人柄や熱意を確かめる質問が多いでしょう。

事前に何度も練習して、当日は落ち着いてスムーズに答えられるようにしましょう。

小規模保育園の転職や再就職時の面接対策は?

小規模保育園の転職や再就職時の面接対策も、基本的には新卒の場合と一緒です。

しかし、転職や再就職時の場合は、「前職を辞めた理由」について深く聞かれる可能性があります。

ここで注意しなくてはならないのが、ネガティブな印象を与えない伝え方をすることです。

たとえば、人間関係が上手くいかずに辞めた場合も、そのまま伝えてしまうと、「職員と円滑なコミュニケーションをとれない人なのでは?」と判断されてしまう可能性も。

また、体調を崩して辞めた場合も、それだけを伝えてしまうと「転職後も体調を崩してすぐに辞めてしまうのでは?」と不安を与えてしまう可能性があります。

そのため、志望動機と同様にできるだけポジティブに変換して伝えるのが大切です。

「以前は〇〇だったけど、今はこうしていきたいと考えている」というのを前向きに伝えると好印象でしょう!

なお、「転職回数が多くて説得力のある理由が思いつかない」「一人だと転職活動が不安」という方は、転職エージェントに相談するのも一つですね。

小規模保育園の志望動機や履歴書の書き方のまとめ

小規模保育園の志望動機や履歴書の書き方をご紹介しました。

小規模保育園は0~2歳までの乳児を少人数預かるため、子どもたち一人ひとりに寄り添った保育が求められるでしょう。

そのため、乳児保育の経験がある方は経験やスキルを強みとしてアピールできます。

また、保育経験がない方やブランクがある方でも、これまでの経験や保育に対する前向きな熱意を伝えることで、採用されやすくなるでしょう。

今回ご紹介したポイントや注意点を参考にして、採用担当者に自分の熱意が伝わる志望動機を作ってみてくださいね。

もし、「働きながら転職活動をするのが不安…」「志望動機や面接対策が不安…」という方は保育士人材バンクにご相談ください

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